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NFTの二次創作とは?販売は違法?著作権についてなど詳しく解説!

nft nijiriyou NFT

※本サイトは掲載するECサイト等での購入実績に基づいて一部報酬を受領しています。

ブロックチェーン技術の登場によってデジタル作品の売買が可能になり、拡大傾向にあるNFT市場。

オリジナルの作品だけでなく二次創作で制作された作品も出品され、大きな注目を集めていますね。

今回Pacific Meta マガジンでは、NFTの二次創作について以下の内容をお伝えします。

  • NFT・二次創作の概要
  • 二次創作のNFT化について
  • NFTの二次創作活動のやり方
  • 二次創作した作品の著作権について

二次創作を許可しているNFT作品も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください❗️

YATARO
YATARO
ぜひ最後まで読んでいってやー!

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NFTとは

そもそも「NFT」とはどういうものなのでしょうか。

この項目では、NFTについて基本的な概要について解説します?

デジタル作品に対して証明書の役割をもつトークン

NFTとは、「Non−Fungible Token」の頭文字を取って作られた言葉で代替できないトークンのことを指します。

データの管理に仮想通貨取引に使用されるブロックチェーン技術を用いることで、デジタルデータのコピーや改ざんを防止。
そのデジタル作品が唯一無二のものという証明書や鑑定書としての役割も担います。

これまで、デジタル作品は違法なコピーや改ざんがし放題で、固有の資産として扱うことが困難でした。
しかし、NFTの登場によって唯一性が保証され、資産としての新しい価値を持つようになっています。

デジタル作品をNFT化することで販売が可能

作成したデジタル作品は、各NFTプラットフォームで出品することでNFT化することが可能です。

NFT化されたデジタル作品は転売も可能なため、人気が出れば高額で取引されるようになります

2021年には、日本の小学3年生の男の子が学校の課題で作成したピクセルアートが数百万円の価値で取引されるようになり、大きな話題になりました。

誰でも簡単に参入できるという側面もあり、デジタル作品を扱ったNFT市場は新しい市場として今後の発展が期待されています

YATARO
YATARO
数億円相当の仮想通貨で取引される作品もあって驚きやなー!

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二次創作とは

続いて「二次創作」についての説明をしていきます。

二次創作とは、既存の作品や表現を元にして二次的に創作された作品や創作活動のこと
日本では同人文化の一形態として高い人気があり、アニメやゲームのキャラクターを元にしたファンアートや同人誌などが盛んに制作されています。

その他にも、既存の楽曲をアレンジして制作されたリミックス楽曲や、漫画を元にした小説作品なども二次創作にあたります。

現在、ネット上などで見られる二次創作物は、権利者の許可を得ずに制作されているものが大半です。
著作権などの法律に違反していると考えられる部分もあり、権利者が黙認することで成り立っている法律的にグレーゾーンの文化ともいわれています。

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二次創作した作品のNFT化は原則禁止

それでは、二次創作した作品をNFT化することはできるのでしょうか?

ここからは、二次創作活動と法律の関係について詳しく解説します?

二次創作そのものが法律に違反する危険がある

二次創作には、必ず元となる原作が存在します。

原作の作者(著作者)がその作品に対する著作権を保有しており、その作品に登場する設定やキャラクターがどう扱われるかを決めることができます。

著作者の許可なく二次創作物を制作することは、勝手に元作品の改変や模倣をすることになるため著作権の侵害にあたる行為です。

ただし、著作権の侵害は著作者が訴えることで罪に問われる親告罪に該当します。
そのため、著作者が黙認しているうちは罰則を受けることはありません。

逆を言えば、著作者が訴えることで罪に問われる可能性もあるということです。

許可なく行う二次創作活動は著作者の黙認の上で成り立っているということを頭に入れておきましょう。

NFTに関する二次創作活動は著作権の侵害

上記のように、NFTに関する二次創作活動も許可無しで行うことは著作権の侵害に該当します。

それでは、二次創作活動で侵害する可能性のある法律について、より詳しくみていきましょう?

