最近注目の職業の一つにゲームプログラマーがあります。
しかし、実際になるにはどうすればいいのか、というところまではあまり詳しく知られていませんよね。
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲームプログラマーになるのは難しいのかということについて以下の内容を紹介していきます。
- ゲームプログラマーの仕事内容
- プロゲーマーになるのは難しいのかどうか
- プロゲーマーに転職するには
プログラマーの実際の勤務状況やむずかしさについて詳しく紹介していきますので、これからプロゲーマーを目指したいという人は特に、ぜひ最後までご覧ください。
ゲームプログラマーの仕事は、大きく分けて2つ
プロゲーマーの仕事は大きく分けると2つに分類されます。
これは実際に制作するゲームの種類によって異なります。
それぞれの仕事内容について紹介します。
プログラミングをするなら、コンシューマーゲーム
コンシューマーゲームとは家庭用のゲーム機でプレイするゲームのことです。
ゲーム自体のクオリティがかなり高く、プログラマーとしてはとてもやりがいのある仕事となるでしょう。
その分プログラミングの高度な技術等も必要なことも多く、プログラマーとしてのスキルアップもしていくことができるかもしれません。
プログラミングと企画をするなら、スマホアプリ
自分で好きなゲームを作りたい、というような企画も含めて行いたい人にはスマホアプリの製作がおすすめです。
最近ではスマホアプリからでもオンライン対戦ができたりと、かなりのクオリティのゲームも出始めています。
とても身近な存在のため、これからどんどん需要が高まる分野ですね。
ゲームプログラマーの難しさ3つの理由
ゲームプログラマーとして仕事をしていくうえで、難しいと感じるところを3つにまとめました。
大まかにいうと、体力面、精神面、知識面の3つです。
それぞれ具体的にどう難しいのかを各段落で紹介していきますね。
とても忙しい
パソコンの前に座って優雅にお仕事、というようなイメージを抱いている方も多いのかもしれませんが、実はとても忙しいのがゲームプログラマーのお仕事です。
割とゆったり働けると思っていたのに実際はとてもきつかった、という声もよく耳にしますね。
実は通常の業務では、勤務先や勤務形態によっては朝の出社時間が一般企業よりもゆっくりなところもあるため、のんびり仕事ができるというイメージがついているのかもしれません。
しかし、これが納期が迫ってきたりトラブルが発生したりすると一気に忙しくなります。
ゲーム業界はとてもたくさんの人や企業が関わっているため、納期には特に厳しく、トラブルの処理もスピードが求められます。
そうなると常時で仕事ができる期間というのがとても短くなるのです。
体力勝負
一見体力とは無縁のお仕事にも思えるゲームプログラマーですが、実際はかなりの体力勝負なお仕事です。
予定通りに仕事をこなしていても、途中バグやトラブルがあった時にはそちらの対応もしなくてはいけなくなり、計画通りにいかないことも多いです。
こうして計画が狂ってくると、自然に仕事の時間が増えてしまうということにつながります。
休日返上で勤務に出る必要がある場合もあるので、体力勝負のお仕事といえますね。
残業が多い
先程の体力勝負というところにも関係しますが、様々な要因によって、納期に間に合わない、突然のトラブルで緊急で改善しなくてはいけない、など時間に関係なく仕事が舞い込んでくる可能性もあります。
そのため残業も多く、作業が深夜にも及ぶことがしばしばあるようです。
体力のあるうちは多少のことも対応ができたとしても、年齢を重ねてきて体力的につらくなると、こうした理由で退職を考えるプログラマーも多いです。
スケジュール管理が難しい
納期までまだ余裕があるときや、特に大きなトラブルがないときは問題ないのですが、突然のトラブルの対応やゲーム発売日前などはどうしても多忙になりがちです。
逆に、次の案件を待っているときやプロジェクトが落ち着いているときには、定時出社・退社が可能です。
バグやトラブルなどの発生によってプライベートの予定がなかなか立てられないという可能性があります。
また、おおまかなゲームのリリース日までに計画的に仕事をこなしていく必要があるため、自分の仕事の進捗状況もしっかり管理していく必要があります。
バグ(不具合)の修正に追われる
これまで何度もでてきたバグの修正ですが、ゲームの製作の過程ではバグと呼ばれる不具合が生じることが多々あります。
これは、ほんの些細なものから、時には大掛かりなものまであり、スタッフ総出で修正に取り掛かるということもあります。
バグが発生したときには、バグの修正作業を通常業務と並行して行う必要があるので仕事に追われることになります。
精神的強さが必要
ゲームプログラマーになるには、体力的な面だけではなく、精神的な強さも必要になります。
新しい技術を身につける向上心
プログラミング技術は常に新しい情報や技術が求められます。
通常の業務の合間に新しいプログラミング技術の習得や知識を得るなどして、自分自身のスキルアップをしていかなくてはいけません。
多忙な中でも自主的に新しい技術を身に着けようとする向上心が必要です。
緊張やプレッシャーに耐える強さ
ゲームの製作はチームで行うことが多く、一人一人の責任も重要です。
