現在、Web3は想像以上のスピードで進化していますが、Web3に関連するアプリケーションでは、基本的に専用のトークンを使用することになるため、Web3になじみのないユーザーにとってはどうしても参入が難しいものになっています。
Slash Vision Labsは、ユーザーが好きなトークンで決済することを実現するために、決済システムをはじめとしたサービスを提供するプロジェクトです。
今後Slash Vision Labsの取り組みが世間に認知されれば、独自トークンであるSVLはさらに注目される可能性があります。
当記事ではSlash Vision Labsの独自トークンであるSVLについて、概要やステーキングの方法、ロードマップなどを解説していきます。
SVL(Slash Vision Labs)とは?
発行体 | Slash Fintech Limited |
ティッカーシンボル | $SVL |
購入可能な取引所 | Bybit, Zoomex |
トークン規格 | ERC-20 |
対応ブロックチェーン | Mantle Network |
発行枚数 | 10,000,000,000 |
時価総額 | $133,132,584(2024年6月7日現在) |
公式HP | https://slash.vision/ |
X(旧 Twitter) | https://x.com/SlashWeb3 |
Medium | https://medium.com/@SlashWeb3 |
Discord | https://discord.com/invite/gk25cyBs78 |
SVL(Slash Vision Labs)とは、暗号資産の決済プロトコルであるSlashを手がけるSlash Fintech Limitedが発行する独自トークンです。
Mantle Networkで発行されるERC-20トークンであり、2024年4月にローンチされました。
SVLは、Key NFTを利用してステーキングができるなど、ブロックチェーン技術の特徴である相互運用性を活かしたエコシステムを構築しています。
また、ステーキングの際に無料のNFTをMintすることが可能です。
Slash Fintech LimitedはSlash Vプリカ SHOPやSlash Cardなど、暗号資産と法定通貨間の滑らかな価値交換を可能にするプロジェクトを開発・提供していく予定があるため、ガバナンストークンであるSVLは、今後より注目される可能性があります。
SVLの特徴・メリット
SVLの特徴やメリットには以下のようなものがあります。
- Key NFTを活用したSVLステーキング
- 価格推移が好調である
- ステーキングによるメリットが豊富である
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Key NFTを活用したSVLステーキング
SVLはAlice NFTを起点としたエコシステムとなっているのが特徴です。
Alice NFTとは、Slashが運営するNFTプロジェクトで、Season.1〜Season.2にわたって個性豊かなキャラクターのデジタルアートとなっています。
Alice NFTを保有する最大のメリットは、SVLのステーキングが可能になることです。
SVLのステーキングにはAlice NFTをはじめとしたKey NFTが必要で、他にはGenesis NFTやVeryLongSlash NFTなどがあります。
また、SVLローンチ時のエアドロップの条件にAlice NFTの保有があったことから、今後もAlice NFTの保有がSVLのエアドロップの条件になる可能性は十分に考えられます。
価格推移が好調
SVLは価格推移が好調なのも特徴となっています。
SVLは4月のエアドロップ以降、右肩上がりに価格が推移しており、2024年6月6日現在、最安値から約7.15倍の価格で安定的に推移中です。
価格が比較的安定している理由としては、現状流通量が絞られていることと、ステーキング率の影響が挙げられます。
特にステーキング率についてはメリットが豊富なこともあり、ステーキング率30%以上という高い数値になっているのが特徴です。
ステーキングによるメリットが豊富
先述の通り、SVLはステーキングによるメリットが豊富です。
現在はエアドロップされたSVLのClaimが開始される前にSVLのステーキングを行うことで、毎週木曜日に高APRでステーキングリワードを受け取れます。
また、SVLステーカーにパートナープロジェクトのトークンセールや、エアドロップへの早期アクセスを提供する「SVL Alpha-Base (Alpha-Base)」を通じて、さまざまなプロジェクトと連携したインセンティブやエコシステム形成を検討中です。
実際に、2024年5月にはSVL Airdrop Staker Genesis NFTのホルダーに対し、総額50,000MNTのエアドロップを行っています。
SVLのステーキング方法
SVLのステーキング方法は大きく分けて2つのフェーズで行います。
- SVLの購入
- SVLをSlash Vision Portalでステーキング
それぞれ詳しく見ていきましょう。
BybitやZoomexでSVLを購入
まずはステーキングに必要なSVLを購入しましょう。SVLはBybitやZoomexで購入可能です。
それぞれの取引所での購入方法を解説します。
BybitでSVLを購入する方法
BybitでSVLを購入する場合、まずBybitにログインして現物取引のページを開き、検索欄からSVL/USDTを検索します。
次に購入したいSVLの数量を指定し、「SVLを買う」をクリックしましょう。
以上でSVLの購入は完了です。
なお、購入用のUSDTを入金する際には、Slash入金が便利です。
