米国の暗号資産(仮想通貨)規制枠組みの構築を目指す「CLARITY Act(デジタル資産市場明瞭化法案)」をめぐり、米連邦検事側が採決期限の迫る中で修正案を提示したことが報じられました。これに対し、ホワイトハウスの暗号資産アドバイザーは、この修正案が米政権の立場から程遠いと否定的な見解を示しました。法案の可決に向けたタイムリミットが迫る中、政府側と法執行機関の間で規制内容を巡る意見の隔たりが浮き彫りとなっています。米国における法規制の動向はWeb3ビジネスの展開に直結するため、政権内の対立による法案審議の遅延や内容変更の可能性が注目されています。
検察の修正提案とホワイトハウスによる拒否
米国の暗号資産に関する市場構造や規制方針を定める法案「CLARITY Act」の採決期限が狭まるなか、米連邦検察側が同法案に対する変更案を提出しました。
しかし、ホワイトハウスの暗号資産アドバイザーは、提示された変更案についてバイデン政権の立場とは全く異なると述べています。CLARITY Actは米国における暗号資産の分類や管轄機関を明確にするための包括的な法案とされていますが、法執行機関側と政権側との間で合意が形成されていないことが表面化し、法案をめぐる議論が再び難航する見通しです。
暗号資産業界への影響と法案審議の行方
米国での明確な規制ガイドラインの確立は、事業の予測可能性や法的リスクの軽減につながるため、Web3分野のビジネスパーソンにとって最も関心の高いテーマの一つです。
今回の対立により、採決までの限られた時間内に法案がまとまるかどうかが不透明となっています。検察側とホワイトハウスの意見が平行線をたどる場合、法案の修正や採決スケジュールの遅れにつながる可能性が高いと見られます。
ポイント
- 米連邦検事側が採決期限の迫るCLARITY Actに対し変更案を提示しました。
- ホワイトハウスの暗号資産アドバイザーは変更案が政権の立場と程遠いと反発し、政権内の対立が表面化しました。
- 明確な暗号資産規制の確立はWeb3市場の発展に重要ですが、交渉の難航により法案成立が遅れる可能性の点で注目されます。