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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

SlowMistがUdeskスクリプト内の不正コードを検出。データ収集の対象は3つのサイト固有ルールを超える規模に拡大

ブロックチェーンセキュリティ企業とされているSlowMistは、Udeskのスクリプト内にデータ窃盗および暗号資産アドレスのすり替えを行う悪意あるコードを検出したと報告しました。検出されたペイロード(悪意あるコードの実行部分)は、画面上に表示された暗号資産の入金アドレスとクリップボード等にコピーされたアドレスの双方を改ざんする機能を備えています。さらに、不正なデータ収集の対象はあらかじめ設定された3つのサイト固有ルールを超えて広範囲に及んでいることが判明しました。送金時の目視確認をすり抜ける手口であり、サードパーティ製スクリプトを通じた重大なセキュリティ脅威として警戒されています。

監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

表示とコピーのアドレスを同時に書き換える改ざん手口

SlowMistの調査により、カスタマーサービスシステム関連とされているUdeskのスクリプト内に、情報窃盗および暗号資産入金アドレスのすり替えを狙う不正コードが発見されました。

このペイロードは、ウェブページ上に表示される暗号資産の入金アドレスを書き換えるだけでなく、ユーザーがコピーした入金アドレスの文字列も同時に改ざんする能力を備えています。

一般的に暗号資産の送金時には、画面上のアドレスとコピーしたアドレスを照合する確認が行われますが、双方が同時に書き換えられることで、ユーザーが異常に気付かないまま攻撃者のアドレスへ送金してしまう危険性が高いと見られます。

3つのサイト固有ルールを超えて広がる情報収集

今回確認されたコードは、暗号資産アドレスの改ざんのみならず、データの不正収集も広範囲に実行します。

入力テキストによると、このペイロードによるデータ収集の範囲は、サイトごとに設定された3つの標的化ルールを超えて拡大しているとされています。

あらかじめ指定された特定の3サイトにとどまらず、より広範な領域からデータが収集されている可能性があります。外部から読み込まれるスクリプトを経由した攻撃は、サービスを導入しているプラットフォームやその利用者に広く影響を及ぼすため、セキュリティ管理における重要な課題となります。

ポイント

  • SlowMistがUdeskのスクリプト内からデータ窃盗および暗号資産アドレスをすり替える不正コードを検出した点で注目されます。
  • 画面に表示されるアドレスとコピーされるアドレスの双方が改ざんされるため、目視による照合作業をすり抜けて資産流出を招く危険性があります。
  • データ収集の範囲が3つのサイト固有の標的化ルールを超えて広がっており、広範囲な情報流出につながっている可能性がある点で警戒されています。
  • サードパーティ製の外部スクリプトに起因する改ざんリスクが、暗号資産取引の安全性を直接脅かす実例として重要視されます。

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