これまでの仮想通貨市場では、数多くのミームコインが誕生しては消えてきました。
その中でPEPE(ペペコイン)は、圧倒的な価格急騰とSNS上の盛り上がりによって一躍注目を集めています。
2023年のローンチ直後に数千倍もの伸びを見せ、投機家たちの話題をさらいました。
しかし、ミームコインはボラティリティが激しく、実用性の乏しさからリスクも大きいです。
本記事では、PEPEがどんな特徴を持ち、これまでどのように価格が動いてきたかを振り返った上で今後の予想をしていきます。
あわせて今後の将来性や他のミームコインとの比較、さらには国内初上場を果たしたBITPOINTでの購入方法をご案内します。
PEPEに興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
PEPEとは?

PEPE(ペペコイン)は、インターネット上で人気のカエルミーム「Pepe the Frog」をモチーフにした仮想通貨です。
2023年4月にイーサリアム基盤のERC-20トークンとして誕生し、ステルスローンチという形で公開されました。
最大供給量はおよそ420兆枚と膨大ですが、取引時の税金(TAX)がゼロ、そして開発者権限が放棄されている点が特徴です。
ローンチ前のプレセール(事前販売)が行われなかったため、特定の大口投資家だけが先に大量取得するような不公平感がありません。
また、流動性はロックされているとされ、少なくとも設計面では透明性を志向しているとアナウンスされています。
ただし開発チームの正体は明らかになっておらず、リスクがないわけではありません。
このコインはあくまでコミュニティ由来のミームが中心となって盛り上がっている投機的な銘柄です。
公式サイトでも「本質的な価値はない」と明記されており、ネタと割り切って参加する人が多いようです。
一方でインターネットの拡散力と話題性によって、短期間で世界有数の取引所へ上場するまでに成長を遂げました。
PEPEが注目を浴びた最大の要因は、その爆発的な価格上昇にあります。
誕生当初、購入資金がほんの数千円でも数百万円以上の含み益を得るチャンスがあったという話がSNS上で拡散されました。
投資家の興味をひく破壊力がありながら、一方でミームコイン特有の高リスク性も見逃せません。
今後の行方を判断するには、まずこれまでの価格変動と背景をしっかり押さえておく必要があります。
PEPEのこれまでの価格変動とその要因

PEPEの価格変動を左右してきた要因は、大きく分けて四つあります。
まず挙げられるのがSNSやコミュニティでの拡散力です。
ミームコイン特有のネタ要素が口コミを生み、爆発的に人気を集める原動力となりました。
次に取引所への上場ニュースです。
Binanceや国内取引所BITPOINTへの上場は、PEPEの流動性と注目度を一気に高めました。
また、仮想通貨全体のトレンドやビットコイン価格が上向くと、PEPEへの投機資金も流れ込みやすくなります。
一方で、チーム内部のトラブルや急激な売り圧も暴落要因になり得るため、今後も乱高下には警戒が必要です。
ここでは、2023年と2024年の振り返りをしていきます。
2023年:バイナンス上場による急騰
PEPEが世間の注目を浴び始めた最初の大きなイベントは、2023年5月のBinance上場です。
ローンチからごく短期間で世界最大級の取引所へ進出したことで、PEPEは瞬く間に話題となりました。
その結果、取引量と価格が爆発的に増加し、SNSではPEPEの”億り人”誕生ストーリーが各所で拡散されます。
特に初期の投資家は、ほんの数千円から数百万円以上の含み益を手にするケースも珍しくありませんでした。
こうした極端な成功談が更なる投機マネーを呼び込み、短期間で時価総額ランキング上位に躍り出たのです。
ミームコインブームの勢いも相まって、一部の早期参入者にとっては夢のような利益をつかむきっかけになりました。
2024年:調整期と国内初上場の影響
2023年の末には、PEPEの過剰な熱気も次第に冷めていきました。
急騰の裏には短期的な投機資金が大量に流れ込んでいたため、利益確定の売りが殺到すると大幅な価格下落に繋がったのです。
さらに仮想通貨市場全体が停滞傾向にあったことも重なり、PEPEの人気は一時下火となりました。
しかし、2024年に入ると、市場全般の回復に伴ってPEPEにも再注目が集まり始めます。
