3DCGデザイナーの中でも、キャラクター・背景・小物などの造形を担当する3Dモデラー。
リアルなキャラクターが見事に表情を動かすCGのアニメーション・ゲームや、Vtuberの活躍などを見ていて、3Dモデラーに憧れた方も多いのではないでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは、そんな3Dモデラーについて以下の内容を紹介していきます。
- 3Dモデラーの平均年収について
- 3Dモデラーの具体的な仕事内容
- 3Dモデラーとして年収を上げるのに効果的な資格一覧
- 3Dモデラーへの転職時におすすめの転職エージェントサイト
- 3Dモデラーが仕事でよく使うツールについて
- 3Dモデラーの業界での需要について
また記事の最後では、3Dモデラーを目指している方におすすめの専門学校についてもご紹介しています。
3Dモデラーの平均年収
全世代平均 | 373万円 |
20代前半 | 280万円 |
20代後半 | 353万円 |
30代 | 418万円 |
40代以上 | 504万円 |
引用:転職会議
まずは3Dモデラーの平均年収を確認していきましょう。
3DモデラーはCGデザイナーの内に含まれる専門職のため、平均年収を確認する際はCGデザイナーで検索していくのがおすすめです。
全422件の投稿から算出された上記の表を確認してみると、3Dモデラーを含むCGデザイナーの平均年収は373万円とかなり低めとなっていることが分かります。
2019年における日本の平均年収が432万円であったことを考えると、3Dモデラーは収入面には難がありそうですね?
20代前半では280万円、40代以上では504万円と、順当に昇給されていることが分かり、年齢に応じてしっかりと収入が上がっていく傾向があります✨
また年収700万円以上など収入の良い3Dモデラーはやはり企業名が広く知られている大企業に多く、企業ごとによっても収入が大きく異なってくるようです。
3Dモデラーを目指しているという方は、こうした企業ごとの年収の大きな違いにも注意して確認しておきましょう。
3Dモデラーの主な仕事内容
3Dモデラーは3DCGデザイナーの中で、キャラクター・背景・小物など登場する素材を立体化させていく「モデリング」という作業を担当する専門職です。
他のデザイナーの方が用意した参考イラストをもとに、3DCGソフトを駆使して、そのイラストを3Dグラフィックで表現していきます。
CGデザインの幅広い利用用途によって、現在3Dモデラーはゲーム業界・アニメ業界のほか映画・テレビ・工業デザイン・医療といった様々な業界で活躍しています✨
3Dモデラーの仕事内容について詳しく知りたい方はこちらの記事も併せて読んでください。
3Dモデラーの将来性
3Dモデラーの将来性についても確認していきましょう。
3Dデザインはアニメ・ゲーム・テレビ・医療・工業デザインと、活躍が見込める分野が幅広く、現在はまだまだ発展途上とされているため、将来性のある業界として知られています。
3DCGモデラー・3DCGデザイナーの求人は増加傾向にあり、3Dモデラーは需要が高まっている職業のひとつと言えるでしょう?
3Dモデラーに必要なスキル
3Dモデラーにはどんなスキルが必要とされているのでしょうか?ここからは実際に3Dモデラーを目指しているという方に向けて、必要なスキルをご紹介していきます❗️
デザイン・デッサン力
3DモデラーはCG上に登場するキャラクター・背景・小物等、造形物を3Dでデザインしていきます。
デザイン職のひとつのため、3Dモデラーの業務をこなしていくためにはデザイン・デッサン力が必要となっています?
3Dモデラーを目指している方は、デザイン・デッサン力をまずは磨いていきましょう。
3Dのデザインは2Dのデザインとは勝手が違う部分が多々あるため、実際に3DCG制作ソフトを利用して、3D空間でのデザイン力・デッサン力を磨いていくことが大切です。
協調性・コミュニケーション力
3DCGの制作現場はチームでの制作が主となっています。
作業時には他のチームメンバーとの連携が求められているため、3Dモデラーは協調性・コミュニケーション能力の高さも重要となってきます。
3Dモデラーを目指している方は、チーム活動を滞りなくこなせる協調性・コミュニケーション能力についても磨いていきましょう✨
3Dモデラーの年収アップが目指せる資格
3Dモデラーは資格取得によって能力を示し、年収アップを見込むことができます。3Dモデラーの年収を上げるのに効果的な資格についても確認していきましょう❗️
CGクリエイター検定
CGクリエイター検定はCG-ARTS協会が主催している、コンピュータグラフィックスを利用した映像表現の技術、CGに関する専門知識を測る試験です。
CGを使った映像表現の技術力を示すことができる資格となっており、3Dモデラーの業界においても広く使われている検定資格となっています。
CGに関する専門知識を深めたい、CGでの映像表現の技術力を高めたいという方は、こちらの検定資格の取得も目指していきましょう✨
画像処理エンジニア検定
画像処理エンジニア検定は、CG-ARTS協会の主催する、画像処理に関わる専門知識・技術力を測る試験です。
CGに関する専門知識についても問われる資格となっており、こちらもCGについての知識量を示すことができる検定資格となっています。
ベーシック・エキスパートの2種類があり、ベーシックでは画像処理・プログラミングの基礎知識、エキスパートでは画像処理・ハードウェア・ソフトウェア・システムに関する知識が問われます?
