ゲームプログラマーになるためには、様々な方法・進路があります。
いったいどの道を選ぶのが良いのでしょうか。
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームプログラマーの専門学校について以下の内容を中心にご紹介します。
- ゲームプログラマーとは
- ゲームプログラマーになるには
- ゲームプログラマー志望におすすめの専門学校ランキング5選
- 大学ではなく専門学校がおすすめの理由
ゲームプログラマーを目指すために、専門学校が最適だという理由を詳しく解説していきます。
ゲームプログラマーとは
ゲームプログラマーとは、ゲーム開発のプログラミング部分を担当する職業です。
ゲームプランナーやディレクター、プロデューサーなどが考えたシナリオやストーリー、システムが作動するようにプログラミングします。
提案されたアイディアが実現可能か判断したり、バグの修正を行ったりと、ゲームを作るだけでなく品質向上の部分にも大きく関わってきます。
プログラミングを理解し、そのスキルを存分に活かして仕事に取り組むプロフェッショナルです✨
ゲームプログラマーになるには
ゲームプログラマーになるために特別必要な資格はありません。
プログラミングを理解していればゲームプログラマーを目指すことができます。
とはいえ、専門性の高い職業なので、勉強が必要だということは想像できるでしょう。
ゲームプログラマーを目指す方法を紹介します。
独学
プログラミングの本やインターネットの動画など、現在はたくさんの教材があります。
初心者向けに作られているものも多く、基礎から学ぶことが可能です。
とはいえ、数が多いのでどの本・動画を選べばいいか分からないというケースも。
そして、分からない内容について質問する環境が整っていないため、自分でまた本や動画、インターネットを使って解決していく必要があります。
プログラミングについて全く学んだことがない人だと、困難な道になるかもしれません。
専門学校
ゲームプログラマーになるコースを取り扱っている専門学校へ進学するという手段があります。
専門学校はその名の通りより専門性の高い分野を取り扱っていることが多いため、プログラミングだけでなくゲームに関して学ぶこともできる点がおすすめです。
実際にゲームプログラマーとして活躍している方が講師をしている授業を受けられるなど、学生時代から現場に近い環境を体験できます。
ゲームプログラマーとしてプログラミング以外のカリキュラムも豊富なうえに、ゲーム会社と提携して就職に有利なケースも多く、たくさんのメリットがあげられます。
大学に比べて専門学校の方が短期間のため、学費が安くなる傾向にあります。
就職活動での志望動機にも説得力を持たせられますね!
大学
大学でもプログラミングや電子情報学、メディア学などを学べるところはたくさんあります。
専門学校に比べや専門性に劣りますが、大学卒業というステータスが得られることや、他の分野の勉強も総合的に学べます。
ゲームプログラマーを目指し、かつその後ゲームプログラマー以外の仕事に転職する際に、基本給が高かったり選択肢の幅が広がったりします。
在学中の学費が、専門学校や独学の場合よりも高くつく場合があります。
長い目で見た時に、自分にとってどちらが有利なのかを考えて進学先を選択してください。
ゲームプログラマーおすすめの専門学校ランキング!
ゲームプログラマーを目指すうえで、やはりその専門性の高さから専門学校に通うことをおすすめします。
おすすめの専門学校は以下の5校です✨
1位 代々木アニメーション学院
アニメ・漫画・ゲーム・イラスト・声優の専門学校である代々木アニメーション学院。
業界で活躍している豪華講師の授業が受けられます。
代々木アニメーション学院にはアニメ・ゲーム学部ゲームプログラミング科があるので、ゲームプログラマーになりたい人にはぴったりの学校です。
在学中にゲームプログラマーとしての知識・技術をしっかり学べて、1年次から実際にゲームの制作に取り組めます。
就職時や卒業後に手厚いサポート体制が受けられるため、ゲームプログラマーとして活躍したいという人におすすめします。
東京を始め大阪や名古屋、札幌、福岡、仙台、金沢、広島など全国に10校存在するので、通いやすいという点も強みです。
2位 アミューズメントメディア総合学院
アニメやゲーム、漫画、小説、イラスト、声優に関する学部が数多く存在している恵比寿のアミューズメントメディア総合学院。
ゲームに関する学科はゲームプログラマー学科、ゲームクリエイター学科、ゲーム・アニメ3DCG学科の3つあります。
理論と実践の経験を積んだ後、2年次からはゲームプログラミングについてより深く学んだり、ゲームにおけるAI技術を学んだりすることで、卒業後即戦力のゲームプログラマーとして社会に出ていけます。
現役のプロ講師による授業を受けて、学院と在校生・卒業生が一丸となって作品を作り上げるという点が特徴的です。
専任のスタッフが1人1人の個性やスキルに合わせて就職を徹底的にサポートしてくれます。
3位 バンタンゲームアカデミー
ゲーム・アニメ・声優・eSportsの専門学校であるバンタンゲームアカデミー。
専門学校という名称ではありますが、そこはプロの現場そのものです。
高等部が存在しているので、中学校卒業後より早い段階からゲームについて学ぶことができます。
実際にチームで制作を行うことで、現場に適応する力やコミュニケーション能力が身に着きます。
プログラミングだけでなくプランニングやサウンドなど、総合的なゲーム制作を学べるところが魅力的です。
クラスの人数は15~25人と少数なので、その分プロ講師の指導を直接受けやすいというメリットがあります。
4位 HAL東京・HAL名古屋・HAL大阪
ITとデジタルコンテンツを学ぶ専門学校・HALは東京、名古屋、大阪だけでなくパリにも学校を展開しています。
最先端の環境を整え、実践的な授業によってゲームを作るためのスキルを身に着けていきます。
学ぶ過程も中間部と夜間部、中間部は4年制と2年制があるので、高校卒業後にゲームプログラマーを目指して入学することも、社会人になってから夜間部を利用してゲームプログラマーを目指すことも可能です。
幅広いカリキュラムから自分に合ったものを選択してください。
また、手厚い就職支援システムによって希望就職率はかなりの高さを誇っています。
校舎の見学や入学相談は毎日行われているので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?