参照|著作者の権利の内容について – 文化庁

著作権とは

著作権とは、知的財産権の一種で作品(著作物)を創作した人(著作者)が保持する権利のことです。

著作者の名誉と利益を守るための法律であり、大別すると著作者人格権と著作者財産権の2つに分けることができます。

許可のない二次創作は、著作者財産権の翻案権・同一性保持権・複製権・公衆送信権などの侵害にあたる行為とみなされる可能性があります。

翻案権:著作物を改変する権利

翻案権(ほんあんけん)とは、著作物を改変することができる権利のこと。
著作者が所持する権利であり、第三者に譲渡することも可能です。

著作権法では、原作を脚本にする(脚色化)、映像化する(映像化)、文章を要約する(ダイジェスト化)などが「翻案」という行為にあたります。
翻案かどうか判断するポイントは、原作のイメージや特徴を残しているかどうかという点です。

二次創作はどの作品をベースにしているか判断できるものが多く、ほとんどが翻案に該当すると考えてよいでしょう。
つまり、著作者に許可を取らずに二次創作物を制作することは翻案権の侵害にあたる行為といえます。

同一性保持権:著作物に対するイメージを保つ権利

同一性保持権とは、著作物に対するイメージを保つ権利のことです。
著作者の意向に反するような原作の改変は、同一性保持権を侵害している可能性があります。

二次創作では、原作をパロディ化したり、成人向けの同人誌なども数多く制作されていますが、これらの二次創作物を不快に思う著作者の方もいるでしょう。

作品やコンテンツによっては、同一性保持権の観点から、特定のジャンル(主に成人向け)の二次創作を明確に禁止しているケースもあります。

複製権:著作物を複製する権利

複製権とは、その名の通り著作物を複製するための権利のことです。

創作性のない模写やトレースといった行為が、複製権の侵害に該当します。

複製権は、私的利用(個人で楽しむ、家庭内や友人に見せる程度)であれば権利の侵害にはあたりません
ただし、ネットで不特定多数に公開するなどの行為は、その限りではないことを覚えておいてください。

公衆送信権:インターネットで作品を送信・配信する権利

公衆送信権とは、インターネットなどで作品を送信したり配信するための権利のことです。
権利のない著作物をネット上で公開することは公衆送信権の侵害となります。(違法アップロード)

二次創作で作られた作品であっても、原作の著作性が確認できるものであれば公衆送信権の侵害にあたります
SNSなどでよく目にするファンアートなども、著作者の許可を取っていなければ法律上では違法アップロードに分類されるということを認識しておきましょう。

著作権法上違法にならないケース

二次創作が法律上違法であるケースが多いという現状があるいっぽう、違法にならないケースも存在します。

ここからは、 著作権上違法にならないケースについて紹介します。

非営利等の私的利用

著作権法では、著作物の私的利用のための複製・翻案を認めています

私的利用とは、非営利や仕事以外の目的のために使用することです。
また、使用する範囲も家庭内や友人間など、限定的なものと定められています。

著作者の許可を得ずに作成した二次創作物であっても、私的利用の範囲で楽しむことは違法ではありません。

参照|著作物が自由に使える場合 – 文化庁

著作権者の許諾を得ている

著作権者や著作権管理団体の許諾を得て二次創作活動をすることは、著作権の侵害にはあたりません

許諾は口答でも構わないとされていますが、後でもめないように文章などで残しておくのが賢明です。

参照|著作物の正しい利用方法 – 文化庁

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著作権者の許可が出ている作品の二次創作は可能

著作物の中には、著作権者が作品の利用を許可しているケースも存在します。
許可作品であれば、誰でも自由に二次創作することが可能です。

ガイドラインを公表して二次創作を許可している作品もある

近年ではSNS上などでより活発化している二次創作活動に対し、ガイドラインを設ける作品も増えてきています。

ガイドラインの範囲内であれば二次創作が許可されますが、ガイドラインを大きく逸脱するような二次創作については法的措置が取られるケースも

特に、二次創作が活発な人気作品や作品の二次創作活動を推奨している作品は、二次創作に関するガイドラインを公開していることが多いです。

ガイドラインがない場合は基本的に禁止(著作権者に確認が必要)

ガイドラインが設けられてない作品は、基本的に二次創作を許可していないと考えましょう

本来であれば、ガイドラインのない作品は著作者に直接許可を取る必要があります。

しかし、ガイドラインがなくても著作者に断りなしに作られる二次創作物がとても多いというのが現状です。

YATARO
YATARO
許可なしの場合、著作権者が異議申し立てをすれば作品の公開を中止するだけでなく、法的に罪に問われることもあるで!