あらためてSNSを中心に話題が盛り上がり、複数の海外取引所がPEPEの新しい上場や取引ペアの追加を発表しました。
特に2024年10月には国内取引所BITPOINTでPEPEが初めて上場し、日本でも買いやすくなります。
この国内上場によって、日本円でPEPEを直接購入できる環境が整いました。
日本人ユーザーの新規参入が増えたことで一時的に価格が急伸する場面もあり、市場全体の回復ムードと相まって強気に動いたのです。
ただし、その後の調整局面では再び大幅な下落を経験するなど、値動きは決して安定しているわけではありませんでした。
PEPEの将来性と今後の展望

PEPEの将来性を考えるうえで、まず注目すべきはコミュニティの熱量です。
このコインはミーム由来のネタ性が魅力であり、それを支えるのはSNSやファン同士の盛り上がりです。
開発チームが公式にロードマップを示すケースもありますが、成功の鍵を握るのはコミュニティ主導で継続的に支持を集められるかどうかといえます。
DOGEやSHIBのように長期間にわたって多くの人が保有し続けるかは、PEPEにとって未知数です。
もし競合の新興ミームコインが次々と台頭してくれば、資金がそちらに流れる可能性も否定できません。
ただ、PEPEはすでに2023年に大手取引所への上場を果たし、2024年には国内取引所でも取り扱われるようになりました。
この点は他の草コインとは一線を画す強みでもあります。
また、市場全体の動向もPEPEには大きな影響を与えます。
ビットコイン半減期や国際的な政治イベントなどで仮想通貨全体が強気ムードになると、相対的にミームコインにも資金が流れやすくなるからです。
逆に規制強化や金融不安などで市場マインドが冷え込めば、まず投機性の高い銘柄から売られて大きく下落するリスクがあります。
PEPEが今後大きく値上がりする可能性も、急落するリスクも、常に同居していると考えましょう。
特に供給量が莫大なため、「1枚当たりの価格が1円になる」ような極端なシナリオは現実的ではないという見方が多いです。
それでも数倍程度の上昇余地は十分にあり得ると予想する専門家も存在します。
このように、PEPEは高いボラティリティを伴いつつも、コミュニティさえ維持できれば再び飛躍するチャンスはあるといえます。
とはいえ、開発チームの内部トラブルやラグプル(資金持ち逃げ)の危険性がゼロとはいえず、注意が必要です。
また、何らかの実用的ユースケースを確立しないままだと、単なる投機熱に左右される状況が続くでしょう。
結局のところPEPEはハイリスク・ハイリターンな存在であり、長期保有よりも短期的な値動きで利ざやを狙う投資家が多い印象です。
今後の将来性を占うなら、コミュニティの動向、市場トレンド、そして実用性拡大への取り組みに注目していくとよいでしょう。
コミュニティの重要性と競合動向
ミームコインは、その名の通りミーム(ネット上のネタ)を共有する文化が大きな推進力です。
PEPEもSNSでの拡散が価格と直結するケースが多く、コミュニティが冷めればその勢いも急減速しかねません。
開発チームの活動方針や情報開示が不透明だとコミュニティの信頼を失い、大幅な売り圧に繋がるリスクがあります。
一方で、競合するミームコインは世界中で次々に登場しています。
たとえばトランプ関連のミームコインなども出回り、目新しさで注目を奪われることも考えられます。
DOGEやSHIBは既に強固なコミュニティを築いており、新興ミームコインがそこを脅かすのは容易ではありません。
PEPEが長期的に生き残るためには、コアユーザーをつなぎとめ、継続的に魅力あるプロジェクト運営を行うことが欠かせないでしょう。
仮想通貨市場のトレンドとPEPEの展望
仮想通貨市場全体は、政治や経済の動向に大きく左右されます。
マクロトレンドによって資金が潤沢になると、PEPEのようなミームコインにも投機的な買いが集まりやすくなります。
ただし逆に世界的な景気後退や金融引き締め、規制当局の取り締まり強化が進めば、まずボラティリティの高い銘柄から資金が流出するでしょう。
PEPEは実需に乏しく、需要が途絶えれば下落幅が大きくなるリスクが高いです。
そのため、市場の雰囲気が好調ならPEPEは一気に跳ね上がり得る一方、市況が悪化すれば真っ先に売られてしまう可能性があります。
いずれにせよ「ミームコインだからこそ短期での上昇余地がある」と同時に「相応のリスクも大きい」と認識しておくとよいでしょう。
