ゲームクリエイターに憧れている女性の中には、ゲーム業界が男性社会なのかと不安に感じているかもしれません。
男性に比べると女性のゲームクリエイターが少ないともいわれていますが、業界に詳しくないと真相が分かりにくく感じてしまいます。
今回、Pacific Metaマガジンでは女性のゲームクリエイターについて紹介していきます。
- 女性のゲームクリエイターは少ないのか?理由は?
- 女性がゲームクリエイターになるメリット
- 女性がゲームクリエイターになる方法
女性でゲームクリエイターを目指しているなら、進路決定の参考にしてみてください。
女性のゲームクリエイターが少ないって本当?
女性のゲームクリエイターは、実際に少ないです。
現役ゲームクリエイターわたなべ りょうさんによると、ゲーム会社の中には、8割が男性、女性は2割程度というケースが少なくないのだとか。
ソーシャルゲームのドリコムでは、男女比74%:26%と公開していて、やはり男性が多い印象です。(参考:ドリコム リクルーティングサイト)
また女性ゲームクリエイターの大半が、5年以内に離職してしまいます。
女性の管理職が少ないので、女性特有の悩みが相談しにくく感じる人も多いです。
女性がゲームクリエイターを目指す場合は、男性の方が職場に多いと頭に入れておくといいでしょう。
女性のゲームクリエイターが少ない理由とは?
なぜ女性ゲームクリエイターが少ないのか、理由を解説していきます。
理由を知ったうえで、ゲームクリエイターを目指すか検討することをおすすめします。
ゲームに対するネガティヴな印象が根強い
近年はゲームを楽しむ女性も増えていますが、少し前まではゲームに対して良い印象を持っていない女性も少なくありませんでした。
男性の部屋に行ってゲーム機があると良い思いをしない女性もいたので、女性が進んでゲームすることに否定的な女性も多かったです。
男性がゲームをする機会が多く、ゲームクリエイターを目指す人も男性が多かったと考えられます。
労働時間が長い
労働時間が長いことも、女性クリエイターが少ない理由です。
ゲーム業界は、残業時間が他の業界よりも長い傾向にあります。
ゲーム業界は、タイトルのリリース前後が多忙になることが少なくありません。
他の業界に比べていつ多忙になるかシーズンが推測しにくく、長期的な予定も立てられません。
また朝遅く出勤して夜作業するというゲームクリエイターも多く、家庭との両立が難しいと考える女性もいる様子です。
今後労働時間が短時間になれば、女性クリエイターが増える可能性もあります。
子育てとの両立が難しい
ゲームクリエイターの仕事は、子育てと両立しにくいです。
子育て中の女性だけでなく、将来子供が欲しいと考えている女性がゲームクリエイターの仕事を敬遠しています。
残業が多く、労働期間の長いゲームクリエイターの仕事は、一般的な事務職に比べて子育てには不向きです。
保育園の送り迎えや子供に熱が出た時の対応など、子育て中は臨機応変な対応が求められます。
男性の多い職場なので、時短勤務や急な休みなど理解されないことも多いでしょう。
育休の前例も少ないゲーム会社では、制度も充実していない可能性があります。
子育てとゲームクリエイターを両立したいなら、相当な覚悟が必要です。
女性がゲームクリエイターになるメリットとは?
最大のメリットは男性社会だかからこそ、女性ならではの視点でゲーム業界に新しい風を巻き起こせる可能性があります。
女性向けのゲームヒットは、男性だけの視点ではカバーできない部分も少なくありません。
今後幅広いジャンルのゲームの成功には、女性の存在が必要不可欠です。
ゲーム業界がさらなる発展を遂げるため、女性ゲームクリエイターを目指してみるといいでしょう。
女性ゲームクリエイターの数が増えれば、より働きやすい環境になる可能性もあります。
女性がゲームクリエイターになるには?
女性がゲームクリエイターになるには、どうすればいいか解説していきます。
これからゲームクリエイターを目指す女性は、参考にしてみてください。
専門学校に通う
専門学校は、ゲーム関係に関する多くの分野を学べます。
ゲームクリエイターに必要な知識だけでなく、グラフィックやデザインについて学べる授業が開催されることも少なくありません。
ゲーム制作には幅広い知識が求められるので、専門学校での学びを存分に活かせるでしょう。
専門学校の中にはゲーム会社と深いつながりを持っていて、就職に有利に働く場合もあります。
短期間でゲーム業界を目指す場合におすすめです。
転職する
ゲーム業界は実力主義なので、知識や実力があれば転職できます。
転職先としては、ゲームメーカーやゲームソフト開発会社が想定されます。
未経験の場合は、アルバイトや契約社員からスタートするケースが大半です。
実力ができた後、正社員を目指すといいでしょう。
経験が無い場合も、情熱やセンスが認められると転職できる可能性があります。
悩んでいる方は、まず行動してみることをおすすめします。
ゲームクリエイターに転職する方法を知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください!
