ゲーミングPCを自作したいけど難しいから敬遠している人も多いのではないでしょうか?難しいのはパーツの選定だけです。
組み立て自体は規格に沿って各パーツをセッティングするだけなので、初心者でも簡単に自作できます。
今回Pacific MetaマガジンではゲーミングPCの自作初心者について以下の内容をメインで解説していきます。
- ゲーミングPCを自作するメリット・デメリットを解説
- ゲーミングPC自作に必要なパーツ一覧
- ゲーミングPCに必要な工具類一覧
- ゲーミングPCを自作する手順を一から解説
- ゲーミングPCを自作する際初心者によくある失敗例を紹介
- 自作ゲーミングPCのスペックの決め方
- 自作ゲーミングPCおすすめの組み合わせを3選紹介!
- 自作ゲーミングPC解説動画を紹介!
- ゲーミングPCの自作に困ったらプロに相談しよう
- 組み立て済みのゲーミングPCを5選紹介!
こちらではRyzen CPUではなく、Intel CPUメインでゲーミングPCの自作方法を解説していきます。
初心者でもできる?ゲーミングPCを自作するメリット・デメリット
パソコンの自作は一部の界隈で流行っていた人気コンテンツでした。
2020年ごろからパソコンゲームやゲーム実況が流行り始め、とことんまで拘れる自作PCを制作する人も多くなりましたね。
ゲーミングPCを自作する大きなメリットは、ゲーミングPCより価格が押さえられ、最適なスペックで自由に組めるだけではなく、データが足りなくても拡張が自由にできる点です。
センス次第では、光るPCを取り付けドレスアップさせ、PCケースをメカメカしくかっこよくできるでしょう?
パーツを最安値で構成すればゲーミングPCが7万円や8万円の値段に押さえられることも…。
自作PCのデメリットは規格によってハイエンドなパーツになるため、拘り過ぎると費用が掛かります。
パーツの知識が難しいところがデメリットですね?
初心者向けゲーミングPCの自作に必要なパーツ
パーツ名 | パーツの特徴 |
CPU | パソコンの頭脳ともいえる中心的な処理装置。性能が上がれば上がるほど、計算の処理能力が向上し、全体の操作感に影響する。 |
マザーボード | 全てのパソコンパーツを載せる土台。各種インターフェースの数やスロット数は、マザーボードの性能によって決まる。 |
メモリ | メモリサイズが多いほどPCの作業量が捗るパーツ。高性能なゲームをプレイするほどメモリを喰う。8GB~16GBが目安。 |
SSD | ダウンロードデータを記憶する装置。SSDには基盤に直接接続するM.2SSD NVMeとSerial ATAインターフェースで接続するタイプがある。SSDよりNVMeのSSDが高速に処理する。 |
HDD | 磁気ディスクでダウンロードデータを読み書きするパーツ。SSDよりは処理が遅い。容量はHDDの方が多い。 |
DVDドライブ | CD・DVD・BDを読み込むパーツ。 |
グラフィックボード | 性能が高いほど3D映像を高速に描画するパーツ。複数モニターでの映像も出力できる。 |
電源 | PCパーツに電力を供給する。出力W数別にモデルが複数用意されている。ゲームをプレイするなら80 PLUS電源の600W~800Wがおすすめ。 |
PCケース | PCケースの構造によっては静音性、冷却性能、配線整理に差が生じる。裏配線ができ、アクリルパネルがおすすめ。 |
SATAケーブル | PC内部でストレージや光学ドライブを接続するための端子。メーカーによってケーブルの長さ、端子形状、転送速度が異なる。 |
OS | Windowsを操作するソフト。 |
ゲーミングPC自作の初心者が揃えるべき工具類はこれ!
ゲーミングPCの自作には、工具があると事故が少なく、有利に組み立てられます✨
必要な工具一覧を紹介していきます。
- プラスドライバー←重要
- マイナスドライバー
- ナットドライバー
- ヘラ
- ハサミ
- カッター
- ラジオペンチ
- 結束バンド
- CPUグリス
- 静電気防止手袋(静電気防止のリストストラップ)←重要
- HDD用のインチネジ・テーパーネジ
特に必要なものがプラスドライバーと静電気防止手袋ですね。
パソコンパーツは電気に弱く、基盤にバチっと静電気が通れば、それだけでおじゃんになります?
