近年では、Unityなどの高機能なゲームエンジンにより数学・物理をあまり意識せずにゲーム開発ができるようになりました。
「Unityがあるのに、それでもゲームプログラマーになるには、数学や物理が必要なの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
今回Pacific Metaマガジンでは、「ゲームプログラマーに数学・物理は必要か」というテーマについて以下の内容を紹介していきます。
- ゲームプログラマーに数学・物理は必要か
- ゲームプログラマーに必要な数学・物理の知識は何か
- ゲームプログラマーに必要な数学・物理のためのおすすめの書籍
- ゲームプログラマーになる方法と年収
本記事では、ゲームプログラマーに必要な数学・物理を学習するのにおすすめの書籍も紹介します。
ゲームプログラマーに数学・物理は必要?
結論から話しますと、ゲームプログラマーに数学・物理は必要です❗️
オブジェクトを意図通りに動かしたり、オブジェクト同士の衝突判定をしたり、物理法則に基づいてオブジェクトを動かしたり、ゲーム開発にはたくさんの数学・物理の知識が使われています。
ゲームエンジンやライブラリを使用すれば、数学・物理を意識しなくても簡単なゲームは作れますが、より独自性のある機能を作るときや、プロジェクトでゲームエンジンが使えないときなどに数学・物理が必要になってきます。
いざ必要になったときに困らないためにも、ゲームプログラマーを目指しているのであれば、数学・物理はしっかりと学習しておきたいところです?
ゲームプログラマーに必要な数学・物理の知識は?
ゲームプログラマーに必要な数学・物理の知識は、2Dゲームでは高校までの数学・物理の知識、3Dゲームでは大学までの知識が必要になります。
具体的にどのような知識がゲーム開発に必要になるのかというと、三角関数、線形代数、力学あたりがよくゲーム開発に使われています。
たとえば、三角関数を使ってタップした方向にキャラクターの向きを変えることができます。
線形代数は、3Dのオブジェクトの回転や拡大、縮小などにも使われます。
力学は、オブジェクトを物理法則にのっとった動作をさせるときなどに使われます。
3Dゲームでは特に線形代数が重要になってきますので、3Dゲームを作りたい方は線形代数をしっかり学んでおいたほうがよいでしょう?
ゲームプログラマーの数学・物理の勉強におすすめの書籍
これまで、ゲームプログラマーには数学・物理が必要であるということをお伝えしてきました。
こちらでは、ゲームプログラマーが身につけるべき数学・物理の学習に役立つ、おすすめの書籍を3冊紹介していきます。
高校・大学の教科書をひっぱり出してきて、必要な個所を取捨選択しながら勉強しなおすよりも、ゲームプログラマーに必要な数学・物理の知識が一冊にまとまった書籍があるほうが学習しやすいのではないでしょうか。
ゲーム開発のための数学・物理学入門
こちらは、中学教科書レベルから高度な3次元処理まで、ゲーム開発に必要な数学と物理を基礎から丁寧に解説しているという書籍です。
例題やC、C++、Objective-Cのサンプルコードがあるため、数学・物理の知識がプログラミングにも結び付き、ゲームプログラマーのためのより実践的な理解が期待できます✨
ゲームプログラマーを目指すのにおすすめの書籍です。
Unityでわかる!ゲーム数学
こちらは、ゲーム開発でよく使われるゲームエンジン「Unity」を使いながら、ゲーム開発に必要な数学の知識を学ぶことができるという書籍です。
「動かしながら学ぶ」をコンセプトに掲げており、画面上でプログラムの動作確認をしながら、ゲーム開発のためのより実践的な数学が学べます。
そのため、数学をプログラミングにどう落とし込むか、体験しながらの深い理解が期待できます✨
特にUnityを使ったゲームプログラマーになりたい方におすすめの書籍です。
実例で学ぶゲーム開発に使える数学・物理学入門
こちらは、前述した「Unityでわかる!ゲーム数学」と同じ著者の書籍です。
ゲーム開発のための数学・物理が学習できます。
2Dゲームに必要な「物体の運動」「スクロール」「当たり判定」「光線の表現」「画面切り替えエフェクト」などをサンプルコードとともに学べます✨
主に2Dゲームを作りたい方におすすめの書籍です。
ゲームプログラマーのなり方とは?
ゲームプログラマーは、入社後、プログラミングスキルが求められます。
そのため、大学や専門学校、独学でプログラミングを学び、その後、ゲーム開発をしている会社に入社することでゲームプログラマーになれます。
資格については、ゲームプログラマーになるのに必須の資格はありませんが、持っていると就職活動で有利に働く資格はいくつかあります。
Pacific Metaマガジンには、ゲームプログラマーになるための「おすすめ専門学校」や「おすすめの資格」について詳しく紹介した記事がありますので、ぜひ、こちらもあわせてお読みください?
また、ゲームプログラマーへの転職に興味がある方は下記の記事もあわせてご覧ください!
ゲームプログラマーに就職するなら代々木アニメーション学院!
これまで、ゲームプログラマーには数学・物理の知識が必要であると話してきました。
ゲームプログラマーに必要な数学・物理の知識を身につけるためのおすすめの書籍も紹介してきました。
しかし、独学での学習に自信がない方もいると思います?
独学以外の道としては大学や専門学校などの選択肢があります。
こちらでは、専門学校の代々木アニメーション学院をおすすめします。
代々木アニメーション学院には、ゲーム学部ゲームプログラミング科があります。
ゲームプログラマーを目指すのなら、こちらの学科がおすすめです。
授業は業界で活躍する講師の授業が受けられるので、より実務的な授業内容が期待できます✨
Unityとトレーニングパートナー契約を結んでいるので、Unity認定資格の取得を目指したカリキュラムも受けられます。
4年制の大学と比べ、代々木アニメーション学院は2年制のため、より早い時期に就職活動に取り掛かることができます。
専門学校のため、ゲームプログラマーに特化した内容のカリキュラムが受けられ、より実践的なスキルの習得が期待できます。
ゲームプログラマーを目指している方は、ぜひ、代々木アニメーション学院をチェックしてみてください?
ゲームプログラマーの平均年収はいくら?
「求人ボックス 給料ナビ」の2021年10月2日に更新されたゲームプログラマーの給料について書かれたページによると、ゲームプログラマーの平均年収は、498万円です。
また、「令和2年賃金構造基本統計調査」をもとに概算した一般労働者のソフトウェア作成者の平均年収は、511万9,000円です。
ゲームプログラマーに必要な数学・物理の知識についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、「ゲームプログラマーに数学・物理は必要か」というテーマについて、下記の内容を紹介してきました。
- ゲームプログラマーに数学・物理は必要!
- ゲームプログラマーに必要な知識は、特に三角関数、線形代数、力学!
- ゲームプログラマーになるためのおすすめの書籍を紹介!
- ゲームプログラマーになるには代々木アニメーション学院がおすすめ!
ゲームプログラマーになるには、数学・物理の知識が必要であることが伝わりましたか?
高校・大学の範囲を自分で取捨選択しながら勉強しなおすのも大変なので、おすすめした書籍が手元にあると勉強しやすいかと思います。
また、一人で勉強するのが大変な方は、代々木アニメーション学院がおすすめです。