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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

PancakeSwapが報酬体系の改定案を提示。LP分配率を88%に設定しCAKE発行量を69%削減する方針

分散型取引所(DEX)であるPancakeSwapにおいて、流動性提供者(LP)への手数料分配率を引き上げ、独自トークン「CAKE」の発行量を大幅に削減する提案がコミュニティの議論段階に入りました。この計画では、対象プールにおける取引手数料の88%を流動性提供者に配分し、CAKEの排出量を約69%削減することが目指されています。残りの手数料はプロトコルのトレジャリー(財務)へ送られる設計となっており、プラットフォームの持続可能性と資本効率の改善を狙った施策と見られます。

監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

手数料分配比率の改定とトレジャリーへの送金

今回の提案では、PancakeSwapのv3プールおよびInfinityプールを対象として、取引手数料の88%を流動性提供者へ分配する仕組みが提示されています。これにより、流動性提供者が受け取る手数料の比率が大幅に拡大されることになります。

一方で、流動性提供者に配分されない残りの手数料については、プロトコルのトレジャリー(財務)へと送られる予定です。プロトコル全体の収益管理を一元化しつつ、流動性提供者に対する直接的なインセンティブを強化する設計となっています。

CAKE発行量の約69%削減とv2のバーン機構の維持

インセンティブ設計の見直しと並行して、CAKEトークンの排出量(エミッション)を約69%削減する計画も盛り込まれました。トークンの新規発行ペースを大幅に落とすことで、供給過剰を抑制し、希釈懸念を和らげる意図があると考えられます。

なお、この見直しが行われる一方で、旧バージョンであるv2の取引プールにおけるCAKEバーン(買戻しと焼却)のメカニズムについては、変更を加えずそのまま維持される方針とされています。従来のデフレメカニズムを残しながら、新しいプール構造における報酬モデルを刷新する形となります。

ポイント

  • 流動性提供者への取引手数料分配率を88%に引き上げる案が議論されており、流動性提供のインセンティブ強化につながる点で注目されます。
  • CAKEトークンの排出量を約69%削減する方針が示されており、トークン供給の希釈を抑える取り組みとして重要です。
  • v3およびInfinityプールで発生した残りの手数料はトレジャリーへ送られる設計であり、プロトコル財務の強化を図る点で注目されます。
  • v2プールにおける既存のCAKEバーンメカニズムは維持される方針であり、これまでのトークン焼却方針とのバランスを保つ点で注目されます。

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