プラスドライバーと静電気防止手袋以外は必要であれば用意してください。
初心者でもできる!ゲーミングPCを自作する方法
自作PCを組み立てる際は、マザーボードに付属している静電気シートを敷いて、静電気手黒を嵌め、組み立てしてください。
組み立て前は素手でドアノブに触り体に溜まった静電気を放電させておきましょう。
こちらでは組み立て編と初期設定編に分けて組み立ての手順を1から解説していきます。
組み立て編
こちらではCPUから配線の方法まで、自作PCの組み方の手順を見ていきましょう。
失敗すると故障してしまう注意点も説明していきます。
①CPUをマザーボードに取り付ける
CPUをマザーボードの中心にある、CPUソケットに取り付けていきます。
- CPUソケット横のレバーを少し押し込んでから右側にずらす
- CPUソケットのレバーを持ち上げてカバーを開く
- CPU表記されている矢印を目印にしCPUソケットの突起を確認して向きを合わせる
- CPUソケットにCPUをそっと載せる
- カバーをそっと倒す
- フックにかけるとカバーが自然に取れCPUの取り付けは完了
CPUは左右の角に金色の目印が表記されており、CPUソケットの突起に合わせて設置します。
人差し指と親指で基盤部分の端をそっとつまみ、CPUとソケットの目印に合わせて軽く載せるように置きましょう。
間違えて設置しフックをかけ力押でレバーを押すと、CPUのピンが折れてしまうこともあるので注意してください❗
②CPUクーラーをマザーボードに取り付ける
CPUを取り付け終わったら付属のリテールクーラーをマザーボードに取り付けましょう。
- CPUクーラー本体の角四ヶ所に付いているプッシュピンのスリットを確認する
- プッシュピンのスリットが外を向いていなければ外を向くよう回転させる
- マザーボードの中心にある四隅の穴に合わせてCPUクーラーをセッティングする
- プッシュピンを対角線ごとにカチっと音がするまで押し込む
- マザーボードの裏を見てピンが四つとも挿さっていることを確認する
初心者の方は配線の巻き込みをしてしまう可能性があるため、CPUクーラーの設置場所に注意を払いましょう。
③メモリをマザーボードに取り付ける
メモリは初心者でも簡単に取り付け・増設できます。
マザーボードにメモリを取り付ける手順は以下の通りです。
- マザーボードの表記とマニュアルの表記を合わせて挿す位置を確認する
- メモリスロットに付いている左右のロックを外側に倒す
- メモリの切り欠き部分とメモリスロットの突起部分を合わせて差し込む
- 上から差し込みチャっと音がするまで押し込む
- 左右のロックが自動で戻れば完成
メモリは無理やり押し込めば逆挿しができてしまうので要注意❗
メモリ本体の中心に切り欠き部分があるので、メモリの切り欠きとスロットの突起を必ず合わせるようにしてください。
④マザーボードをPCケースに取り付ける
いよいよマザーボードをPCケースに仮組みする作業ですね。
PCケースは製品によって勝手が違うので説明書のマニュアル通りに、ドライバーやナットを使いサイドパネルを取り外しましょう。
- 付属のスペーサーとバックパネルシールドを用意する
- バックパネルシールドをPCケースのフチに沿って嵌め込む
- マザーボードに合わせてスペーサを固定する
- マザーボードをPCケースに入れる
- バックパネルにI/Oポートを合わせてマザーボードを取り付ける
- ドライバーとネジで固定
マザーボードがネジ穴にハマらないことがあります。
ネジ穴にハマらない場合大体はバックパネルの設置方法が問題です。
カチッと音がするまでバックパネルを嵌めてください✨
マザーボードを外す際力を込めて動かすと、I/Oポートのどこかがへし折れることもあるので、取り外しには注意しましょう。
⑤電源をPCケースに取り付ける
PCケースの側板を外して電源を取り付けましょう。
- 付属のインチネジとケーブル類を取り出す
- PCIExpress電源やSerialATA電源ケーブルなど使う分のケーブルを電源ユニットに挿す
- 電源ユニットをケースの底面に向け差し込む
- PCケースの背面から電源ユニット四ヶ所ネジ止めをする
電源ユニットはケーブルの向きとメーカーの内部配線を必ず確認してください。
厄介なことにケーブルは逆挿しで接続できたり、内部配線の規格違いでも挿せたりする場合が多々あります。
逆挿しや規格違いは最悪発火・ショートして煙が出る可能性があります?