「暗号資産の購入」から「暗号資産を入金」を選択し、USDTを選択すると「スラッシュ入金」が表示されます。
「スラッシュ入金」をクリックするとSlash Paymentの決済画面に遷移するので、保有しているウォレットを接続し、決済に使用するトークンを選択すれば、入金が可能です。
ZoomexでSVLを購入する方法
Zoomexの場合もBybitと同様、ログイン後に現物取引のページでSVL/USDTを検索し、購入したいSVLの数量を指定した上で「SVLを買う」を選択することで購入が可能です。
ZoomexでもUSDTのSlash入金が可能なので、「暗号資産の購入」から「Slash入金(USDT)」をクリックし、入金操作を進めていきましょう。
SVLをSlash Vision Portalでステーキング
SVLを購入できたら、続いてSVLをステーキングしましょう。
SVLのステーキングはSlash Vision Portalで行えます。
まず、Slash Vision Portalにログインしましょう。
ログインが完了したら、Stake SVLページでMintボタンをクリックすることで、無料でKey NFTを取得できます。
次に保有しているKey NFTを選択します。
ステーキングするSVLの量を選択できるので、選択の上、「Stake SVL」をクリックしましょう。
以上の操作でSVLをステーキングできます。
SVLのClaim方法
SVLのClaimはステーキングと同様、Slash Vision Portalで行います。
毎週木曜日にSlash Vision Portalのダッシュボード上にある「Your Claimable SVL」から、ステーキングされているSVLに応じたリワードを受け取ることが可能です。
ダッシュボードの「APR」では2年間ステーキングした際に得られる1SVLあたりの収益性を確認できます。
また、ClaimしたSVLはリステーキングすることも可能です。
リステーキングの際にもAlice NFTをはじめとしたKey NFTが必要になるので注意しましょう。
SVLの将来性・今後のロードマップ
SVLは今後、以下のようなロードマップを歩む予定です。
- Slash Vプリカ SHOPの運営が開始
- Slash Cardが2024年中にリリース予定
- さらなる取引所への上場を検討
現状Slash Vプリカ SHOPの運営は開始しており、Slash Cardのリリースやさらなる取引所への上場の検討については、今後行われていく予定です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Slash Vプリカ SHOPの運営が開始
まず、2024年5月よりSlash Vプリカ SHOPの運営が開始されています。
Slash Vプリカ SHOPはSlash Payment上でVプリカを購入できるサービスです。
VプリカとはVISAマークがつく店舗で利用できるプリペイド方式のバーチャルカードになります。
Slash Paymentで暗号資産を利用してVプリカを購入できるので、VISAマークがつく店舗であれば、実質的に暗号資産を利用した法定通貨での決済が可能になります。
結果として今まで以上に暗号資産を決済手段として活用しやすくなり、従来のビジネスにクリプトを容易に関連付けることが可能です。
Slash Vプリカ SHOPでは1万円からVプリカを購入でき、無料のVプリカアカウントを開設すれば10万円まで利用できます。
また、本人確認をすることで物理カードを発行することも可能で、物理カードでは100万円まで利用が可能です。
Slash Cardが2024年中にリリース予定
Slash Fintech Limitedは2024年中にSlash Cardをリリース予定です。
Slash CardはUSDC、USDTなど担保として保管することで、アプリ上で発行されるクレジットカードに与信を与えることができるサービスとなっています。
現在の暗号資産市場には、ウォレット保有者数が少ないことが原因で市場が拡大しないという課題を抱えています。
Slash Cardを利用する際には、既存のセルフカストディウォレットの保有ユーザーはそのままオンボーディングでき、非セルフカストディウォレットユーザーでもメールアドレス登録のみで、自動的にセルフカストディウォレットが生成されます。
これにより、Slash Cardのマーケティングを行うことで、同時に新規セルフカストディウォレットユーザーを劇的に増やすことが可能になります。
ソフトバンクがインターネット黎明期に駅前でモデムを無料配布したように、Slash Cardをきっかけにウォレット保有者数の増加が期待できます。
今後はSlash Cardを保有するユーザーに対し、ポイ活のような方式でトークンのエアドロップを行うことも検討しており、Web3になじみのない人々にも分かりやすいメリットを提示していく予定です。
さらなる取引所への上場を検討
現在BybitやZoomexに上場しているSVLですが、今後も取引所への上場を検討しています。
特に韓国やtier1のCEXへの上場などを検討中です。
以上のようなロードマップを歩むことで、暗号資産と法定通貨のなめらかな価値交換をはじめとしたWeb3の活用方法を創出し、より多くの地域や人々に共有していく予定です。
SVLについてまとめ
SVLについて解説してきました。
SVLは暗号資産と法定通貨のなめらかな価値交換を実現するため、今後もSlash Cardのリリースや取引所への上場などを目指しています。
上記のような取り組みが実れば、Web3になじみのないユーザーの参入も期待できるため、SVLの注目度はさらに増す可能性があるといえるでしょう。
SVLは以前もエアドロップを実施しているため、今後も行う可能性は十分にあり得ます。
現状はステーキングのAPRも高いので、興味のある方はぜひ早期に購入を検討してみてください。