女性がゲームクリエイターを目指すのにおすすめの専門学校
女性がゲームクリエイターを目指すのに、おすすめしたい専門学校をご紹介します。
気になる専門学校があれば、資料請求してみるといいでしょう。
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院は、東京と大阪に展開しています。
業界のトップクリエーターが指導してくれるので、学生の間からプロの仕事が感じられるでしょう。
専任のスタッフが就職をサポートしてくれるので、ゲームクリエイターをはじめとするゲーム業界の就職率は94%と高いです。
卒業後もOB同士のつながりがあるので、早くから業界で知り合いが作れるメリットもあります。
興味のある方はぜひ、資料請求をしてみてください!
ヒューマンアカデミー ゲームカレッジ
ヒューマンアカデミー ゲームカレッジは、初心者でもトップクリエイターを目指せる環境が整っています。少人数かつ担任制なので、疑問点を解決しやすいというメリットもあります。
さらにゲーム会社も参加するゲーム合宿では、毎回多くの内定者が登場するなど就職面で有利に働きやすいところも魅力的です。
興味のある方はぜひ、資料請求をしてみてください!
代々木アニメーション学院
代々木アニメーション学院は、40年を超える歴史のある専門学校です。
全国に10校舎あるので、地元でゲームクリエイターの勉強がしたい女性に大きなメリットでしょう。
在学中から個人やチーム単位でゲーム作りができるので、実績が積めるところも魅力的です。
興味のある方はぜひ、資料請求をしてみてください!
ゲームクリエイターを目指せるほかの専門学校を知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください!
ゲームクリエイターを目指す女性にオススメの転職エージェント
ゲームクリエイターに転職するなら、転職エージェントの活用をおすすめします。
人気のエージェントをチェックしていきましょう。
G-JOBエージェント
G-JOBエージェントは、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。
ゲーム業界の求人数は業界最多で、経験や知識豊富なコンサルタントのポートを受けながら、転職できます。
また正社員、契約社員だけでなくアルバイト、フリーランス向けの案件もあって、自分らしく働きたい女性ゲームクリエイターにとってメリットが大きいです。
G-JOBエージェントについて、より詳しい情報を知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください!
マイナビクリエイター
マイナビクリエイターは、Web・ゲーム関連職だけを取り扱っている専門転職エージェントです。
業界とのネットワークもあるので、転職を有利に進められるというメリットがあります。
一般には公開されていない求人の取り扱いもあるので、良い条件の転職先が見つかるかもしれません。
マイナビクリエイターについて、より詳しい情報を知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください!
女性がゲーム業界へ転職するする際に見るべきポイント
女性がゲーム業界に転職する際に見るべきポイントを解説していきます。
女性ならではの悩みをどこまで開示できるか
まずは、女性ならではの悩みを相談できる体制があるかどうかです。
男性上司が大半の場合、生理痛や妊娠といった悩みを開示しにくいこともあります。
女性の上司が一定数いる、専用の相談窓口が用意されているか確認するといいでしょう。
ハラスメントの有無
ハラスメントがあるかどうかは、働きやすさに関係してきます。
公にハラスメントについて公開している会社は少ないので、関係者の話や過去のニュースなどを参考にしてください。
実力のみで評価してもらえるか
実力主義の会社の方が、女性が働きやすいものです。
コネや社内政治を重要視している会社であれば、長時間労働が当たり前になっている可能性があります。
実際に働いている人や関係者から、実力のみで評価しているか確認するといいでしょう。
ゲームクリエイター以外の職種で女性の割合が多い職種は?
ゲームデザイナーは、ゲーム業界の中でも比較的女性の割合が多い職種です。
デザインの分野は、女性の感性が活かせる職種といえるでしょう。
ゲームクリエイターに限らずゲーム業界で働きたいと考えている女性は、ゲームデザイナーを目指す道も検討してみてください。
女性のゲームクリエイターについてまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、女性のゲームクリエイターについて以下の内容を中心にご紹介しました。
- 女性の割合が低い
- 女性が長く働ける環境が整っているとはいえない
- 女性ならではの視点が活かせる可能性がある
- 専門学校や転職エージエントを上手く利用する方法がおすすめ
女性のゲームクリエイターは多いとはいえませんが、今後女性ならではの視点が欲しいと採用枠が増える可能性もあります。
ゲームクリエイターを目指す女性は、自分らしさを発揮できる分野もあるので自信を持ってください。
今回の記事の内容が参考になれば幸いです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。