ケーブルの向き・メーカーの内部配線の規格は必ず確認しましょう。
⑥DVDドライブをPCケースに取り付ける
DVDドライブはPCケースの5インチベイに取り付けます。
- SATAやミリネジを用意する
- PCケースフロントパネルの5インチカバーを外す
- 光学ドライブをPCケースの5インチベイに差し込む
- ミリネジを使って光学ドライブをネジ止めする
- SATAケーブルを光学ドライブに挿す
- SATAケーブルをマザーボードのSerial ATAポートに挿す
DVDドライブはSerial ATAケーブルがケースに隠れて見えにくいのが難点。
挿し間違えを起こさないように、ペンライトなどを使って明るくするのがおすすめです。
⑦SSDをPCケースに取り付ける
SSDは2.5インチベイに取り付けます。
マザーボードに接続するSATAコネクタと電源から伸びているSATA電源の端子2つを挿して使います。
- シャドーベイを取り出し、ゴム製のワッシャーと専用のネジを付ける
- 2.5インチのシャドーベイの底面にミリネジで固定
- SATAケーブルをSSD本体に挿す
- 2.5インチシャドーベイをPCケースに差し込む
PCケースの製品によってはマザーボードベースの裏面に直接SSDを接続できるタイプもあります。
⑧HDDをPCケースに取り付ける
HDDはSSDの2.5インチベイではなく、3.5インチベイに差し込みます。
SSDの取り付け方の手順と基本同じです。
3.5インチのシャードーベイをPCケースから取り出して、SATAケーブルと電源ケーブルを挿すだけ。
HDDもワッシャーとスペーサー、ネジをシャドーベイに取り付けるのが基本ですが、ワンタッチで取り付けられる簡易なPCケースもあります✨
⑨HDDとSATAケーブルを接続する
マザーボードにHDD端子を接続するにはSATAケーブルを用意しましょう。
HDD本体には長い端子と短い端子があります。
長い端子を電源に挿し、短い端子をSATAケーブルに接続します。
マザーボードには専用のSerial ATAの端子が付いており、コネクタの向きに合わせてケーブルを挿してください。
⑩各パーツにケーブルで接続する
PCケースのファンなど各パーツのケーブルをマザーボードに接続していきましょう。
- ケースファンのピンはマザーボードのSYS_FANの表記されている場所に挿す
- USB3.0・2.0ケーブルを指定の場所に挿す
- AUDIOケーブルを挿す
- 警告音が鳴るコネクタを挿す(付属していれば)
- 小さくてバラバラなパワー・リセット・パワーLEDスイッチのケーブルを1本ずつ挿す
注意点は電源のパワー・リセット・パワーLEDのスイッチでしょう。
これらの細かいスイッチは、裏側に「△」、表に「+」と「-」の記号が表記されているため、表記に従いマザーボードのJFP1の箇所に接続していきます。
「+」と「-」の向きを挿し間違えるとほぼショートするので注意してください?
⑪電源と各パーツのケーブルを接続する
電源と各パーツのケーブルを接続しましょう。
- 20ピン+4ピンのコネクタを重ねてマザーボードの端子に挿す
- ATX12Vコネクタの4ピン+4ピンをCPU_PAWARの表記に挿す
- SSD本体にL字型のコネクタを挿す
- SATAケーブルをSSDとマザーボーボードに挿す
ATX12Vコネクタは4ピンの物もあります。
各パーツのコネクタには爪があり、向きを合わせて正しく接続してください。
強く押しすぎると壊れてしまう場合があるので注意しましょう。
⑫配線を束ねる
後は配線を束ねるだけです。
配線は結束バンドでまとめると綺麗に整理できます。
また、裏配線にまとめたりすることで、メンテナンス性が向上し、内部がスッキリしますよ?