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二次創作を許可しているNFT作品

一般アニメやマンガなど、商業作品の二次創作をNFT化することは、まだまだ難しいというのが現状です。
しかし、NFT作品の中には自由に二次創作をすることができ、NFT販売も許可しているプロジェクトが増えてきています。

この項目では、二次創作を許可しているNFT作品を紹介します。

各作品の特徴を簡単に紹介していきますので、NFTの二次創作に興味があるという方は是非目を通してみてください❗️

CryptoNinja NFT

ジャンル NFTコレクション
プロデューサー ikehaya さん
デザイナー Rii2/リツ さん
公式HP NinjaDAO | CryptoNinja NFT
リリース日 2021年9月20日

CryptoNinja NFT(以下 CryptoNinja)は、2021年9月にリリースされた国内で最も人気の高いNFTコレクションです。

2022年9月現在、合計で33体のキャラクターが存在し、各キャラクターを33人のオーナーが保有しています。

CryptoNinjaの特徴は、二次創作(ファンアート)でのマネタイズが許可されている点です。

制作したイラストやアバターをNFT化して販売することも可能。
ライセンス料は発生せず、誰でも自由にCryptoNinjaの二次創作活動に取り組めます。

公式Twitterのフォロワー数は約4万人。
これまでに発表されたファンアートは2,000以上と、国内のNFT二次創作シーンで最も大きな盛り上がりを見せるプロジェクトとなっています。

万象森羅

ジャンル 創作シェアワールドプロジェクト
デザイナー 姉太郎 さん
公式HP 万象-森羅—PARADIGM SHIFT ALL CREATIONS
リリース日 2021年10月21日

万象森羅とは、2021年11月にリリースされた、創作シェアワールドプロジェクトです。

二次創作活動を応援するという背景から生まれたプロジェクトであり、「版権フレンドリー」という理念を提唱
誰でも自由に二次創作活動ができるだけでなく、発表された二次創作物を元にしたさらなる二次創作活動も推奨しています。

他のクリエイターがデザインしたキャラクターイラストにストーリーを設定するなど、クリエイター同士の共有オリジナル作品の創造を可能にするプロジェクトとして注目されています。

CryptoNeck

ジャンル NFTコレクション
デザイナー どうぶつ さん
公式HP CryptoNeck
リリース日 2021年10月20日

CryptoNeckとは、クリエイターのどうぶつさんが発表しているNFTコレクションです。

キリンをモチーフにしたキャラクターのコレクションで、ポップでカラフルなキリンたちが目を引きます。

2021年10月20日に#1が公開され、2022年9月現在は42体のコレクションが登場。
どのコレクションも一次販売は即売り切れと、高い人気を誇っています。

CryptoNeckは二次創作を募集しておりNFTでの販売も可能です。

Brabies

デザイナー ハルノキ さん
公式HP ぶらびーず(Brabies)
リリース日 2021年11月15日

Brabies(ぶらびーず)は、2021年11月15日に始動したNFTコレクションです。
同年12月1日からOpenSeaにてNFTの販売を開始しています。

デザイナーは、様々なプラットフォームで活動するハルノキさん。
キュートで可愛らしいアニマル調のキャラクターたちが人気です。

Brabiesは、ルールの範囲内であれば、二次創作・NFT販売も許可されています
気になる方は公式HPで公開されている二次創作ガイドラインをチェックしてみてください。

SoudanNFT

ジャンル NFTコミュニティ
公式HP SoudanNFT

SoudanNFTとは、NFTクリエイターとコレクターのために創られた日本最大級のNFTコミュニティです。

その名前が示す通り、誰でもNFTに関する相談をすることができる場所がコンセプト。
NFTの初心者から熟練者まで、多くのクリエイター・コレクターが集っており、NFTについてのアドバイスを受けることができます。

Love Addicted Girls(LAG)、AstarPrinceという2つのプロジェクトでは、二次創作に関するガイドラインが設けられており公式やホルダーへの許可なく二次創作や作品のNFT化が可能

また、公式キャラクターのソーニャ&ダーニャちゃんも著作権ガイドラインの範囲内であれば、二次創作が許可されています。

SakuraGirls

ジャンル NFTコレクション
デザイナー Sakura Yukimizu さん
リリース日 2021年11月(詳細は不明)

SakuraGirlsは、日本の現役芸大生であるSakura Yukimizu さんが発表しているNFTコレクションです。

一人ひとりのキャラクターがコンピューターで生み出されたジェネレーティブアートのコレクションで、ドットで可愛らしく表現されたポップでレトロな女の子たちが揃います。

二次創作・ファンアートの制作も原則OKで、NFT販売も可能。
詳しくはTwitter記載のガイドラインから確認してください。

YATARO
YATARO
いろいろなNFTプロジェクトが二次創作を許可しているんやなー!