将来に向けてPEPEが独自のユースケースや強固なコミュニティを確立できるかが、生き残りのポイントになります。
ドージコイン・シバコインとPEPEとの今後の比較
PEPEが注目を集めた背景には、既に実績のあるミームコインブームの存在があります。
代表格としては、元祖ミームコインと呼ばれるドージコイン(DOGE)や、後発ながら独自エコシステムを築いた柴犬コイン(SHIB)が挙げられます。
両者ともコミュニティの強力な支援を得て成長した点はPEPEと共通していますが、技術的な位置づけや歴史の長さには違いがあります。
DOGEは独自のブロックチェーンを持つ通貨で、2013年に誕生した古参コインです。
一方SHIBは2020年にERC-20トークンとして登場し、ShibaSwapという分散型取引所を開発するなどエコシステム拡張を図ってきました。
PEPEもERC-20トークンですが、SHIBほどの技術開発や独自サービスはまだ目立っていないのが現状です。
また時価総額の面でもDOGEやSHIBが先行しており、ピーク時には数兆円規模まで膨らんだことがあります。
PEPEも2024年末には時価総額が1兆円を超えたとの分析がありますが、まだDOGEやSHIBの最盛期に及ばない水準です。
とはいえ、裏を返せば伸びしろが残されているとも考えられるため、投資家によっては大きな夢を見られる余地があります。
コミュニティの熱量という点では、PEPEはまだ新興勢力といえます。
DOGEはイーロン・マスク氏の支持や長年のファンベースを持ち、SHIBは独自のDeFi領域に踏み込みユーザーを広げました。
PEPEもローンチ後の数か月でTwitterフォロワーや保有者が急増するなど、コミュニティが形成されつつありますが、今後長期的に維持できるかは未知数です。
ドージコイン(DOGE)との比較
DOGEは2013年に「柴犬」をアイコンに生まれたミームコインの先駆けです。
独自ブロックチェーンを採用しており、発行枚数に上限がないインフレ型という特徴があります。
イーロン・マスク氏の度重なるツイートや発言で注目度が跳ね上がり、2021年には時価総額で世界トップクラスに躍進しました。
一方、PEPEはERC-20トークンのため独自チェーンを持たず、供給量は約420兆枚に固定されています。
DOGEのように実際の決済などで利用される場面はまだ少なく、コミュニティが盛り上がるほど価格に反映されやすい構造といえます。
ただしその分、運営チームの活動やSNSでの話題性による影響を大きく受ける点でDOGEとの違いが明確です。
下記の記事では、ドージコインの今後の詳細をより詳しく解説しています。
ぜひ、こちらも併せてご覧ください。
柴犬コイン(SHIB)との比較
SHIBは2020年に誕生したERC-20ベースのミームコインで、もともと「DOGEキラー」を自称していました。
大きな特徴は、独自の分散型取引所(ShibaSwap)やNFT展開など、コミュニティ主導のエコシステムを形成していることです。
初期にはイーサリアム創設者に大量のSHIBを送り、焼却(バーン)するなどユニークな戦略を取りました。
PEPEも同じERC-20ですが、今のところ大規模なエコシステム構築は見られません。
SHIBは巨大コミュニティ「SHIBArmy」を背景に、中長期で根強い支持を受けてきました。
PEPEはまだ歴史が浅く、今後エコシステムや新サービスをどう展開していくかが注目ポイントといえます。
下記の記事では、柴犬コインの今後の詳細をより詳しく解説しています。
ぜひ、こちらも併せてご覧ください。
PEPEを買うならBITPOINT
PEPEを購入したい方にとって嬉しいのは、2024年10月に日本国内取引所BITPOINTがPEPEを上場したことです。
それ以前は、海外取引所や分散型取引所を利用しなければならず、送金手数料や言語の壁がネックでした。
しかし現在はBITPOINTで日本円を入金し、直接PEPEを買うことができるため、初心者でも始めやすい環境が整っています。
BITPOINTは信頼性と使いやすさを重視した国内取引所で、口座開設も数ステップで完了します。
加えて現物取引の手数料が無料(スプレッドは別途考慮)であるため、余計なコストを抑えたい方にも向いています。
SBIグループの一員として運営実績がある点も安心材料といえるでしょう。
もちろん海外取引所を使うメリットもあります。