一人のミスが大きなバグなどのトラブルを引き起こしかねません。
こうした責任などのプレッシャーにも耐えるだけの精神的な強さは必要です。
また、職場によって雰囲気の差はありますが、多忙がゆえに殺伐とした環境のところも多く、人間関係で戸惑うことも少なくはありません。
就職するには、基礎知識が必要
ゲームプログラマーになるためには当然ながら知識も必要です。
どういった知識が必要にあるかについて、具体的に解説していきます。
高校生レベルの一般的な知識
ゲームのプログラマーになるには専門的な知識も必要になりますが、基礎的な知識ももちろん必要です。
専門的な知識の習得には、高校生レベルの一般的な知識は必要不可欠です。
しかし、ゲームのプログラマーになるための専門学校に必ず通っていなくてはいけないというような決まりあるわけではありません。
最低限として一般の高校で学ぶような知識が必要ということは覚えておきましょう。
プログラミングの知識や技術
ゲームプログラマーとして仕事をするにあたっては必須の知識がプログラミングの知識や技術になります。
未経験でも就職可能な業種はたくさんありますが、ゲームプログラマーについては、ある程度の知識や経験、技術が求められることがほとんどです。
しかし、こうした資格が必要だ、ということではありません。
知識や技術を持っているということの証明には、実際に自身でゲームを制作した経験があれば一番わかりやすいです。
どれだけ知識があったとしても、実際に使うことができるかどうかというのはまた別になってくるので、可能であれば一度自分でゲームを作ってみましょう。
ハードウェアの知識や技術
直接プログラミングには関係のない知識でも、現場で必要となる知識がハードウエアの知識や技術です。
実際にゲームををプレイするユーザーがどういったハードウエアを使ってゲームを行うかを知るというのはゲームプログラマーにとってとても大切です。
様々なハードウエアに対応できるための知識や技術は、ゲームをプログラムしていく中で求められる技術になるでしょう。
さらに最近ではAIなどといった最新技術をゲームに取り入れていく動きも活発で、こうした知識があることで自分自身の強みになっていく可能性がとても高いです。
プログラミングの技術の高さに目が行きがちですが、こうした分野の知識や技術を得ることも覚えておきましょう。
数学や物理の知識
一見プログラミングとは関係なさそうな知識のように思えますが、実は重要なのが数学や物理の知識です。
特にアニメーションの部分をプログラミングする際には必須の知識で、キャラクターなどの動きを付けるときに必要となります。
最近では3Dアニメーションも主流になってきているので、奥行きや陰影などをつけるときにも必要になるでしょう。
こうした表現をゲームに取り入れるためにも、数学や物理の知識は大切です。
英語
最近のゲームは国内のみではなく、世界でリリースされることがほとんどです。
そのため、海外でもプレイができるように英語のスキルはあると役に立つ場面があります。
海外用のゲームという意味では、英語だけではなく、様々な国の言語が必要になるので、何か得意な言語が一つでもあれば有利に就職活動を進めることができそうです。
実際、ゲーム会社には様々な国の方が勤務されていることも多いので、英語うを含めた様々な言語のスキルがあると、こうしたスタッフとのコミュニケーションも円滑に行える可能性があり、一つの強みとなりそうです。
その他プログラミング言語の説明にも英語が使われていることが多いことや、TOEICの点数で給料が変わる企業があるということからも、最低限英語のスキルはあるといいでしょう。
ゲームプログラマーへの転職はマイナビクリエイター
ゲームプログラマーになるにはマイナビクリエイターに登録するのがおすすめです。
マイナビクリエイターは、ゲームやWEB関連の職業を専門とした転職サイトです。
転職をサポートしてくれるキャリアアドバイザーの方もゲーム業界出身の方のため、転職までもサポートを的確に行ってくれます。
無料にて登録ができるため、興味のある方はぜひマイナビクリエイターの利用を検討してみてください。
また、Pacific Metaマガジンにはマイナビクリエイターの評判や口コミを徹底調査した記事がありますので、マイナビクリエイターについて第三者の意見を知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください!
ゲームプログラマーが難しい理由のまとめ
ゲームプログラマーになるのが難しいとされる理由としては、体力面と精神面、知識面の3つの理由が挙げられます。
体力が必要になるのは、バグなどの対応やリリース日近くになると長時間の残業が発生することが原因です。
精神面では、常に最新のプログラミング技術にアンテナを張ることや、仕事の責任などに耐えていくことが求められます。
その他、プログラミングの技術はもちろんですが、ハードウエア関連や物理・英語などといった知識も必要となってくるため多方面の知識が必要になってきます。
転職にはマイナビクリエイターがおすすめなので、ゲームプログラマーを目指している方はぜひ利用してみてください。
また、ゲームプログラマーへの転職に興味がある方は下記の記事もあわせてご覧ください!