ブロックチェーンネットワークのInitiaは、攻撃者による不正なトークン発行(ミント)が報告されたことを受け、レイヤー1(L1)およびロールアップの稼働を停止しました。オンチェーンデータや専門家の分析によると、攻撃者はステーブルコインを交換するなどして推計260万ドルから270万ドル相当を換金し、イーサリアム上で1,135.5 ETHを送金したことが確認されています。また、ステーブルコインAUSDの発行元であるAgoraは関連アカウントの凍結を実施しましたが、凍結前にすでに140万AUSDがETHへとスワップされていました。現在、Initiaはセキュリティインシデントの影響範囲について詳細な調査を進めています。
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不正トークン発行の発生とネットワークの停止
Initiaにおいて攻撃者がトークンを不正に発行するインシデントが発生し、同プロジェクトは被害の拡大を防ぐため、L1ネットワークおよび配下のロールアップ(L2などの拡張ネットワーク)を停止する措置を取りました。
アナリストのSpreek氏は、攻撃者によって約260万ドル相当の資産が現金化されたと推計しています。また、オンチェーンデータ上では約270万ドル相当のイーサ(ETH)の送金が示されており、Initia側は現在、発生したインシデントの具体的な規模と影響範囲について調査を行っています。
ステーブルコインのスワップとAgoraによる口座凍結
イーサリアム上の取引記録によると、攻撃者は不正に得た資産をもとにステーブルコインのスワップを行い、その後1,135.5 ETHを別のアドレスへ送金していたことが判明しています。
この動きに対し、ステーブルコインAUSDの発行元であるAgoraは、Initiaのエクスプロイトに関連するAUSDアカウントの凍結を実施したと発表しました。しかし、Agoraによると同社はInitia上に直接スマートコントラクトを保有しておらず、凍結対象となったイーサリアム上のアカウントでは、凍結が行われる前にすでに140万AUSDがETHへ交換されていたと説明されています。
ポイント
- Initiaが不正なトークン発行の報告を受け、被害拡大を防ぐためにL1およびロールアップを停止した点
- 攻撃者により推計260万ドルから270万ドル相当が換金され、イーサリアム上で1,135.5 ETHの送金が確認された点
- 攻撃者が140万AUSDなどのステーブルコインをETHにスワップして外部へ資金を流出させた点
- Agoraが関連アドレスを凍結したものの、自社コントラクトがInitia上にない中で先行してスワップが行われていた点
- ネットワーク停止に伴い、Initiaがセキュリティインシデントの影響範囲を調査している点
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