eスポーツは世界的に流行しており、日本にも徐々に浸透してきて市場規模を拡大しています。
今回Pacific Metaマガジンでは、eスポーツについて以下の内容を中心にご紹介します。
- eスポーツとは?
- eスポーツを知りたい人におすすめの本
- eスポーツの市場規模・賞金額は?
- eスポーツの主な種目
eスポーツを詳しく知るためにおすすめの本やeスポーツそのものについてご紹介します。
eスポーツとは?
eスポーツとはゲームをスポーツ競技として扱う際の名称です。
e-sports、eSports、エレクトリックスポーツなどとも表記されます。
プロゲーマーやチームを組んだ競技者達がeスポーツの大会に出場し、勝敗を競います。
eスポーツの大会は日本国内よりむしろ海外で盛んに開催されており、2021年10月現在総競技人口は1億人3,000万人です。
日本ではまだまだ浸透していない部分も多いですが、近年大学や高等学校からも注目されていて、本や雑誌、TVなどのメディアで取り上げられることも増えてきています✨
Pacific Metaマガジン―ツのプレイヤーを目指す中学生・高校生にとっては嬉しい限りかと思います。
eスポーツについて知りたい人におすすめの本
現在は数々のeスポーツ書籍、eスポーツ雑誌が刊行されています。
そこで、eスポーツについてより詳しく知りたいという人におすすめの本を5冊紹介します❗️
プロゲーマー、業界のしくみからお金の話まで eスポーツのすべてがわかる本
eスポーツに関して幅広い内容を取り扱っている本です。
eスポーツが盛り上がった背景やプロゲーマーになる方法、関連するビジネスから収入面などお金の話まで網羅されています。
実際に活躍しているプロゲーマーやeスポーツキャスター、運営者のインタビューも掲載されているので、よりeスポーツに対するイメージを掴みやすいと思います。
eスポーツはいったいどのようなものなのかという基礎的なことを知りたい人はもちろん、プロゲーマーとして活躍したいと考えている人にもぜひ読んで欲しい1冊です。
eスポーツ論 ゲームが体育競技になる日
eスポーツについ徹底的に解説しています。
競技人口が全世界で1億人を突破したeスポーツですが、日本ではまだ扱いが良いとは言えません。
ですが、近年は認知度・注目度を高め国内でも大きな大会が開催されるなど、徐々にその地位を向上しています。
eスポーツそのものを詳しく解説し、日本がeスポーツ先進国になるためにはどうすれば良いのかということが書かれています。
eスポーツ産業論
産業としてのeスポーツに着目し、前半と後半に分けて論じていきます。
前半部分ではeスポーツの可能性や実際にeスポーツ先進国ではどのようなことが行われているのかについて書かれているので、勉強するのにもってこいです。
後半部分は国内の事例に触れ、eスポーツに対して積極的な取り組みを行っている自治体や「東京eスポーツフェスタ」について触れています。
産業政策としてのeスポーツの可能性に関して、著者である青山学院大学総合研究所の考えを知ることができます。
1億3000万人のためのeスポーツ入門
タイトルの通り、eスポーツの入門書という扱いの本です。
eスポーツという単語は聞いたことがあるけれど内容はよくわかっていないという人や、eスポーツプレイヤーになるためのノウハウ、プレイヤーではなく裏方の仕事など、基本的な部分を掘り下げて紹介しています。
単純に良い面だけを取り上げるのではなく、今後の課題についても分かりやすく解説されています。
「eスポーツって何?」と疑問に思っている人や、eスポーツ産業に関わっていきたいと考えている方は、読んでみてはいかがでしょうか?
60分でわかる! eスポーツ 最前線
技術評論社が出版している「60分でわかる!」シリーズのeスポーツ版です。
eスポーツが注目されている理由やプロゲーマーについての知識だけでなく、ビジネスとしてeスポーツを取り扱う場合に関しても書かれています。
日本ではまだネガティブなイメージを持たれることも多いeスポーツの課題や問題点を投げかけ、将来的な展望について述べているので、現実的な部分も知ることができます。
eスポーツ事業を展開したいと考えている人や、プロゲーマーになりたいと考えている子供がいる家庭の人に読んで欲しい内容です。
eスポーツはじめて事典
全3巻で構成されるeスポーツはじめて事典は児童書に分類されます。
eスポーツの成り立ちや発展の歴史、代表的なジャンルの紹介、国内外におけるスポーツの可能性について分かりやすく解説されていて、読み応え抜群です。
eスポーツに興味を持つ子供はもちろん、両親にもおすすめの内容になっています。
eスポーツの市場規模・賞金額は?
現在、eスポーツの市場規模・賞金額はどのようになっているのでしょうか。
海外と日本に分けて解説していきます。
日本でeスポーツは有名?
日本では徐々にeスポーツの知名度が上がっています。
ですが、まだまだ有名になりきれずeスポーツ先進国とは言えません?
日本では法律の問題上、eスポーツを協議ではなく遊戯として取り扱っていて、そのため海外のように大規模な大会を開催したり高額な賞金を報酬としたりすることができないのです。
eスポーツはあくまでゲームでありスポーツ競技として扱われていません。
娯楽・遊びとして見られる側面が大きく、eスポーツが仕事や産業として認められるにはまだまだ時間がかかるでしょう。
ただ、近年は有名サッカー選手である本田圭佑さんがeスポーツにエールを送るなど、有名人も注目しています。
eスポーツの競技人口
eスポーツの競技人口を、海外と日本に分けて紹介します。
海外の競技人口は?