Binanceなどでは取引量が多く、板取引が活発なので大口注文でも約定しやすいです。
ただし海外取引所を利用する場合は本人確認や資金移動が自己責任となり、万一トラブルがあっても国内法の範囲外で解決しなければなりません。
そのリスクを軽減したい方には、BITPOINTのように金融庁登録済みの国内サービスが望ましいでしょう。
さらにBITPOINTは2024年以降、ミームコインを積極的に上場させてきました。
PEPEのほかにもSHIBなど話題性のある通貨を扱っており、これから新しい通貨を狙う方には選択肢が多くなります。
日本語サポートが充実しているので、万一のトラブル時も問い合わせがスムーズにできる点は大きいです。
初心者の方なら、まずはBITPOINTで口座開設し、少額からPEPEを購入して値動きを体験してみるのが安全策といえます。
こうして国内で投資経験を積んだうえで、物足りなくなったら海外取引所に挑戦するという段階的な方法もあるでしょう。
いずれにしても、PEPEのようなボラティリティが高い銘柄は、資金管理をしっかり行うことが大切です。
BITPOINTでPEPEを購入するメリット
BITPOINTを使うメリットは、何といっても国内登録の安心感と日本円でのスムーズな取引です。
口座開設から入金まで日本語サポートが受けられ、操作がわからなくなってもすぐに問い合わせできます。
また現物取引の手数料が無料なため、取引コストを抑えたい方にとっても大きな利点です。
SBIグループとしての実績やシステム管理も評価されており、初心者でも比較的安心して取引を始められます。
さらにBITPOINTはミームコインの上場に積極的で、PEPEやSHIBなど複数の話題銘柄を取り扱っています。
新しいアルトコインへの対応が早いという点も、ユーザーにとって魅力といえるでしょう。
BITPOINTでのPEPE購入方法(簡易ガイド)
BITPOINTでPEPEを買うまでの流れは、以下のとおりです。
まずは公式サイトからアカウントを作成し、本人確認書類(運転免許証など)のアップロードと認証手続きを行います。
手続きが完了すれば、銀行振込やコンビニ入金などで日本円をBITPOINTの口座に入金しましょう。
次に、取引画面でPEPEを選択し、購入したい数量を入力します。
最小取引額は数百円程度から可能なので、少額から試せるのもメリットです。
ただし価格変動が激しいので、購入時にレートをよく確認し、資金管理を徹底してください。
無理のない範囲で取引を行い、リスクを抑えることが大切です。
PEPEに投資する際の注意点
PEPEはコミュニティの盛り上がりに大きく依存し、価格変動が極端に激しい点に注意が必要です。
実用性の裏付けが乏しいぶん、投資家の熱が冷めれば無価値に近いレベルまで下がるリスクもあります。
開発者が匿名であることや、過去にチーム内のトラブルが報じられたことから、プロジェクトの安定性にも不透明な面が残っています。
さらにSNSには誇張された成功談や偽情報があふれており、詐欺目的の類似コインも出回りやすいです。
エアドロップを装ったフィッシング被害など、トラップに巻き込まれないよう十分に気をつけましょう。
何より投資は自己責任です。
ミームコインは特にハイリスクなので、余剰資金で慎重に参加するのが鉄則だといえます。
仮想通貨PEPEの今後についてまとめ
今回、PEPEについ下記の内容について紹介してきました。
- PEPEはインターネットミーム「Pepe the Frog」をモチーフにした仮想通貨で、2023年に誕生
- ローンチ直後に数千倍もの価格上昇を記録し、多くの投資家に注目された
- 価格変動は主にSNSでの話題性、取引所上場、市場全体の動向に左右される
- DOGEやSHIBなど他のミームコインと比較して歴史は浅いが、国内外の取引所に上場済み
- 将来性は不透明だが、コミュニティの支持と市場環境次第で再上昇の可能性もある
- 国内ではBITPOINTで日本円から直接購入可能になり、アクセスが容易になった
PEPEは、瞬間的な爆発力を秘めたミームコインの代表格といえます。
コミュニティの熱量やSNSでの話題性が高まれば短期間で大きな上昇を見せる可能性がある一方、その勢いを失えば急落リスクも常に背中合わせです。
投資をする際にはリスクを踏まえた上で気を付けて投資をしていきましょう。
また、日本でPEPEを購入する際にはBITPOINTを使ってみてください。