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ブロックチェーン総研by Pacific Meta

KeplrがGoogleとAppleログインを一時停止。不正取引の報告を受け対象利用者に送金停止を呼びかける方針

暗号資産ウォレットを提供するKeplr(主にCosmosエコシステムなどを対象とするマルチチェーンウォレットとされています)は、不正なトランザクションが報告されたことを受け、GoogleおよびAppleを通じたソーシャルログイン機能を一時停止しました。Keplrによる初期の調査・評価では、従来のリカバリーフレーズ(復元用のニーモニックコード)やハードウェアウォレットを使用しているアカウントへの影響は確認されていません。同社は被害の拡大を防ぐため、ソーシャルログインを利用しているユーザーに対して自身のアカウントへの資金送金を停止するよう求めています。利便性を高めるソーシャルログインの運用において、セキュリティ対策と利用者の資産保全が改めて問われる事態となっています。

監修:ブロックチェーン総研編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。

不正取引の報告とソーシャルログインの一時停止措置

Keplrは、アカウントにおける不正なトランザクションの発生報告を受けたことに伴い、GoogleおよびAppleのアカウントを用いたログイン機能を停止する判断を下しました。

これに合わせてKeplrは、GoogleやAppleのアカウントによるソーシャルログイン機能を利用してウォレットを作成したユーザーに対し、該当アカウント宛ての資金送金を直ちに中止するよう注意を呼びかけています。不正な取引の具体的な手口や原因究明が進められるなか、二次被害を防ぐための暫定的な安全措置とみられます。

初期調査による影響範囲と安全なアカウントの区分

Keplrの初期評価によると、すべてのユーザーアカウントが危険にさらされているわけではないとされています。

具体的には、リカバリーフレーズを用いて生成・管理されているアカウントや、ハードウェアウォレットと連携して運用されているアカウントについては、今回の事象による影響を受けていないと説明されています。秘密鍵を自身で厳格に管理する従来型のウォレット利用者は安全が維持されている一方、外部プラットフォーム認証に依存するソーシャルログイン利用者に影響が限定されている点が示されています。

ポイント

  • Keplrが不正トランザクションの報告を受けてGoogleおよびAppleログインを停止した点で、ソーシャルログイン導入に伴うセキュリティ上の脆弱性対応として注目されます。
  • 初期評価においてリカバリーフレーズ利用アカウントやハードウェアウォレット連携アカウントは影響を受けていないと判断された点で、管理手法によるリスクの違いが明確になりました。
  • ソーシャルログインを利用するユーザーに対してアカウントへの資金送金停止が要請された点で、被害拡大を防ぐための迅速なユーザー対応が求められています。

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