2021年から急速に市場を拡大したNFT。
その中でもMove-to-earnと呼ばれるNFTゲームは気軽に始められることもあり、注目を集めています。
今回Pacific Metaマガジンでは2022年6月にリリースされたばかりのMove-to-earnアプリ、RunBloxを以下の項目で紹介します。
- RunBloxとは?
- RunBloxの特徴
- RunBloxのプレイ方法
- RunBloxで稼ぐには?
- RunBloxの評判は?
- RunBloxを無課金で遊ぶには?
RunBloxで扱うNFTスニーカーについても詳しく説明しています。
RunBloxの基本情報
運営会社 | OpenBlox |
リリース日 | β版:2022年7月末~ (αテスト版:2022年5月末~) |
対応デバイス | android、 iPhone |
RunBloxはMove-to-earnという歩いたり走ったりすることで稼げるNFTゲームです。
2022年6月にあのzozotown創業者である前澤友作さんが運営会社のOpenBloxに投資をしたことで話題になりました。
2022年5月末から招待制でαテスト版が開始、7月末から招待コード(アクティベーションコード)が必要なくなり誰でもプレイ可能なβ版アプリがリリースされました。
RunBloxの仕組みとは
ここではRunBloxの特徴を紹介していきます。
歩いたり走ったりするだけで稼げる
RunBloxには難しいルールはなく、他のMove-to-earnアプリと同じようにNFTスニーカーを手に入れ、アプリを起動し、歩いたり走ったりするだけで仮想通貨がもらえます。
RunBloxでもらえるトークン(仮想通貨)はRUXになります。
RUXを貯めることで、新たなNFTスニーカーを購入できたり、Mintすることができます。
アバランチによるスムーズなプレイ
RunBloxが使用しているブロックチェーンはAvalanche(アバランチ)です。
通常、NFTゲームはイーサリアムチェーンが使われていることが多いのですが、イーサリアムの混雑による遅延とそれによるガス代の高騰がデメリットでした。
特に他のNFTコンテンツと比べても、NFTゲームではトランザクション(ブロックチェーン上でのデータの処理)のタイミングが多く、その度に画面が動かなくなったり高いガス代を払わないといけないことがあります。
しかしRunBloxに使用されているアバランチはイーサリアムと比べてはるかに高い処理能力を持つため、ガス代が安く処理速度も速いことが特徴です。
これによりRunBloxは快適にプレイできる環境であると言えます。
RunBloxの遊び方
それではRunBloxの遊び方を紹介していきましょう。
シューズ(NFTスニーカー)を買う
アプリをダウンロード後、シューズを購入します。
シューズはアプリか、公式サイトのNFTマーケットプレイスで購入します。
シューズには以下の要素があり、その組み合わせによって稼げるお金が変わってきます。
- Rarity(レア度)
- Class(クラス)
- Attributes(ステータス)
- Level(レベル)
この4つについて考えた上でシューズを購入しましょう。
レア度
レア度が低いものから順に、Common、Rare、Epic、Hero、Legendaryとなっています。
レア度が高いほど販売価格も高くなりますが、その分より多くのRUXを稼ぐことができます。
CLASS
CLASSとはこの場合「種類、階級」という意味で、扱うシューズの種類を指します。
ウオーキング | ジョギング | ランニング | |
靴のCLASS | Flower & Insect | Shark & Hardshell | Techno & Dragon |
走行速度の範囲 | 2-7km/h | 5-11km/h | 7-20km/h |
もらえる報酬 | 5 RUX/Energy | 6 RUX/Energy | 7 RUX/Energy |
移動速度が速ければ速いほど、稼げるRUXは多くなります。
とは言え普段走る機会がなかった人がいきなりTechno & Dragonを使っても稼ぐことは難しいので、自分のライフスタイルと体力を考慮して選ぶことが大切です。
Level
RunBloxのシューズにはレベルがあります。
そのレベルが高いほど一日に獲得できるRUXの上限が高くなります。
また高いレベルのシューズほど後述のAttributesも高くなるため、効率よく稼ぐことができます。
Attributes(ステータス)
RunBloxのシューズには以下の4つのステータスが振り分けられています。
- Attack…高ければ高いほど、もらえるRUXが多くなる
- Luck…高ければ高いほどルートボックス(ランダムに特別な報酬がもらえる)の頻度が上がり、品質がよくなる
- Speed…今後実装予定(2022年8月29日現在)
- HP…高ければ高いほどシューズの耐久性が強くなり、修理の回数が少なくなる
レベル上げを行うと、ステータスの振り分けを自分で行うことができます。
必要だと思う能力を伸ばしていきましょう。
初めての場合は、稼げるAttackかHPを伸ばしてみましょう。
歩く・走る
シューズ購入後、アプリのGOボタンを押して歩いたり、走ったりしてみましょう。
注意点としては以下が挙げられます。
- シューズの走行速度の範囲内でないと無効になって稼げないため走行中は注意する。
自転車など乗り物に乗っても無効になる。 - GPS信号が弱くなるともらえるRUXが下がるため、できるだけ新しいスマホでプレイした方がいい。
- 始めたばかり頃はすぐに獲得RUXの上限に達してしまうので注意
休む
RunBloxではEnergy(エナジー)という体力のようなものがあります。
歩くごとに消費されRUXを稼ぐことができますが、0になるといくら歩いてもRUXは稼げません。
Energyは一定時間休むことで回復するのでその時間も考慮しましょう。
Energyを増やすには、シューズを増やすか、レア度の高いシューズを購入するという方法があります。
シューズを修理する
長時間歩くほどシューズは磨り減り、獲得できるRUXも減っていきます。
