モジュラーブロックチェーンの基盤技術を提供するCelestia Labsは、人工知能(AI)による決済を対象としたプレプロダクション(本番前開発段階)アーキテクチャ「Voyager」を発表しました。本アーキテクチャの導入により、同社は従来の枠組みからトランザクションの実行(エグゼキューション)領域へと事業範囲を拡張させることになります。公表された試験では単一ノードにおいて毎秒2,100万件のトランザクション(TPS)を処理できるベンチマークが示された一方、これは稼働中のネットワーク全体におけるスループットを測定したものではない点に留意が必要です。
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AI決済基盤の提供と実行領域への拡張
Celestia Labsは、AI決済向けの新たなプレプロダクションアーキテクチャとしてVoyagerを公開しました。Celestiaは主にデータ可用性(DA)を提供するモジュラーブロックチェーンとして知られていますが、Voyagerの発表によりトランザクションの実行領域への進出を果たすことになります。AIエージェント間の支払いや頻繁な機械間決済など、高いスループットと即時性が求められるユースケースに対応する実行基盤としての活用が想定されます。
単一ノードでの高ベンチマークと実環境における留意点
今回の発表にあたり、Celestia Labsは単一ノード環境において毎秒2,100万TPSを達成したベンチマーク数値を公表しました。極めて高い処理能力を示す数値である一方、このテスト結果は単一ノードによる測定値にとどまり、実際に稼働している分散ネットワーク環境のスループットを示す指標ではないとされています。実際のブロックチェーン環境ではノード間の通信遅延や合意形成(コンセンサス)が伴うため、実稼働時のネットワーク全体でどの程度の性能を発揮できるかが今後の重要な判断材料になると見られます。
ポイント
- Celestia LabsがAI決済向けプレプロダクションアーキテクチャ「Voyager」を発表しました。
- データ可用性層に注力してきたCelestia Labsが、トランザクションの実行(エグゼキューション)領域へと拡張を図る方針を示した点で注目されます。
- 単一ノードによるベンチマーク試験において、毎秒2,100万TPSという高い処理速度を記録しました。
- 公表された数値は単一ノード上でのテスト結果であり、分散された実稼働ネットワーク全体の処理能力を示すものではない点に留意が必要です。
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