5位 日本電子専門学校
電子・工業系の分野を学べる日本電子専門学校。
ゲーム学科はゲームクリエイター・ゲームプログラマー・ゲームプランナーになるための3つの科があります。
日本電子専門学校は専門学校初のゲーム制作専門学科として25年以上の歴史があり、技術力だけでなくチームワークにも特化したゲームプログラマーを目指すノウハウを伝授してくれます。
12冊のオリジナル教科書を習熟し終えた後、立派なゲームプログラマーとして羽ばたいていけるでしょう。
実際に有名ゲームを作ったスタッフが講師として在籍しているため、現場に近い雰囲気の教室で学びながら年間10本以上のゲームを作ることも可能です。
大学ではなく専門学校がおすすめの理由とは?
ゲームプログラマーを目指すには、大学ではなく専門学校がおすすめです❗️
その理由を授業面、就活面に分けて説明します。
授業面
ゲームプログラマーになるための授業がより充実しています。
特徴的な部分は以下の通りです。
ゲームづくりやプログラミングに必要な知識をまとめて学べる
専門学校では、プログラミングはもちろんですがゲームづくりに特化したプログラミングを学べます。
その他にもゲームに関する知識をたくさん身に着けることができます。
ゲームプログラマーを目指すうえでプログラミングは欠かせないスキルですが、それ以外のゲームづくりの知識を身に着けることで将来的にゲーム全体に関わっていくことが可能です。
他職種との連携も取りやすくなるので、総合的な知識・スキルを自分のものにしましょう。
短期間で集中して勉強ができる
大学は基本的に4年間ですが、専門学校は2~3年のところが多いです。
そのため、短期間で集中して勉強に取り組むことができます。
学ぶ期間が長いと確かにじっくり時間をかけて勉強できますが、初期に学んだことをつい忘れてしまうことも。
専門学校は短期間で集中して知識とスキルを取得し、在学中にゲームを作るので自分の身になっていくと言えます。
同じ目標の仲間と切磋琢磨できる
専門学校でゲームプログラミングを学んでいる生徒は、皆がゲームプログラマーになる夢を叶えるために頑張っている仲間です。
同じ目標に向かって学んでいるからこそ、お互い良いところは褒め合い、改善すべき点は指摘して、さらに自分の実力を伸ばすことに繋がります。
プログラミングは奥が深い学問なので、時に挫折感を味わうこともあるでしょう。
そんな時お互い励まし合い、高め合いながら目標実現に向けて切磋琢磨していけます。
チームで動くことを学べる
専門学校では、実際にチームを作ってゲームを作る授業が行われます。
学生のうちからチームでの動き方、コミュニケーションの取り方、予定に合わせたスケジュール進行など、やることは社会人そのものです。
そのため、就職してからゲームを作る際に、既にある程度自分の動き方・チームの動き方が身に着いた状態からスタートできます。
一般的に学校は学ぶところで、働き方を身に着けるのは社会人になってからというケースが多いですが、ある程度準備を整えられるところが強みだと言えます。
実績のあるプロから教えてもらえる
プロの講師がゲームづくりに関する知識を伝授してくれる点が魅力的です。
現場で働かなければ分からないことはたくさんありますが、プロ講師の声を聴くことでイメージが掴みやすくなります。
ゲームを作るうえで大切なことを、実際にゲームを作った人からたくさん学ぶことができます。
就活面
有利なのは授業面だけではありません。
実績のある専門学校では、就活面でも充実したサポートが受けられます。
ゲーム業界へのコネクションがある
今まで数多くの有名な卒業生を輩出してきた専門学校は、ゲーム業界へのコネクションがあります。
企業連携を行って授業を行っているだけでなく、年間多数の就職枠を提供してくれるのです。
コラボやドラフトオーディションを行って、ゲームプログラマーとして働くチャンスを掴みましょう。
ゲーム業界に特化した就職サポートが受けられる
それぞれの業界にはそれぞれの特徴があります。
それはゲーム業界も同様で、履歴書の志望動機をどのように書けば企業側に好印象なのか、面接時にどのようなことが聞かれるかなど、不安に思う人もいるのではないでしょうか。
専門学校に在籍している講師はゲーム業界に深く関わっているので、就活時・面接時のノウハウをしっかり伝授してくれます。
また、在学中に限らず卒業後もそのサポートを受けられるので安心してください。
提出するポートフォリオが充実している
ポートフォリオとは分かりやすく言うと作品集のことです。
ゲーム業界は実績が重要視されますが、一般的に学生のうちは実績を積むことができません。
ですが、専門学校は在学中にもゲームづくりに取り組むため、ポートフォリオを充実させることが可能です。
即戦力として活躍できると判断されれば、就活において有利に働きます。
ゲームプログラマーを目指すための専門学校の選び方とは?
