初めてNFTを購入する際にOpenSeaを使用する方が多いかと思います。
「NFTを購入するだけなら簡単でしょ?」と思っていると、危ない目に逢ってしまう可能性があります。
そこで、今回はOpenSeaを使用する上で注意すべき点を紹介していきます。
- OpenSeaのサイトが本物かどうか確認する
- 販売中のNFTが偽物でないか確認する
- Hidden内の身に覚えのないNFTには触れない
- NFT購入時のガス代を確認する
OpenSeaを安全に使用するためにもぜひ、最後までご覧ください!
OpenSeaの偽サイトでないか確認する
OpenSeaの偽サイト、前回と今回広告枠で表示されたもの両方載せておきます。右が旧左が新偽サイト。新偽サイトはアドレスが明らかに異なるのでまだ見分けはつきやすいですが、サイト構成は本家と変わらないので間違える可能性はゼロでないです。 pic.twitter.com/rmhYlGDVFQ
— 種蒔き???⛺️ Pixiz (@7805SW) October 11, 2021
OpenSeaを使用する上で1番最初に注意すべき点は、アクセスしたサイトが本物のサイトかどうかです。
OpenSeaの偽サイトにアクセスしやすいシチュエーションは、検索エンジンを使用したときに検索結果の広告枠や、検索結果自体に偽のサイトが紛れていて、それに気づかずアクセスしてしまう時です。
偽のOpenSeaのサイトは本物と見た目が酷似していることも多く、ぱっと見では気づくのが困難です。
偽のOpenSeaにアクセスするのを防ぐためにも、1度本物のOpenSeaへアクセスしたら、そのサイトをブックマークやお気に入りに追加して、毎回そこから直接アクセスするようにしましょう。
また、本物のURLを覚えておくのも効果的です。
OpenSeaの公式サイト:https://opensea.io/
販売中のNFTが盗品でないか確認する
OpenSeaで販売されているNFTが盗品であるかを確認する方法は下記のとおりです。
- 購入を考えている作品一覧から1つ作品をクリックする
- 「Item Activity」を確認する
- 「From」または「To」の「ユーザー名の隣」に赤いチェックマークの有無を確認
この方法で、上記の画像のように赤いチェックマークがある場合、そのNFTは、赤いチェックマークのあるアカウントによって過去に盗まれたNFTである可能性が非常に高いです。
もし、盗品のNFTを購入してしまうとご自身のOpenSeaのアカウントがBANされてしまう可能性があるので注意しましょう。
盗品は作品のフロア価格(最低価格)付近にて、販売されていることが多いという点も覚えておいてください。
また、盗品のNFTを100%回避することは困難であるため、もし購入してしまった場合は、作品の公式Discordにて運営者に1度対応について伺ってみることをオススメします。
販売中のNFTが偽物でないか確認する
⚠️注意⚠️拡散希望⚠️
OpenSeaにNAMAIKI GIRLSの偽コレクションが現れました
本物のNAMAIKI GIRLSは
⚡️クリエイター名「Shunbow」
⚡️一次流通完売中
⚡️total volume 2.3
です!偽物コレクションからは絶対に購入しないでください
すぐ対策します!! pic.twitter.com/DFqljOLbw4— NAMAIKI GIRLS⚡️NMIK (@namaiki_girls) July 3, 2022
OpenSea上で、は本物のNFTと全く同じ見た目の偽物のNFTを販売しているScammer(詐欺師)が存在します。
販売されているNFTが偽物かどうかを判別する方法は、まず最初に「NFTのコレクション名」や「クリエイター名」が公式のものと合致しているかどうかを確認しましょう。
続いて、NFTのオーナー数 (Owners)や、これまでの総取引額 (Total Volume)がおかしくないかも判断基準になります。
これらの数字は簡単に操作できるものではないため、明らかに公式の情報とこの数字が食い違っている場合は偽物の可能性が高いです。
また、そもそもとして偽物のNFTの購入URLを踏まないためにも、NFTプロジェクトの公式TwitterやDiscord内で貼られているOpenSeaへのリンクから購入ページへ遷移するようにしましょう。
Hidden内の身に覚えのないNFTには触れない
Openseaにて作品を購入したり、GIVEAWAYキャンペーン等でゲットしたNFTをエアドロップしてもらったりすると、OpenSea上のHidden(非公開のコレクション)という場所に入っています。
その時、自分のコレクション(所持しているNFT)の一覧に見知らぬ人から送られてきた身に覚えがないNFTが存在することがあります。
これらはすべてScam (詐欺) NFTと言われるものです。
このNFTを「お!ラッキー!ただでNFTがもらえた!」と思って、Collectedに移したり、販売しようとすると、あなたのOpenSea内のNFTやウォレット内の仮想通貨が盗まれてしまう可能性があります。
2022年7月現在、このScamに対してユーザーができる効果的な対処法は「絶対に触れない」以外ありません。
「自分が購入した」や「エアドロップしてもらった」といったような覚えがないNFTについては、何があっても放置するようにしましょう。
NFT購入時のガス代を確認する
NFTを購入するときには、ガス代という購入手数料が発生します。
このガス代を事前をNFTの価格とは別に準備しないと、NFTを購入することが出来ません。
では、「ガス代が一体いくらなのか?」というと実はガス代は一定ではなく、時間帯によって変動します。
場合によっては、NFT自体よりもガス代の方が価格が上回ってしまう、ガス代が高くて準備資金が足りなくなるといった事態になりかねません、
そのためにも、NFTを購入するときには必ずその時のガス代がいくらであるかを確認する必要があります。
OpenSeaでNFTを購入する際のガス代は、「EtherscanのEthereum Gas Tracker」にて確認することをオススメします。
Ethereum Gas Tracker:https://etherscan.io/gastracker
また、購入時以外絵OpenSeaにてGAS代が発生するのは下記のとおりです。
- 初めて作品を出品するとき(販売者)
- オークションを取りやめるとき(販売者)
- 固定価格での販売をキャンセルするとき(販売者)
- オファーを承諾するとき(販売者)
- NFT情報をIPFSに保存するとき(販売者)
- Giveaway等でエアドロップするとき(販売者)
- NFTを固定価格で購入するとき(購入者)
- ETHからWETHに交換するとき(購入者)
- イーサリアムチェーン上のETHからポリゴンチェーン上のETHに変換するとき(購入者)
ガス代についてより詳しく知りたいという方は、下記の記事の「ウォレット使用時にはGAS代を確認する」をご覧ください。
OpenSeaでNFTを購入する際の注意点のまとめ
今回様々なOpenSeaを使用する上での注意点を紹介してきましたが、どれもしっかりと対策ができていれば回避することができるものばかりです。
OpenSeaの初心者の方は、ぜひ今回の記事を参考にした上でOpenSeaを使用してみてください。
また、慣れてきたときにも油断が生まれやすいので、初心を忘れずにNFTを楽しんでいきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
下記の記事では、NFTやNFTゲームの情報収集のためにTwitterを使用する際に注意したい点について紹介しています。
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