各パーツの配線整理のコツはケーブルが届く範囲を考え、パーツに接触しないことを意識することです。
⑬グラフィックボードをPCケースに取り付ける
グラフィックボード自体が大きく配線の邪魔になることがあるため、最後にグラボを取り付けるといいでしょう。
グラボの取り付け手順は以下の通りです。
- マザーボードのPCI-Express 3.0 16スロットの位置を確認する
- PCケース背面にある拡張カード用のベゼルを外す
- PCI-e3.0 16スロットのロックを外す
- スロットの突起とグラボの切りかけを合わせ、垂直に載るようグラボを上から挿す
- グラボがロックされていることを確認する
- ベゼルの上からグラボをネジ止めする
- 補助電源を挿す
グラボを取り外す際はロックが掛かっているか必ず確認してください❗
無理やり引き抜くとロックごと外れて故障してしまうパターンが良くあります。
⑭ケース内の確認、カバーを閉じる
最後は配線がケーブルに接触していないか、挿し間違えがないかケース内の確認をしてください。
問題がない場合サイドパネルを閉じて組み立ては終了です。
自作は慣れてしまえばプラモデル並みに簡単です✨
ぜひ自作にチャレンジしてみてくださいね。
初期設定編
こちらではBIOSの設定からWindowsのインストールの初期設定編を解説していきます。
①BIOS画面でパーツの接続を確認する
パソコンを自作出来たらBIOSの画面でパーツの接続を確認しましょう。
BIOSの立ち上げ方はマザーボードによります。
電源ボタンを押した後に、DeleteボタンかF2ボタンを7回ほど連打することで、BIOSが起動します。
BIOSはカーソルキーの「→↑↓←」、Enterキー、Escキーで操作するのが基本です❗
初心者の方がBIOSで確認するべき点は、
- 日付・時刻、言語の設定
- ハードウェアの構成が正しく認識しているかどうか
- SATAが接続されているか
- CPU温度・CPUファンの回転速度
チェックが終わったらEXITでBIOSを閉じてください。
Windows10のUEFIフォームフェアからでも各種設定ができます。
②Windowsをインストールする
組み立てが完成したらWindows10かWindows11をインストールしてください。
大きく分けてUSBとインストールディスクの2種類があります。
今回は主流のWindows10でUSBを使ったインストール手順を解説していきます。
- Windowsのライセンスキーを用意する
- Windows10が入ったUSBを差し込み電源をONに
- DELETEかF2キーでBIOS画面を起動する
- ブートメニューでOSが入ったUSBを入力する
- F10で設定を保存し再起動をかける
BIOSを再起動するとWindowsのセットアップされるので、指示通りに進めていき、プロダクトキーを入力してください。
光学ドライブを搭載していない場合、セットアップ用のUSBメモリをWindows10の公式サイトから作成できます。
③Windowの更新プログラムをインストールする
Windows10をインストール完了したら、更新プログラムをインストールしましょう。
スタートメニューの設定から更新とセキュリティをクリックしてWindowsを更新してください。
Windowsの更新は2時間以上かかるので気長に待ちましょう✨
この待ち時間を利用してライセンス認証の項目から、プロダクトキーを入力して認証しておいてください。
④各パーツに対応するドライバをインストールする
マザーボード等に付属しているデバイスドライバをインストールして自作PCは完成です。
グラフィックボードはNVIDIAのGeForcec、AMDのRadeon各社のWebサイトから最新版をダウンロードできます。
NVIDIA GeForce RTX3060の場合では、NVIDIAのドライバー検索ページで、RTX3060を探してインストールしてください❗
ここまでの手順でようやく自作PCが完成です。
ゲーミングPC自作初心者が陥りやすい失敗
時間をかけてゲーミングPCを完成したのに起動しないという問題がよくあります。
こちらでは自作PC初心者に陥りやすいありがちな失敗例をいくつか挙げ対処を考えていきます。
自作を完了してもPCが起動しない
自作を完了してもPCが起動しない場合、各パーツを最小構成の単位にして問題をクリアしていきましょう。
まずは、電源、CPU、マザーボード、メモリ、GPUをPCケースから出し、警告音が鳴るBeepスピーカーで問題があるかを判断していきます。