3Dモデラーとして年収を上げていきたい方は、こちらの検定資格の取得も目指していきましょう。
3Dモデラーで転職するなら転職エージェントがオススメ
3Dモデラーに転職したいと考えている方は、求人を多く取り扱っている転職エージェントサイトを確認してみるのがおすすめです。こちらもチェックしていきましょう❗️
マイナビクリエイター
マイナビクリエイターはWeb・IT・ゲーム業界に特化した転職エージェントサイトで、各種業界の求人数ではトップクラスを誇っています。
マイナビクリエイターには3Dモデラーを募集した求人も多く取り扱っており、3Dモデラーの求人を探している方におすすめです。
転職までの手続きは、実際に業界での実務経験のあるキャリアアドバイザーが丁寧にサポートをおこなってくれるため、転職が初めてという方でもスムーズに転職活動を進めることができます✨
3Dモデラーへの転職を考えているという方は、こちらのマイナビクリエイターの利用も検討していきましょう。
下記記事ではマイナビクリエイターの評判・口コミについて詳しく解説されています?
マイナビクリエイターについてより詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
G-JOBエージェント
G-JOBエージェントは、ゲーム業界に特化した転職エージェントサイトです。
G-JOBエージェントではゲーム業界における3Dモデラーの求人を多く取り扱っており、他のエージェントサイトでは取り扱っていない企業からの求人も見つけることができます。
こちらは特にゲーム業界で3Dモデラーとして活躍していきたいと考えている方におすすめの転職エージェントサイトとなっています。
担当に当たるキャリアコンサルタントは、実際にゲーム会社での実務経験を経た人材のみとなっており、ゲーム業界の実情を知った上での丁寧なアドバイスを受けることが可能です✨
ゲーム業界の求人を探している方はこちらのサイトも確認していきましょう。
3Dモデラーが仕事でよく使うツール
3Dモデラーの方は、3DCG制作ソフトを使用してモデリングをおこなっていきます。
3DCG制作ソフトには非常に様々なものが登場しており、基本的にはBlender・Maya・Maxといったソフトが業界で広く使用されています。
3Dモデラーを目指しているという方は、まずは自分の目指している業界の3DCGデザイナーがどういったソフトを使用することが多いのか調査し、ソフトの操作技術を磨いていきましょう?
3Dモデラーの需要はあるのか
3DCGは幅広い業界で応用されており、人材の需要がしっかりとある職業です。
しかし3Dモデラーとして活躍するライバルも多く、競争も激しい業界となっている点に注意しましょう?
個々人のスキル・実績が求められている業界となっているため、3Dモデラーを目指している方は、スキルアップ・実績作りを忘れず自身の人材価値を高めていくことが大切です。
こちらの記事ではVtuberの3D制作を担当したモデラーを紹介しております。
3Dモデラーに就職するなら専門学校!
ここからは3Dモデラーを目指している方におすすめの専門学校についてご紹介していきます❗️
代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院は、アニメ・マンガ・イラスト・声優・ゲームなど、最新のエンタメコンテンツを制作するクリエイターを育成している専門教育機関です。
声優タレント科・アニソンアーティスト科・Youtuber科・芸能マネジメント科・アニメーター科・ゲームプログラミング科・eスポーツ実況科など、他の専門学校にはない最先端の学科が多彩に用意されています?
アニメーター科・ゲーム総合科では、3DCGに関する専門教育もおこなっており、3Dモデラーを目指している方にぴったりです。
講師陣には実際に業界の最前線で活躍していたプロのクリエイターの方が在籍しており、現場で役に立つ実践的な指導を受けることができます✨
3Dモデラーを目指していて、CGに関する勉強がしたいと考えている方は、こちらの代々木アニメーション学院への入学も検討していきましょう。
まずは無料の資料請求から、代々木アニメーション学院のことを詳しく調べていくのがおすすめです。
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジ
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジは、多くのゲーム企業と連携し、ゲーム業界のクリエイター育成をおこなっている専門学校です。
カプコン・セガ・スクウェアエニックスなど大手ゲーム企業を含む様々なゲーム企業と連携をおこなっており、実際に第一線で活動しているプロのゲームクリエイターからの指導を受けることができます✨
ゲーム開発会社での長期のインターンシップもおこなっており、在学中にゲーム会社での実務経験を積むことができ、さらに7〜8割の多くの学生がそのまま企業への内定を受けています。
ゲーム業界における3DCGクリエイターの育成もおこなっており、こちらはゲーム業界の3Dモデラーとして活躍していきたいと考えている方におすすめの学校です。
サイトから無料の資料請求が可能となっているため、興味のある方はこちらをチェックしていきましょう。
3Dモデラーの年収についてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、3Dモデラーの平均年収の情報を中心として、3Dモデラーという職業について以下の内容をご紹介していきました❗️
- 3Dモデラーはキャラクター・背景・小物等の3Dでの造形を担当する専門職
- 3Dモデラーの平均年収は373万円と低め
- 3Dモデラーはまだまだ発展途上にあり将来性のある職業
- 3Dモデラーにはデザイン・デッサン力・コミュニケーションスキルが必要
- 3Dモデラーとして年収を上げるならCGクリエイター検定・画像処理エンジニア検定の取得がおすすめ
- 3Dモデラーへの転職ならマイナビクリエイター・G-JOBエージェントの利用がおすすめ
- 3Dモデラーがよく使うツールはBlender・Maya・Maxなど
- 3Dモデラーは業界の需要が大きいものの競争相手も多い職業
- 3Dモデラーを目指すなら代々木アニメーション学院・総合学園ヒューマンアカデミーへの入学もおすすめ
3Dモデラーは企業規模によって年収に大きな差があり、なるべく収入を安定させて働きたい場合は、大手企業への就職を目指していくことが大切です。
既に3Dモデラーとして働いていて、3Dモデラー全体の平均年収よりも自身の収入が低い場合は、より待遇の良い企業への転職も考えていきましょう。
今回ご紹介した内容が皆さまの参考になっていれば幸いです。