専門学校の数は多く、どこに通えばいいか分からないという人もいるかもしれません。
自分に合った専門学校の見つけ方を紹介します。
プロチームと提携を結んでいるか
より高いスキルを身に着けるためには、プロの技術を学ぶことが重要です。
そのため、プロチームや大手企業と提携しているかどうか確認してみましょう。
実際現場で働いている人の知識・スキルを学べるたけでなく、就職のチャンスを提供してくれる可能性もあります。
設備環境や学費面
専門学校の設備がどれくらい整っているかは、専門学校を選ぶうえで重要な判断材料です。
学校のホームページを確認したり資料を取り寄せたり、実際に見学したりすることをおすすめします。
また、専門学校は学費が高いから諦めようと思っている人もいるかもしれません。
学校独自の奨学金制度など、学費面のサポートが受けられるかどうか確認してみましょう。
就職面のサポートや実績
ゲーム業界は多様性を極め、ゲームソフトだけでなくアプリの開発など、ゲームプログラマーが活躍できる場面が増えています。
実績が重視される世界なので、新卒・未経験のゲームプログラマーでも活躍できるように就職面のサポートが充実している専門学校に進学しましょう。
実際に企業と提携して見学ができたり、年間就職枠を設けてくれたりと、自分が重視するポイントをしっかり見極めて学校を選んでください。
校風があっているか
目標を掲げていても、校風が自分に合っていなければ通い続けるのが難しくなってしまいます。
実際に通っている人の声が公式HPやパンフレットに掲載されていることがあるので読んでみましょう。
見学やオープンキャンパスを行っている場合は足を運び、実際に学校の空気感に触れてみることもおすすめです。
ゲームプログラマーの勉強ができる専門学校への受験方法
専門学校を受験するためには、まず期間内に出願することが大切です。
出願受付期間は学校ごとに違うので、公式HPを見るか実際に電話などで確認してください。
願書を取り寄せ、必要事項を記入して再度提出します。
出願が受理されると、試験の日程に関する案内が送られてくるのであとは受験日までしっかり勉強しましょう。
受験する専門学校によって学科試験・面接試験など内容も変わってきます。
試験の日時・場所を把握し、遅れないように会場に向かってください。
あとは試験を受け、結果が出るのを待つだけです。
ゲームプログラマーの勉強ができる専門学校での実際の授業内容
専門学校では、実際にゲーム業界で活躍しているプロ講師が授業を担当します。
自分が既にプロとして働いているため、一流のゲームプログラマーになるには何が必要かということを分かっています。
そのため、必要な知識・技術を基礎から分かりやすく説明してくれるという点が魅力的です。
充実した設備を使って学部・学科を超えたチーム制作に取り組むなど、学びながら働くことができます。
ゲームプログラマーを目指せる専門学校の学費やその他の費用は?
専門学校の学費は1年間で100~150万円です。
入学金は10万円のところもあれば50万円もところもあり、学校によって大きく異なります。
この他に教材費がかかるので、更に10万円程度上乗せされると考えましょう。
ゲームプログラマーになるために2年間専門学校に通ったとして、かかる学費は250~350万円と計算されます。
ゲームプログラマー専門学校のまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームプログラマーの専門学校について以下の内容を中心にご紹介しました。
- ゲームプログラマーはゲームのプログラミングを作る仕事
- ゲームプログラマーになるためにおすすめの専門学校は「代々木アニメーション学院」「アミューズメントメディア総合学院」「バンタンゲームアカデミー」「HAL」「日本電子専門学校」
- 専門学校は授業面・就活面で有利
- 自分に合った専門学校を見つけることが重要
専門性が高い上に、実力主義のゲーム業界で生き残っていくためには、就職時にある程度の知識・スキルが身に着いていることが求められます。
そのため、専門学校でプログラミングやチームワークを学び、実際の現場で活かしていきましょう。
ゲームプログラマーになるという夢を叶えるために頑張ってください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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