メモリを取り外した最小単位の構成で電源を入れた際に、ビープ音が鳴ればマザーボードの故障はほぼありません✨
メモリを取り付け、電源を入れて電源とCPUファンが回れば、各パーツに電源が供給されていることが分かります。
正常にパソコンが起動すると音がなります。
音が鳴らずBIOSが起動しない場合メモリの相性問題による可能性が高いので、相性問題の保証がある方はメーカーに交換してもらいましょう。
サイズの合わないパーツを購入する
サイズの合わないパーツを購入することも初心者にありがちなミスです。
サイズが重要なのは主にCPU、PCケース、マザーボード、グラフィックボード、電源ですね。
CPU | CPUとマザーボードのソケットは同一規格で合わせる必要がある。第12世代のCPUだとマザーボードのLGA1700のソケットしか合わない。 |
PCケース・マザーボード | マザーボードのフォームファクターはATX、MicroATX、MiniITXの規格がある。PCケースはマザーボードのフォームファクターに合わせる。 |
グラフィックボード | PCケースのサイズによってはグラボが入らないケースがある。ロープロファイルモデルは厚さ・横幅・奥行きがあまりない。三連ファンが付いたグラボは横幅・奥行きが広いので注意。 |
電源 | 電源のワット数を各パーツの合計消費電力数が超えてると、電源の供給不足で挙動がおかしくなる。電源もPCケースのサイズ規格に合わせる。 |
電源が落ちるケースでは電源の容量不足による要因が大きいようですね。
ケーブルの接続向きを間違える
電源が付かない場合最もケアレスミスが多いのは、ケーブルの接続向きを挿し間違えるケースです。
- ATX24ピンケーブル
- EPS12Vケーブル
- パワー・リセットスイッチの+と-の逆挿し
- グラボの補助電源
- 電源コンセント
- HDMIケーブル
一度PCケースから各パーツを取り出して、ケーブルの向きを一つ一つ確認してください。
電源をONにして電源ユニットのファンが回れば正常です。
ファンが回らなければどこかの故障の可能性があります。
【初心者向け】自作ゲーミングPCスペックの決め方
自作ゲーミングPCのスペックの決め方は、デザイン、価格、性能の3点が重要です。
パーツ選定のコツはゲームの推奨スペックを基準にパーツを選ぶとよいでしょう。
たとえば、フォートナイトの推奨スペックは、以下になります。
- CPU:Core i5-7300T
- GPU: NVIDIA GTX970
- メモリ: 8GB以上
4K・8KにレイトレーシングをONにして最高設定の状態でプレイする3Dゲームはスペックが飛躍的に上がります?
推奨スペック以上を目安にしてください。
近未来的でメカメカしく光るパーツほどカッコよく飾れます?
ただ値段が高くなる傾向にあるので、予算内に押さえたい方はメモリ、GPU、PCケースもシンプルなパーツを選ぶのがおすすめです。
パーツ選定が苦手な方はパソコン工房にて組み立て自作キットも販売されています。
【予算別】ゲーミングPC自作初心者におすすめの組み合わせ一覧
ゲーミングPC自作初心者におすすめの構成を価格帯に分けて考えてみました。
- 10万円以下
- 10万円~20万円
- 20万円以上
参考にしてパーツ選定をしてみてくださいね。
10万円以下
CPU | Core i5 10400F |
マザーボード | B560 M Pro4 |
メモリ | CFD DDR4-2666 4GB 2枚 |
SSD | SanDisk 500GB |
HDD | Western Digital HDD 500GB |
DVDドライブ | Asus M-Disk対応 |
グラフィックボード | 玄人志向 NVIDIA GeForce 1650 GDDR6 4GB |
電源 | 玄人志向 STANDARDシリーズの 500W 80 PLUS電源ユニット。 |
PCケース | Thermaltake H26 |
SATAケーブル | Sablent SATA3ケーブル 50cm L字 |
Amazonで購入できる最安値のパーツで組み合わせてみました。
OS、モニター抜きなら9万円前後でゲーミングPCが自作できます。
マザーボードはLGA1200ソケットに対応したB560 M Pro4です。
第10世代のCore i5 10400FのCPUは、6コア12スレッドを採用した、コストパフォーマンスに優れたモデルです✨
GTX1650の組み合わせは設定次第でApexやフォートナイトも144fps以上を十分出せます?
