「プロゲーマーになるには資格は必要なの?」
「収入はどのくらいなの?」
プロゲーマーを目指す人にとってはこのような疑問をもつことが少なくないのではないでしょうか。
今回Pacific Metaマガジンではプロゲーマーになるにはどうすればいいのか以下の内容を紹介していきます。
- プロゲーマーとは?
- プロゲーマーになるには?
- プロゲーマーに必要なスキルは?
- 世界で人気のゲームタイトル
プロゲーマーになるにはどんな方法があるのでしょうか。
さっそく紹介していきます!
プロゲーマーの定義
プロゲーマー(プロフェッショナル・ゲーマー)とは、主にゲームの大会などに出場し賞金を稼いで生計を立てている人、職業としてのゲーマーで特定のチームに所属して給料をもらっている人のことです。
また、スポーツの種目としてコンピューターゲームやビデオゲームを使って対戦することをe-Sports(エレクトロニック・スポーツ)といいます。
中学生から高校生、大学生など幅広い層の人たちがプロゲーマーに憧れています。
プロゲーマーになるステップ
それではさっそくプロゲーマーになるためにどうすればいいのか見ていきましょう。
一言でプロゲーマーになるといっても道のりは単純ではありません。
プロゲーマーになるために最低限必要な5つのステップを紹介していきます。
1. 主力を置くゲームを決め実力をつける
まずこれから力をつけていくためのメインとなるゲームを決めます。
ただ単純にゲームが好きなだけではプロゲーマーになることはもちろんできません。
大会などに出場して勝つことが出来るくらいの実力をつけないとプロゲーマーとして生活していくことが困難だからです。
なので最初は複数のゲームに手をつけるよりも1つのゲームに絞ってやり込むことで着実にゲームの実力をつけることがプロゲーマーへの第一歩といえます。
その際、大会が開催されているゲームタイトルを選ぶようにしましょう。
2. 大会で実績をつける
ゲームの実力がついてきたら今度は大会へ出て実践にうつしましょう。
e-Sports大会には海外でしか開催されない大規模な大会から参加資格不問の比較的規模の小さい参加しやすい大会と、いろいろな大会があります。
しかしいきなり大会といってもどうやって出場するのかわかりませんよね。
e-Sports大会に出場するにはいくつか方法がありますが、今回紹介するのはJCGへ登録する方法です。
JCGとは、ジャンルを問わず幅広いe-Sports大会を開催している企業です。
JCGに無料登録することで様々な大会に参加することができます。
参加方法は各大会によって異なるためそれぞれ大会のページで確認しましょう。
3. SNSや動画で発信活動を続け知名度を上げる
SNSや動画配信で活動して知名度を上げましょう。
どうしてプロゲーマーになるためにSNSなどの発信活動が必要なのかというと、スポンサーにアピールして自分を知ってもらうためです。
大会で上位入賞が出来れば自然とスポンサーや世間から注目されますが、上位入賞はそう簡単ではありません。
そこで、じゃあどうやって自分の存在を広めるかというとSNSで発信していく、ということです。
その内容は必ずしもゲームに関することでなくてもかまいません。
ブログ・SNS・YouTubeなどでどんどん自分を発信してファンを作っていきましょう!
4. ゲームチームに所属または仲間を集めてチームを作る
プロゲームチームに所属、もしくは仲間を集めてチームを作りましょう。
なぜゲームチームへ所属したほうがいいかというと個人で頑張っていても限界がありますし、何より知名度が上がりやすいからです。
少なくともそのゲームチームのファンには知ってもらうことが出来ます。
また、チームに所属すると個人で活動するよりも出場できる大会が増えます。
そこでゲームチームで大会へ出場し勝ち進むのです。
プロゲームチームに所属するには、メンバーを募集しているプロゲームチームに応募するか勧誘されるかになりますが、メンバーを募集しているチームはなかなか少ないのが現状です。
なので、勧誘されるようなプレーヤーを目指しましょう。
どんなプレーヤーが勧誘されやすいかというと、ゲーム大会で上位入賞できるプレーヤーやSNSや配信が人気なプレーヤーです。
逆に勧誘されにくいプレーヤーというのもあります。
ゲーム内で何度も規約違反をしたことがある・SNSなどが炎上をしたことがある・他プレーヤーへの攻撃的な発言発信をしたことがあるようなプレーヤーですので気をつけましょう。
5. スポンサーを獲得する
