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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

スターテイルグループが「Startale Card」を提供開始。先行登録件数は30万件を超え、世界1億5,000万以上の加盟店拠点に対応する方針

ブロックチェーン関連事業を展開するスターテイルグループは11月2日、米ドル建てステーブルコインを活用して日常の支払いを行えるバーチャルカード「スターテイルカード(Startale Card)」の提供を開始したと発表しました。同カードは決済大手VisaのプリンシパルメンバーであるRainとの提携を通じて発行され、世界1億5,000万以上の加盟店拠点で利用できる仕組みとなっています。利用者は暗号資産取引所や銀行口座を経由することなく、ウォレット内のステーブルコイン残高を原資として法定通貨による決済を行えるようになります。先行登録件数はすでに30万件を超えており、オンチェーン上の資産を既存のグローバル決済網へ直結させる実用事例として注目されます。

監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

取引所を経由しない決済の仕組みと提携基盤

スターテイルカードは、デジタル資産管理アプリ「スターテイルアプリ(Startale App)」の内部で利用可能なバーチャルカードです。利用者が米ドル建てステーブルコイン「スターテイルUSD(Startale USD:USDSC)」をカードに移すことで、銀行口座への送金や取引所からの出金手続きを行うことなく、対応加盟店で直接支払いが可能になります。決済処理においては、カードに連携したウォレット内のUSDSC残高を原資とし、法定通貨への変換を経て実行されます。

カード発行基盤には、Visaのプリンシパルメンバー(主要提携メンバー)でステーブルコイン決済基盤を提供するRainの技術が採用されています。これにより、世界1億5,000万以上のVisa加盟店拠点での決済網に対応しました。また、対象となる決済額の1%をUSDSCで利用者に還元するキャッシュバック機能も備わっています。

決済の原資として用いられるUSDSCは、ステーブルコイン基盤を提供するM0(エムゼロ)の技術を活用して発行されており、裏付け資産には米国の短期国債が用いられています。

提供状況と利用手続きの概要

同社は11月2日に対象となる初期貢献者への提供を開始しており、11月中には先行登録者に対しても優先順位に応じて順次提供を進める計画です。7月13日に開始された先行登録の受付件数は30万件を突破しており、カードの提供開始後もアプリ内での先行登録受付が継続されています。

カードを利用するには、スターテイルアプリ内のカード画面でKYC(本人確認)を完了し、バーチャルカードを有効化する手順が必要です。なお、今回の発表時点において、日本居住者に対するカード提供の可否については明示されていません。

ポイント

  • スターテイルグループが、米ドル建てステーブルコイン「USDSC」を決済原資とするバーチャルカード「Startale Card」の提供を開始した点
  • 決済基盤を提供するRainとの提携により、世界1億5,000万以上のVisa加盟店拠点での法定通貨決済に接続された点
  • 取引所からの出金や銀行口座を介さずに、ウォレット上のステーブルコインを日常の支払いに直接利用できる実用性を持つ点
  • 先行登録件数が30万件を超えており、初期貢献者を皮切りに11月中に先行登録者へ順次提供が拡大される方針である点

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