PCケースはAmazonで格安で購入できるThermaltake H26のATXケースを採用。
側面がアクリルパネルで、内部が透けて見えるだけではなく、最大360mmのビデオカードを搭載できます。
10万円~20万円
CPU | Core i7 12700F |
マザーボード | B660M Pro RS LGA1700 |
メモリ | KLEVV DDR6-2666 8GB 2枚 |
SSD | Crucial M.2 SSD 1TB NVMe |
HDD | Western Digital HDD1TB |
DVDドライブ | ASUS BDドライブ |
グラフィックボード | 玄人志向 RTX3060 |
電源 | FSP 80 PLUS GOLD 750W |
PCケース | Sharkoon VS7シリーズ アクリルパネル有り |
SATAケーブル | ELUTENG SATA3ケーブル 電源ケーブル4点セット |
マザーボードはコストパフォーマンスの良いB660M Pro RS LGA1700を採用しました。
M.2 SSDが搭載できるマザーボードのため、大容量1TBで高速のNVMeにしています。
Core i7 12700Fの性能は12コア20スレッド。
ベンチマークだけなら第11世代のCore i9 11900やRyzen7 5800Xをも上回るでしょう✨
これだけのパフォーマンスを発揮する上に4万円台と価格が安いCPUです。
RTX3060のグラボを組み合わせると、モンハンワールド、Apex、フォートナイト、FF14でも144FPSを超えます。
4万円台のCPUと6万円前後のグラボ構成なら18万円前後の値段で収まります?
20万円以上
CPU | Core i9 12900K |
CPUクーラー | 【水冷】ROG-STRIX LCⅡ360ARGB |
マザーボード | ASUS ROG-STRIX Z690-F WIFI LGA1700 |
メモリ | CORSAIR DDR5-5200 16GB×2枚 |
SSD | FIRE CUDA M.2SSD NVMe 1TB ヒートシンク |
HDD | Western Digital HDD 1TB |
DVDドライブ | 無し |
グラフィックボード | ASUS ROG-STRIX NVIDIA GeForce RTX3070ti |
電源 | ASUS ROG-STRIX-1000W 80Plus GOLD |
PCケース | ASUS ROG-STRIX-HELIOSCASE GX601 |
SATAケーブル | 無し |
ASUSメーカーのROG-STRIXで構成を組んでみました。
マザーボードのZ690-FはアドレサブルLGB機器を接続できるピンがついています。
「Armoury Crate」のソフトウェアを使用することで、対応しているパーツの光り方を制御できます。
CPUはCore i9 12900Kのオーバークロックモデルで、16コア24スレッドのスペックが特徴です。
高性能なCPUですが少々熱を持つので水冷クーラーを選ぶといいでしょう✨
第12世代のZ690-Fチップセットなので、メモリ最新規格のDDR5を採用しました。
10万円台で最高クラスのRTX3070tiと8万円台のCPU i9 12900Kを搭載しているので総額35万円以上と高額です。
しかし、パワフルなパーツをメインに構成したので、どんなゲームも最高の環境でプレイできるでしょう?