全世界でeスポーツをしている人口は1億3,000万人です。
eスポーツ先進国であるアメリカでは、部活動としてeスポーツが認められていたり学校教育でもeスポーツを取り扱うなど若いうちからeスポーツの文化に触れることができます。
大学でeスポーツを学び、大会で優秀な成績を収めた学生には奨学金が支給されることも。
eスポーツ全体の市場規模のシェア率は約4割を誇るなど、国中に浸透していることが分かります。
他にも大会で好成績を収める国として韓国があげられます。
ゲーム人口そのものが多くゲームを競技として考えている韓国では、プロゲーマーはスターのような扱いを受けています。
海外では1つの大会の賞金総額が30億円を超えたこともあるほどです。
2019年に行われたFortniteの大会では、ソロ部門で優勝した未成年の少年が300万ドル(3億円)を獲得しました。
eスポーツのプレイ規模の違いから、賞金の相場も異なっていることが分かります。
日本の競技人口は?
日本におけるeスポーツの競技人口は2021年10月時点で約350万人です。
世界の競技人口の2%程度なので、日本のeスポーツ人口はまだまだ少ないと言えます。
日本国内で行われたeスポーツの大会の賞金で最も高額だったのは、2019年に行われたシャドウバースの世界大会で、1位に輝いたプレイヤーは1憶1,000万円を獲得しました。
海外の大会に比べれば低いものの、国内大会ではかなり高額だったので注目を集めました。
その他モンストの大会でも優勝賞金が1億円に設定されたことも。
国内で開催されている非公式大会では1,000万円などというところもありますが、賞金がきちんと設定されている大会が増えてきています。
eスポーツの主な種目
eスポーツの主な種目について紹介します。
FPS(ファーストパーソン・シューター)
FPSとはプレイヤーの一人称視点でプレイするゲームのことです。
まるで自分がゲームの世界に入ったかのような感覚で行動するという特徴があります。
APEX Legends、バトルフィールド、CALL of DUTYなどがFPSにあたります。
TPS(サードパーソン・シューター)
TPSは三人称視点でプレイヤーがキャラクターを追いながら進めるゲームです。
大半のゲームでは頭上の後方からプレイするキャラクターを操作します。
有名タイトルとして荒野行動、スプラトゥーン、バイオハザード、Fortniteなどがあげられます。
MOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)
MOBAとはコンピューターゲームにおいて、2つのチームに分かれて味方と協力しながら敵の陣地を目指すゲームです。
敵チームの本拠地を破壊、または相手がギブアップすることが勝利条件です。
DotA Allstars、Dota2、Heroes of Storm、ボンバーガールといったゲームがMOBAに該当します。
RTS(リアルタイムストラテジー)
RTSとはその名の通り、リアルタイムに進行するゲームの中で敵と戦うゲームです。
プレイヤーは指揮官のような立場を担っており、それぞれのキャラクターに指示を与えて敵を倒すことを目的としています。
アメリカンコンクエストシリーズ、ウォークラフトシリーズ、スーパーロボット大戦シリーズなどがRTSゲームです。
格闘ゲーム
キャラクターを操作して相手キャラクターを撃破することを目的としています。
素早く正確なコマンド入力が求められ、必殺技などを繰り出して相手を倒します。
有名な格闘ゲームはストリートファイター、エアガイツ、鉄拳、聖闘士星矢シリーズなどです。
スポーツ
各種スポーツをプレイするゲームです。
ゲームのジャンルはスポーツの数だけ種類があり、かなり多様性があります。
実際のルールに則ってプレイを進めたり、ゲームのオリジナルルールがあったりと楽しみ方も様々です。
実況パワフルプロ野球シリーズ、ウイニングイレブンシリーズ、マリオゴルフがスポーツゲームに該当します。
DCG(デジタルカードゲーム)
コンピューターやスマホなどを用いてカードゲームバトルをします。
紙のカードを使って戦うTCG(トレーディングカードゲーム)と区別するためにこの名称が生まれました。
遊戯王、マジックザギャザリング、シャドウバース、ヴァンガードなどの有名タイトルがあります。
パズルゲーム
パズルをコンピューターゲームでプレイするゲームで、一般的なパズルとは明確に区別されます。
単純にパズルをするだけでなく、アクション要素やパズルを消すことで対戦相手を不利にするなどの要素を盛り込むなど、ゲーム性が高い内容になっている点が魅力的です。
テトリス、ぷよぷよシリーズ、パネルでポン、もじぴったんなどがあります。
「eスポーツの歴史」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
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より詳しい評判や口コミが知りたいという方は、下記の記事も参考にしてみてはいかがでしょうか?
eスポーツの本についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、eスポーツの本について以下の内容を中心にご紹介しました。
- eスポーツの競技人口は全世界で1億3,000万人を突破している
- eスポーツについて知りたい人におすすめの本は「プロゲーマー、業界のしくみからお金の話まで eスポーツのすべてがわかる本」「eスポーツ論 ゲームが体育競技になる日」「eスポーツ産業論」「1億3000万人のためのeスポーツ入門」「60分でわかる! eスポーツ 最前線」
- 海外ではeスポーツの大会で3億円を超える賞金が得られることもある
- eスポーツは日本においてまだ発展途上の段階にある
eスポーツについて学ぶ媒体には様々なものがありますが、その中でも特に本を読むことがおすすめです。
確実な知識や実際にeスポーツ業界に携わっている人の話が掲載されているので、より自分のビジョンを明確にできるかと思います。
eスポーツについて勉強し、日本のeスポーツ市場を拡大するために力を合わせて頑張りましょう。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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