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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

東京メトロが有楽町線3駅で「ピクトレ」実証試験を実施へ。利用者の撮影画像による設備点検の効率化を検証する方針

東京地下鉄(東京メトロ)、デジタルエンターテインメントアセット(DEA)、グロースリンググリッド(GRG)の3社は、駅の利用者が駅構内設備を点検する実証試験を2026年11月14日から実施します。

本実証試験では、DEAとGRGが共同開発・運営する利用者参加型インフラ点検サービス「PicTrée(ピクトレ)」が、地下鉄事業者の取り組みとして初めて導入されます。

駅利用者が撮影した画像をもとに照明設備や案内看板の軽微な異常の早期発見および業務効率化を検証するものであり、ゲーミフィケーションやWeb3技術を活用した社会インフラ維持の試みとして注目されます。

監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

有楽町線3駅における実証試験の内容と参加インセンティブ

今回の実証試験は、2026年11月14日から2027年1月17日までの期間、東京メトロ有楽町線の銀座一丁目駅、豊洲駅、新木場駅の3駅で実施されます。撮影可能時間は各日10時から16時までとなっており、撮影の進捗状況などに応じて期間が変更される場合があります。

点検の対象となるのは、駅構内のうちアプリ上で指定された範囲内にある一般照明(蛍光灯やLEDなど)および案内看板です。利用者がスマートフォンの専用アプリを用いてこれらを撮影・投稿することで、設備の軽微な異常の早期発見や点検業務の効率化が可能かを検証します。

実証試験への参加を促すインセンティブ設計として、有効な投稿を行った利用者には、アプリ内ポイントであるピクトレ報酬コインに加え、東京メトロのポイントサービスであるメトポが進呈されます。メトポは1か所につき5から15ポイント程度が付与され、チャージ専用ポイントとして提供される予定です。

インフラ点検ゲームの枠組みと開発企業の背景

ピクトレは、ゲーミフィケーションを通じてインフラ企業が抱える課題解決を図る参加型社会貢献ゲームです。利用者はインフラ設備の撮影などを通じて報酬を獲得することができます。鉄道関連では、秋田県の男鹿線8駅を対象としたJR駅構内設備のメンテナンス実証実験が2026年11月1日から11月29日までの予定で先行して実施されています。

本サービスを展開するDEAは、2018年8月にシンガポールで創業し、2026年1月より日本法人として事業を展開している企業です。独自暗号資産であるDEPを軸にした経済圏構築のほか、社会課題解決型ゲームの実装を目指す組織「DEA LABO」を通じて企業や行政との連携を進めています。

また共同開発を行うGRGは、東京電力パワーグリッド、中部電力、アイシーエムジーパートナーズ(ICMG Partners)の合弁会社であるグリーンウェイグリッドグローバル(GGG)とDEAによって設立された合弁会社です。Web3技術を活用した参加インセンティブの設計や、市民が主体となるインフラ保全プラットフォームを提供し、社会インフラの維持管理に誰もが参加できる仕組みづくりに取り組んでいます。

ポイント

  • 東京メトロ、DEA、GRGの3社が、有楽町線の3駅(銀座一丁目駅、豊洲駅、新木場駅)でピクトレを活用した設備点検の実証試験を2026年11月14日から開始します。
  • 地下鉄事業者として初のピクトレ導入となり、利用者の撮影画像から一般照明や案内看板の異常を早期発見し、点検業務を効率化できるかを検証します。
  • 撮影を行った利用者には、アプリ内ポイントのほか、東京メトロのポイントサービス「メトポ」がインセンティブとして付与されます。
  • 電力会社グループとWeb3企業による合弁会社が参画しており、Web3技術やゲーミフィケーションを取り入れたインフラ維持管理の効率化モデルとして注目されます。

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