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NFTの二次創作活動のやり方

ここまで記事をご覧になってNFTの二次創作に興味を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここからは、基本的なNFTの二次創作活動のやり方について解説します。

誰でも参加できるのがNFT二次創作の魅力です。
気になる方は、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか❗️

①二次創作ガイドラインを公表している作品を見つける

まずは二次創作のベースとなる作品を見つけましょう。

二次創作の作品をNFT化するには、著作者の許可が必要になります。
著作者から直接許可を得る方法もありますが、最初は二次創作ガイドラインを公表している作品をベースにするのがおすすめです。

二次創作ガイドラインで二次創作・NFT化が許可されている作品であれば、直接著作者と交渉する必要はありません。

ガイドラインを確認する際は、自分の制作したい作品がガイドラインの範囲に収まっているかの確認もしておきましょう。

YATARO
YATARO
成人向けの二次創作などは禁止しているガイドラインも多いので注意が必要やで!

②NFT用の二次創作の作品を制作

ベースとなる作品を選んだら、NFT用の作品を制作しましょう

このとき、制作する作品がガイドラインを逸脱していないかという点に注意が必要です。

「イメージを損なうものは禁止」といった判断が難しいガイドラインも多いため、あまり過激な作品は避けるのが無難でしょう。

③NFT化する前に作者に報告

二次創作で制作した作品をNFT化する前に作者に報告しましょう

場合によっては、作品を見せてほしいと言われることもあると思います。
作者と円滑なコミュニケーションを取ることを心がけて、無用なトラブルを防ぐようにしましょう。

ただし、ガイドラインで連絡不要という記述があれば、著作者に報告する必要はありません。

④NFTマーケットに出品して販売

作者への報告が済んだら、NFTマーケットプレイス(NFTマーケット)に制作した作品を出品しましょう。
出品することで、作品をNFT化することができます。

NFTマーケットとは、NFT作品を取引できるプラットフォームのことです。
マーケットには多くの種類があり、それぞれ取り扱い作品の形態や手数料、取引通貨が異なります。

NFTの二次創作活動はマーケット選びも重要です。
いろいろなNFTマーケットに触ってみて、自分の環境に最適なものを選んでください。

YATARO
YATARO
いきなり高額で出品するのではなく、販売が期待できる数百円程度から出品してみよう!

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二次創作NFTの支援サービス「ニジソー」とは?

2021年10月、NFTの二次創作活動を支援するサービス「ニジソー」が誕生し、大きな話題を集めました。

ニジソーは、すでにNFTの二次創作活動をしている方だけでなく、これから始めようと考えている方にとっても便利なサービスです。

NFTの二次創作に関心のある方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか❗️

二次創作物のNFT化を支援するプラットフォーム

ニジソーは、一般社団法人オタクコイン協会・BlockBase株式会社が運営するNFTクリエイターのためのプラットフォームです。

二次創作物のNFT化を支援しており、NFTの二次創作シーンに新しい仕組みを提供するサービスとして注目を集めています。

公式公認のNFT作品を作成できる

クリエイターはニジソーを通して二次創作した作品を申請することで、キャラクター権利元の公認を受けることできます

公式公認の作品であれば、ファンやコレクターも安心して売買することが可能。
クリエイターにとっては、自分の作品がより多くの人の目に止まるというメリットが生まれます。

世界最大のNFTマーケット「OpenSea」に出品可能

公式公認を得た作品は、世界最大のNFTマーケットであるOpenSeaなどで出品することが可能。

公式公認二次創作コレクションに出品すれば、より高額での取引にも期待できます。

定額販売やオークション販売など、販売形式を自由に設定できる点も魅力です。

OpenSeaとは?売り方や買い方、使い方・始め方など全て解説

利用料は無料(NFT化にかかるガス代は必要)

2022年9月現在、ニジソーは基本無料で利用することができます。
ただし、リリースから最低1年間は無料ということなので、2022年10月以降は利用料が必要になる可能性があることを頭に入れておいてください。

また、NFTマーケットに作品を出品するとき(NFT化するとき)に発生するガス(GAS)代はクリエイターが負担する必要があります
*ガス代とは、取引履歴の記録にかかる手数料のこと。

使い方の流れ

ニジソーの基本的な使い方は以下の通り。

  1. ニジソーにクリエイター登録をする
  2. 管理画面から二次創作物をアップロード
  3. アップロードした作品の公式公認申請をする
  4. 公認の可否が通知される

公式公認を得たあとは、作品をOpenSeaなどでNFT化して販売することが可能になります。

YATARO
YATARO
簡単な手続きで公式公認のNFT作品を制作できるのは嬉しいよなー!