初心者にも分かりやすい!ゲーミングPCの自作解説動画
ゲーム系のガジェットを紹介しているYouTuberのたこまるさんが、30万円の構成で自作PCを制作していく動画です。
CPU Intel Core i9 9900KとマザーボードのZ390-A PROを使用した第9世代のパーツ構成です。
ガジェット紹介系YouTuberだけあって、パーツの開封から組み立て方法を丁寧に実演してくれています。
今回紹介していないM.2SSDと水冷クーラーの取り付け方も解説してくれています。
参考にしてみてください。
初心者がゲーミングPCの自作に困ったら、プロに相談しよう
自作PCの組み立てに失敗した時や一から自作PCを組み立てるのが大変な方は、ドスパラやパソコン工房の代行サービスに頼むといいでしょう。
組み立て・ドライバ・OSインストール・HDDパーティション分割まで、プロが代行で組み立ててくれるサービスです。
初心者がゲーミング自作PCに困ったらドスパラやパソコン工房のようなプロに相談してみましょう。
ゲーミングPCの自作に悩んだらお得な組み立て済PCがおススメ
ゲーミングPCの自作に悩んでいる方は組立済PCがおすすめです。
こちらではゲーミングPC5選を紹介していきます。
R-Series RM5C-G60S
カジュアルゲーマー勢におすすめなゲーミングPCがガレリアのミドルエンドRM5C-G60Sです。
GTX1660superのグラフィック性能とCore i5 12400Fの操作感は、ゲームもバリバリできるだけではなく、仕事用の普段使いでもサクサク動きます?
フォートナイトもApexも安定したFPSを出せるため、初めてゲーミングPCを購入するのにふさわしい1台でしょう。
G-Tuneミニタワー HM-B(プレミアムモデル)
G-TuneのHM-Bのプレミアムモデルは、VRをプレイしたい方におすすめのゲーミングPCですね。
HDMI端子がフロントトップに付いているため、VRをプレイする際楽に接続でき重宝するでしょう?
VRでは最高設定60fps以上を出せ安定してプレイきます。
Apexやフォートナイトを1080pプレイしても144fps以上出せます。
LEGION T750i (第11世代インテル)
光るパーツをふんだんに使用したカッコいいゲーミングパソコンがLEGIONのT750iです。
レギオンロゴが青白く光りおしゃれなので、ゲーム中のモチベーションを高められるでしょう?
内部のパーツもレギオン仕様になっているのもカッコいいポイントですね。
Alienware Aurora Ryzen™ Edition R14スプレマシー
値段が50万円を超えるパワフルなパーツをメインに構成されているのが、AlienwarのAurora Ryzen Edition R14スプレマシーです。
最高級グラボのRTX3090を搭載したフラグシップモデルで、サイバーバンク2027の重いゲームをプレイしながら、動画配信もサクサクできるでしょう。
外見はマットブラックな質感をしており、流線形で柔らさを保ったまま堅牢で、近未未来的な筐体がイカします?
LEVEL LEVEL-M066-124-RBX[Windows 11 Home]ILeDEs-M066-A124-RBSXB
LEVEL-M066-124-RBXのゲーミングPCはLEVELインフィニティのMicroATXモデルです。
ミニタワーモデルのゲーミングPCを採用しているため、スマートなサイズ感でほぼ場所を取りません。
部屋が狭くてフルタワーケースのゲーミングPCが置けない人もぴったりなモデルですね✨
初心者のゲーミングPC自作についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは初心者のゲーミングPC自作について解説してきました。
- ゲーミングPC自作は自由にパーツを選べカッコいいデザインにできるのがメリットですが、各パーツの知識が必要
- ゲーミングPC自作には静電気防止手袋とプラスドライバー一本あれば組み立てできる
- 手順通りに作ればゲーミングPCが制作できる
- 自作したのに電源が起動しない場合は最小構成の単位で一つずつ問題を解決していく方法しかない
- ゲーミングPCのスペックの組み方は推奨動作スペックを目安にすると良い
- ゲーミングPCの自作に困ったらたら、プロに組み立て代行してもらうのが安全
ゲーミングPCの自作は最悪ドライバー一本で組み立てられます。
はんだ付けをしたり、回路図を読んだりする手間もないので、ゲーミングPCを自作するのに、理系である必要はありません。
多少パーツの知識さえあれば何とかなります。
応用すればCPUの換装やSSDの増設も自分でできるようになるので、自作に一度チャレンジしてみてくださいね。