最も重要なことが、スポンサーを獲得することです。
スポンサーを獲得するにはゲームのスキル以上に個人としての人気があること、抜き出たキャラクターがあることなどが望ましいです。
スポンサー側に、この人ならスポンサーにつく価値はある!と思わせられればよいのです。
どんなプレーヤーならスポンサーがつきやすいか、またスポンサーがつきにくいかというと、ゲームチームに勧誘されやすいプレーヤー、勧誘されにくいプレーヤーと通じる部分があります。
スポンサーが、「この人のスポンサーになったら損をするな」と思わせてしまうようなプレーヤーにはもちろんスポンサーから声がかかることはありません。
「この人のゲーム技術はそこそこだけど、動画再生数がすごく多いしファンの数もたくさんいるなぁ。この人ならきっとうちの広告塔になってくれるだろう」
こう思ってもらえたらきっとスポンサーから声がかかる可能性が高くなるでしょう。
プロゲーマーを目指す上で知っておきたいこと
プロゲーマーを目指す人にとって知っておきたいことがいくつかありますが、今回は3つ紹介します。
プロゲーマーの収入
プロゲーマーを目指す人にとって1番知りたいのが収入なのではないでしょうか。
プロゲーマーの平均年収は約460万円程度になります。
もちろんすべてのプロゲーマーがこのくらい稼いでいるわけではありません。
中にはプロゲーマーだけでは生計を立てていけない人もたくさんいます。
プロゲーマーの主な収入源は大会での賞金になりますが、賞金は大会により異なりますがおおよそ200~600万円と言われています。
海外では1億円を超える賞金が出る大会もあります。
また、YouTubeなどの配信が人気になれば広告収入を得ることも出来ますし、スポンサーからの契約料もあります。
将来性
プロゲーマーの将来性は明るいと思います。
なぜかというとe-Sportsの知名度はまだ広まり始めたばかりです。
オリンピックでの正式採用も検討されていると聞きますしこれからもっと知名度は広がっていくでしょう。
また、プロゲーマーを目指している子供が多いことから、これから先プロゲーマーはもっと世間に知れ渡っていくと思います。
遣り甲斐と大変なこと
プロゲーマーとしての遣り甲斐は、シンプルですがなによりゲームに勝つことではないでしょうか。
勝つために日々練習しているわけですから、ゲームに勝ったときの達成感はひとしおだと思います。
あとは、国内に限らず海外のプレーヤーと対戦出来ることじゃないでしょうか。
国際大会で優勝、もしくは上位入賞したら、海外の人たちに自分の名前を知ってもらうことができます。
それは大きな達成感と遣り甲斐を感じられるものだと思います。
また、プロゲーマーとして大変なことは、長いあいだ第一線で活躍するのはむずかしいことでしょう。
ゲームは動体視力や瞬発力を必要とするので年齢を重ねていくとそれまでと同じプレイが出来なくなってくると思います。そうなると若いプレーヤーと肩を並べて戦うのが難しくなってくるでしょう。
プロゲーマーに必要な力・資格
プロゲーマーに必要な力や資格にはどんなものがあるでしょうか。
さっそく紹介していきたいと思います。
圧倒的なゲーム技術
プロゲーマーにとって1番なくてはならないものはゲームの技術力です。
ゲーム技術がないと大会へ出場しても勝てなくて賞金をもらえず、プロゲーマーとして生計を立てることができません。
どのプロゲーマーのかたもみなさん毎日何時間もゲームに向き合って練習に練習をかさねて日々技術を磨いています。
ゲームチームに所属していればチームメイトと切磋琢磨してお互いがそれぞれ実力を身に着けていくこともできるでしょう。
精神力
毎日ゲームをする、とだけ聞くと羨ましいと思う人もいるかもしれません。
しかし、好きなゲームを好きな時に好きなだけするのとは違い、勝つために強くなるために毎日毎日繰り返し練習するのは精神力を試されます。
しかしプロゲーマーとして生きていくと決めたなら兎にも角にも毎日継続してゲーム技術を磨くしかないのです。
プロゲーマーにとっては精神力と継続力が大切になってきます。
思考力
ゲーム技術は操作面だけではありません。
頭脳面でも磨いておきたい技術はあります。
まずはゲームのルールを頭に叩き込むのは当たり前で、そのルールにのっとってどのように戦略を練るかによって勝ち負けが決まることもあります。
また、ゲームに限らずSNSや動画配信についても思考力は必要になってきます。
自分を売り出すにはどうすればいいか?どうすれば知名度をあげられるか?