収益の分配について

ニジソーを通して公式公認された作品がNFTマーケットで販売されると、自動的に権利元にロイヤリティが支払われます。

ロイヤリティとは知的財産権(著作権)の利用時に発生した収益から権利者に支払う対価のこと。
定額ではなく、売上の数%といったように割合で定められていることが多いです。

ロイヤリティを差し引いた分の収益は、すべて作品を制作したクリエイターに還元されます。

YATARO
YATARO
ロイヤリティの仕組みを取り入れることで、様々な作品の参加が期待できるわけやなー!
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二次創作した作品に著作権は発生する?

二次創作の元となった原作には著作権があることはお話ししましたが、二次創作物そのものに著作権は発生するのでしょうか?

この項目では、二次創作した作品の著作権について解説していきます?

二次的著作物は著作者と二次創作者どちらにも著作権が発生する

ある著作物を元に創作された著作物のことを法律上では二次的著作物と呼びます。
二次的著作物には著作権が発生し、権利者に無断で翻案や複製することは違法です。

著作権法では二次的著作物の著作権は二次的著作物の著作者と原作の著作者の両方が有すとされています。
例えばマンガがアニメ化した場合、マンガの作者はアニメについても無断で複製されない権利を持つことになるわけです。

このように二次的著作物には2人の権利者がいることになり、作品の扱いについて権利者同士の間で取り決めておく必要があります。

二次創作した作品=二次的著作物ではないため注意

二次創作物と二次的著作物は共に原作を元に創作された作品を指す言葉ですが、厳密には意味が異なります

二次的著作物は法律用語でもあり、定義もしっかりと定められた言葉です。
一方で、二次創作は誰が考えた言葉なのか不明であり、その定義もあいまいです。

一般的には二次創作という言葉が馴染み深いため混同されがちですが、必ずしも二次創作した作品=二次的著作物ではないということを頭に入れておきましょう。

二次的著作物とは原作に創作性を加えて制作したもの

二次的著作物とは、原作に「新たな創作性」を加えて制作された作品のこと。
この「新たな創作性」という部分が重要であり、その創作部分に著作権が発生するわけです。

一方で、二次創作は他の作品をベースにして制作された作品全体のことを指して使われ、「新たな創作性」を持たない作品もその中に含まれます。

このように、二次創作という大きなカテゴリーの中で、著作権で保護されるような創作性を持つ作品が二次的著作物に分類されます

複製・模倣しただけの作品に著作権は発生しない

前述したように、二次創作の中には二次的著作物に該当しない作品も含まれます。

例えば、複製や模倣(コピー・トレース)で制作された作品は、新たな創作性を持たないため著作権は発生せず二次的著作物にはなりません

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NFTの二次創作についてまとめ

今回Pacific Meta マガジンでは、NFTの二次創作について以下の内容をお伝えしました。

  • NFTの登場でデジタル作品を資産として売買することが可能に
  • 著作者の許可なく二次創作した作品をNFT化して販売することは違法
  • NFT作品には二次創作活動を推奨しているものも多い
  • 支援サービス「ニジソー」の登場などにより、NFTの二次創作シーンが大きな注目を集めている

NFTの二次創作は、クリエイターの新しい表現の場として注目を集めるコンテンツです。

原作の著作者もロイヤリティを受け取ることができるため、今後は二次創作・NFT化を許可する作品も増えていくことが期待されています。
また、投資の対象として作品を購入するコレクターの存在も市場の拡大を後押ししているといえるでしょう。

ルールの範囲内であれば、誰でも参入できるという手軽さも魅力のひとつです。
興味のある方は、ぜひNFTの二次創作活動に取り組んでみてはいかがでしょうか❗️

YATARO
YATARO
最後まで読んでくれてありがとなー!

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、Web3、NFT、DeFi、ブロックチェーン、GameFi、メタバースなどの新たなデジタルエコノミーに精通する専門家集団です。 常に最新のトレンドを追求し、読者にわかりやすく伝えることを目指します。

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