そのため費用はかかりますが、こまめにスニーカーを修理することが大切になっていきます。
シューズのレベルを上げる
効率よくRUXを稼ぐにはシューズのレベル上げが必要です。
レベルを上げるにはRUXが必要で、レベルが上がれば上がるほど必要なRUXも増えていきます。
また、レベル上げ中は待ち時間が発生し、その間は歩いてもRUXに反映されません。
こちらもレベルが上がれば上がるほど長くなっていくので注意しましょう。
RunBloxの稼ぎ方
それではRunBloxで稼ぐにはどういった方法があるのでしょうか。
歩く、走る
RunBloxでもっとも基本的な稼ぎ方です。
シューズを購入し、シューズに合わせて歩いたり走ったりする事でRUXを稼いでいきます。
この時に重要なのがレベル上げとシューズの選択です。
レベルを上げれば上げるほど一日に稼げるRUXの上限は上がりますが、レベル上げに際して消費するRUXは多くなります。
またレベルが高いシューズは効率よく稼げますが、その分高価です。
そのため、やみくもに高レベルを目指したり高価なシューズを購入しても、初期投資を差し引いてみると損しているという結果になることもあるかも知れません。
ある程度のレベルに達したら、今後の戦略を考えてプレイを行いましょう。
シューズを販売する
RunBloxでは所持している靴を販売することができます。
その際に購入時の値段より高い値段で売れれば利益になります。
その方法には
- 購入したシューズのレベルを上げてから販売
- 2つのシューズをMintして、新しいシューズを作る
の2つがあります。
②は手数料がかかりますが、販売価によっては儲けがでることもあります。
RunBloxについての口コミ・評判
2022年5月のαテストの際に話題になったRunBlox。
そんなRunBloxの口コミ・評価を見ていきます。
良い口コミ
#RunBlox 第3,4四半期ロードマップ
・Androidアプリ発表
・アプリ内スワップ機能
・デザインの改善
・トークンの機能改善
・スマートウォッチへの対応
・パートナーシップ
・コミュニティへリターンまだまだ楽しみなイベント盛り沢山ですね!
引用:Twitter
#Sweatcoin
#STEPN & #RunBlox と併用してたら、知らない間にずいぶん貯まってた?
上場後の価格が気になる?
引用:Twitter
RunBloxは他のMove-to-earnアプリと使い方が似ているため、Move-to-earnアプリの経験がある方は慣れるのも早いでしょう。
また他のMove-to-earnアプリと併用もできるため、一度に色々なゲームで稼ぐことができます。
また、ロードマップを見る限りではスマートウォッチへの対応など色々な計画が立てられており(アンドロイドアプリは実装済)、今後の展開に期待できると言えるでしょう。
悪い口コミ
今しがた、RunBloxで靴のレベルアップ・mint用にOBXを購入したのだけれど、なんでアプリ内にウォレット&取引機能が必要と言われているのか、よく分かった
外部の取引所を介してトークンを入手して、アプリにOBXを送金するまでの手順が多くて面倒くさすぎる……
引用:Twiiter
メタマスク内のUSDTをBybitに送金
↓
Bybitの現物取引板にて、USDTを支払ってOBXを購入
↓
BybitからメタマスクにOBXを送金
↓
RubBlox公式サイトでメタマスクを接続して、OBXの入金申請
↓
RunBloxアプリにOBXが反映される長い旅だった……
引用:Twitter
RunBloxの短所として、NFTスニーカーや各種手数料を払うための仮想通貨の購入・報酬でもらった仮想通貨の換金手順が複雑というものがあります。
RunBloxで必要または手に入れることの出来る仮想通貨(RUX、OBX、AVAX、USDT)は全て国内取引所では取り扱いされていないためです。
ただ、2022年8月30日現在ではアプリ内ウォレット、更にアプリ内スワップ機能(通貨交換機能。手数料を払えばRUX、OBX、AVAX、USDTそれぞれに交換できる)が実装されています。
そのため、以前と比べて換金の手間が格段に減っており、参入しやすくなっています。
RunBloxは無課金でもプレイできる?
RunBloxはアプリ自体は無料ですが(ガス代、Mint代などの手数料は別途必要)、シューズを購入しないとプレイできません。
シューズは、一番安いフロア価格のものでも2022年8月29日時点で88.40ドル(12,270円)します。
ただし、RunBloxは過去にシューズのエアドロップ(無料配布)を行っています。
直近では2022年8月18日~20日にRunBloxに投資した前澤友作さんのプロジェクト
MZ CLUBとのコラボシューズのエアドロップを行いました。
TwitterやTelegramなどでエアドロップ情報をチェックして、無料でシューズをもらえるチャンスを見逃さないようにしましょう。
https://pacific-meta.co.jp/magazine/blockchain-game/104387/まとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、RunBloxについて以下の内容を紹介しました。
- RunBloxは、Move-to-earnという種類のゲームで歩いたり走ったりするだけで稼げる。
- 他のNFTゲームと異なり、イーサリアムではなくアバランチチェーンを使用しているため、処理速度が速くガス代も安い
- 稼ぐには①レベル上げとシューズ選びをしっかり行って歩く(走る)か、②手持ちのスニーカーのレベルを上げたりMintして高値で売るの2つの方法がある
- 他のMove-to-earnゲームと併用してプレイ可能
- 換金が複雑だが、運営側も少しでも簡単になるようにアップデートを行っている
RunBloxは2022年5月にαテスト版、7月にβ版アプリがリリースされたばかりのゲームです。
しかしホワイトペーパーのロードマップではクエストシステムやスマートウォッチへの対応など既に今後の予定がしっかり立てられており、運営の意気込みを感じます。
現在プレイしたことがない方も、まだまだ遅くはないのでRunBloxを始めてみてはいかかでしょうか。