など自己プロデュース力も必要になってきます。
瞬発力
ゲームは一瞬一瞬があっという間に過ぎていきます。
どうしようかな、とのんびり考えている暇はありません。
1秒間の間に戦略を練って実行する、素早い判断が必要不可欠になります。
その判断を実行にうつすためには、操作面でも瞬発力が必要になってきます。
操作面での瞬発力はやはり日々の練習が重要になってきます。
対人能力
ゲームをするだけなのに対人能力は必要なのか、と思うかもしれませんが必要です。
特にゲームチームで戦うときに言えることですが、例えばチーム内の1人がミスをして負けてしまった時などにあからさまに責めるような態度をとってしまうとその後の士気に関わるでしょう。
自分もいつミスをするかわからないんだと肝に銘じて、どんなときも思いやる心を忘れずにプレイしましょう。
語学力
プロゲーマーとして海外で活躍するにはやはり英語を習得して損はないでしょう。
英語が話せれば海外プレーヤーと交流することができますし、大会で海外へ行ったときに生活がしやすいからです。
また、英語を身に着ければ海外製のゲームも覚えやすいですし、海外のプレーヤーを調べるときにも役に立ちます。
世界で人気のゲームタイトル
世界では今どんなゲームタイトルが人気なのでしょうか。
その中でも今回は3つのゲームタイトルを紹介します。
League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)
League of Legendsは、ライアットゲームズが2009年10月27日から開発した、世界で1番プレイされている無料のMOBA(マルチプレイヤー オンライン バトル アリーナ)ゲームです。プロゲーマーが競い合うe-Sportsの種目の1つで、2017年3月1日から正式版のサービスが開始されました。
公式プロリーグも世界各地に存在し、合計プレイヤー人口は7000万人超えで、大会での賞金は5億円以上ということです。
また、5vs5制でプレイヤーは140体以上もいるチャンピオンの中から1人を選択し仲間と力を合わせてスキルを駆使し、相手の本陣前にあるネクサスを破壊するというゲームになります。
プレイはずっと無料で、課金しても強くなれないゲームだと言われています。
Dota2(ドータ・ツー)
Dota2は2013年7月9日に正式配信がスタートしたValve Corporationが開発したチームストラテジーゲームになります。
The Internationalという毎年8月開催の大会は賞金額が世界最高でDota2の最高峰の大会です。呼び名は「ドタツー」と呼ぶ人と「ドータツー」と呼ぶ人に分かれるようです。
5vs5となり、プレイヤーをクリックで操作し敵のタワーを破壊しながら進み、先に敵陣のオブジェクトを破壊したほうの勝ちとなるゲームです。
基本プレイは無料となり、課金をしなくても十分楽しめるゲームになっています。
海外ではグッズの販売もされています。
フォートナイト
フォートナイトはEpic Games社が2017年にリリースしたオンラインゲームになります。
フォートナイトとは1つの島が舞台となり最大100人のプレイヤーが同人に戦うことができ、最後の一人になるまで戦うというバトルロイヤルゲームになります。
木材、れんが、金属を使って建物を建てることもできます。
任天堂Switchでもリリースされ、小中学生にまで爆発的な人気が出ています。
人気YouTuberによる実況動画もたくさん投稿されています。
バトルロイヤルゲームの中での人気ゲームタイトルランキングではapexと1位2位を競い合っています。
また、国際団体北米教育eスポーツ連盟日本本部(NASEF JAPAN )が、高校生を対象とした「NASEF JAPAN MAJOR Fortnite Tournament Autumn 2021」と題したeスポーツ大会を開催することを発表しました。
大会エントリーは2021年7月21日開始で、決勝は2021年10月6日(土)になります。
参加資格は高校生であること。そして、同じ学校のメンバー、もしくは同一都道府県内の高校に通う2人1組での応募となります。
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プロゲーマーのなり方まとめ
今回Pacific Metaマガジンではプロゲーマーになるには?というテーマについて下記の内容を紹介しました。
- プロゲーマーとは大会などに出場し賞金を稼いで生計を立てている人
- 練習する時は1つのゲームに絞ってやり込むこと
- 実力がついてきたら大会へ参加して上位をめざす
- SNSや動画配信で知名度をあげる
- ゲームチームに所属しスポンサー獲得を目指す
- プロゲーマーの主な収入は大会により異なるがおおよそ200~600万円
- 資格は必要ないが倒的なゲーム技術が必要
- 世界で活躍するには英語を習得すると何かと便利
プロゲーマーになるには、とにかくゲームの技術力を磨き上げることが重要になります。
同時に、SNSや動画配信で自己アピールをしていくとより良いです。
ゲームの技術力、SNS等での人気、この2つが十分に獲得出来たら大会へ出場しましょう。
プロゲーマーになることは簡単なことではありませんが、今回のPacific Metaマガジンの記事を参考にし、あきらめずに忍耐強く日々練習をこなしていきましょう。