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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

ペンドルが社債ETF連動トークン「FLHYon」に対応。イーサリアム上に2026年12月満期の利回り取引市場を開設する方針

分散型金融(DeFi)の利回り取引プロトコルであるペンドル(Pendle)は、米資産運用会社フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が運用する高利回り社債ETFに連動したトークン「FLHYon」への対応を開始しました。同市場はイーサリアム(Ethereum)上で公開されており、満期日は2026年12月10日に設定されています。実世界資産(RWA)のトークン化基盤を提供するオンドファイナンス(Ondo Finance)との連携によるもので、伝統的な高利回り社債の利回りをオンチェーンで取引できる環境が整いました。

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監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

トークン化ETF「FLHYon」の設計と原資産の特徴

FLHYonは、フランクリン・テンプルトンが運用を手がけるアクティブ運用型ETF「フランクリン・ハイイールド・コーポレートETF(FLHY)」に連動するトークンです。実世界資産(RWA)のトークン化を手がけるオンドファイナンスが、その発行基盤を提供しています。

原資産であるFLHYは、高水準の利息収入の獲得を主な目的としつつ、値上がり益の追求も目指す金融商品です。純資産の少なくとも80%を高利回り社債やそれらへの投資機会を提供する商品に投資しており、分配金は毎月支払われる設計となっています。

トークン化されたFLHYonには、FLHYの価格変動と税引き後の分配金の価値が反映されます。ただし、FLHYon自体はETFそのものではなく、保有者に原資産であるETFの保有権や受領権を付与するものではない点には留意が必要です。なお、オンドファイナンスは3月25日にフランクリン・テンプルトンとの提携を発表しており、FLHYを含む5本のETFをトークン化してブロックチェーン上で提供する方針を示していました。

ペンドルによる元本と利回りの分離取引

ペンドル上で公開されたFLHYonの市場では、利回りを生む資産が元本部分と将来の利回り部分に分離されます。元本部分は「プリンシパル・トークン(PT)」、将来の利回り部分は「イールド・トークン(YT)」としてそれぞれ独立して取引されます。

この仕組みにより、投資家は自身の運用目的に応じたポジションを取ることが可能です。PTを購入して満期まで保有すれば、あらかじめ利回りを確定させる固定利回り戦略を実行できます。一方でYTを売買すれば、満期日である2026年12月10日までに生じる利回りの変動リスクを引き受けた積極的な運用を行うことができます。

ポイント

  • 分散型金融プロトコルのペンドルが、フランクリン・テンプルトン運用の社債ETF連動トークン「FLHYon」の取引市場をイーサリアム上に公開した点
  • 実世界資産(RWA)のトークン化を行うオンドファイナンスが基盤を提供し、原資産の価格変動と税引き後分配金の価値を反映している点
  • 2026年12月10日の満期に向けて、トークンの元本部分と将来の利回り部分を分離して取引できる環境が整備された点
  • 伝統的な金融商品である高利回り社債の利回りに対し、オンチェーン上で固定利回りの獲得や金利変動への投資といった多様な戦略が可能になった点

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