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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

Myriadが管理者ウォレット侵害で10の予測市場を無効化。攻撃前価格に基づく自動返金を実施する方針

予測市場プラットフォームのMyriadにおいて、管理者権限を持つウォレットが侵害されるインシデントが発生しました。この事態を受け、同プラットフォームは影響を受けた10件の予測市場を無効化する決定を下しました。プラットフォーム側は、対象となった市場の双方のポジション保有者に対し、攻撃前の価格に基づいて自動返金を行う方針を提示しています。分散型プラットフォームにおける管理者権限の管理体制が市場の正常性に直結することを示す事例として注目されます。

監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

管理者ウォレット侵害と市場無効化の対応

Myriadにおいて内部の管理者ウォレット(管理権限を持つアドレス)が侵害される事態が発生しました。プラットフォーム側はこの不正操作への対処として、関連する10件の予測市場を無効として扱う決定を下しました。外部の報道などによると、Myriadは暗号資産を活用して様々な事象を対象に取引を行う予測市場プラットフォームであり、今回の対象となった市場はBNB Chain上で展開されていたとされています。侵害された管理者権限が悪用されたことで、市場の結果判定に直接的な支障が生じたとみられます。

攻撃前価格に基づく保有者への自動返金方針

市場の無効化に伴い、Myriadは対象市場の取引参加者に対する補償方針を明らかにしました。影響を受けた10市場における双方のポジション保有者に対し、攻撃前の価格に基づく自動返金が約束されています。ただし、すでに請求・受け取りが行われた獲得賞金がある場合は、その金額が返金総額から差し引かれる仕様となっています。不正な決定によって歪められた結果を一度リセットし、攻撃直前の市場状態でポジションを清算することで、参加者間の不公平を最小限に抑える狙いがあるとみられます。

ポイント

  • Myriadが管理者ウォレットの侵害を受け、10件の予測市場を無効化する措置を実施
  • 影響を受けた市場の双方のポジション保有者に対し、攻撃前の価格に基づいた自動返金方針を提示
  • 既に請求された獲得賞金がある場合は返金額から控除される設計
  • 予測市場における管理者権限のセキュリティ管理の重要性と、不正発生時の介入対応のあり方を示す事例として注目されます

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