ゲームをプレイする際に最大限の性能を発揮するように作られたのがゲーミングPCです。
「ゲームをするとき以外も性能が発揮されるのか」「仕事で使うのは少し抵抗がある」と考えるかたもいるのではないでしょうか。
そこで今回Pacific Metaマガジンでは、ビジネス使いに活かすゲーミングPCについてお届けします。
見出しは以下の通りです。
- ゲーミングPCはビジネス使いできる?
- ビジネス使いにもおすすめなゲーミングPC4選
- ゲーミングPCをビジネスで使うメリット・デメリット
- ゲーミングPCが活かせる職業について
- ビジネス用途でゲーミングPCを購入すべき?
- 【ノート型/デスクトップ型】ビジネス向きはどちらのゲーミングPC?
先に少しだけ結論を言ってしまいますが、ゲーミングPCをビジネス使いすることは可能です。
ただし、その性能を十分活かせるかどうかは仕事内容によりますので、そのあたりを詳しく見ていきましょう。
ゲーミングPCはビジネス使いできる?
ゲーミングPCがビジネス使いできるかどうかを考えるためには、ゲーミングPCの特徴を知っておく必要があります。
この見出しでは、ゲーミングPCと普通のPCの違いについて簡単に見ていきましょう。
ゲーミングPCとは?一般向けPCとの違い
ゲーミングPCは「ゲームを快適にプレイする目的で構成されたパソコン」ですが、他の作業が快適にできないわけではありません。
- CPUの性能が高く、命令を処理するスピードが速い
- GPUの性能が高く、画像や動画をスムーズに処理できる
- パソコン本体を冷却する性能が高い
ゲーミングPCには、普通のパソコンと比較して上記のような特徴があり、全体的にスペックが高いことが特徴です。
ゲーミングPC=ゲーム用PCではない
上の見出しの続きですが、ゲーミングPCはゲームをプレイするときにしか使えないパソコンではありません。
確かにゲームをプレイするときに最大の性能を発揮しますが、基本的な性能は普通のパソコンよりも総じて高いので、他の用途に使ったとしても快適に利用することが可能です。
むしろ多くの仕事ではオーバースペックになってしまうと思いますが、仕事に使っても処理能力の高さをいかんなく発揮してくれるでしょう。
ゲーミングPCはビジネス使いできる!
改めて結論を記載します。
ゲーミングPCはビジネスPCとは違いますが、ビジネス用に使っても何ら問題はありません。
ビジネス専用に買うのはスペックが高すぎて少しもったいないですが、他の用途があって買ったものをビジネス兼用で使うのであればおすすめできます。
「ゲーミングpc」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
「ゲーミングPC とは」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ビジネス使いにもおすすめなゲーミングPC4選
この見出しでは、ビジネス利用しやすいゲーミングPCをドスパラより4製品紹介します。
ノート型・デスクトップ型どちらも含めて紹介していますが、余裕のある方は他のメーカー製品とも見比べてご検討ください。
ノート型
まずはノート型パソコンから、おすすめ製品を2つ紹介します。
持ち運びして外出先でも使いたい方におすすめです。
R-Series RL5C-G50
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
Intel Core i5-11400H |
グラフィックス |
GeForce GTX 1650 4GB |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | SSD : 512GB NVMe |
価格(税込) | 112,979円 |
持ち運びしやすいスリムボディが特徴で、通常のモバイル型PCに近いレベルで気軽に使用できます。
値段はお手頃ですが、ゲーミングPCとして最低限の性能は持ち合わせています。
X-Series XL7R-R36 5800H搭載
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
Ryzen 7 5800H |
グラフィックス |
GeForce RTX 3060 6GB |
メモリ | 16GB DDR4 SO-DIMM |
ストレージ | SSD : 512GB NVMe |
価格(税込) | 159,980円 |
上の製品よりもCPU・グラフィックスの面でグレードが上がっています。
負荷のかかる仕事をする方にもおすすめです。
デスクトップ型
続いてデスクトップ型からも2製品紹介します。
家で仕事をするという方は、こちらがおすすめです。
R-Series RM5C-G60S
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
Core i5-12400 |
グラフィックス |
GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | SSD : 500GB NVMe |
価格(税込) | 149,980円 |
冷却性能を確保しつつも静音性にもこだわった作りになっているデスクトップ型PCです。
ゲーミングPCとして使い込むにはやや物足りない性能ですが、ビジネス用であれば申し分ないスペックでしょう。
R-Series RM5C-R36
OS |
Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
Core i5-12400 |
グラフィックス |
GeForce RTX 3060 12GB GDDR6 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ | SSD : 500GB NVMe |
価格(税込) | 189,979円 |
こちらは上の製品よりグラフィックス面が強化され、ゲーミングPCとして見てもスペックがしっかりした製品です。
ゲームをプレイしつつ仕事用にも使いたい方向けとなっています。
「ゲーミングPC ドスパラ」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲーミングPCをビジネスで使うメリット・デメリット
続けて、仕事でゲーミングPCを使うメリット・デメリットについていくつか見ていきましょう。
メリット
- 処理能力の高さで仕事がスムーズに進む
- 画像や動画を扱う際は特に処理が速い
- 夏場であっても冷却性能が高いので安心できる
普通の事務仕事をする程度であればオーバースペックなぐらいに処理はとにかく速いです。
ちょっとしたことの積み重ねであっても、一日フルで仕事をすれば違いが体感できるでしょう。
また、グラフィックボードの性能によって特に映像の処理には強いので、関係するような仕事であれば恩恵を大きく受けられます。
ゲーミングPCは発熱量も大きいですが、その分冷却性能も万全に作られているので、夏場であっても熱暴走を起こす可能性は少ないです。
デメリット
- 購入価格・電気代が高い
- 普通のパソコンより重量があり持ち運びしづらい
- 見た目が派手な製品が多い
他の用途でも使うのであれば気にならないと思いますが、ビジネス用に購入するには値段が高く、電源やCPUなどの発熱量も大きいので電気代が高めになってしまいます。
続いてはノート型を買う際の注意点ですが、ゲーミングPCは性能を上げている分だけサイズが大きく重くなりがちです。
カラフルに輝く機能は設定でOFFにもできますが、ゲーミングマウスやキーボードといった周辺機器も含めて見た目が派手になりがちなので、持ち運びの際は注意が必要になってきます。
ゲーミングPCが活かせるビジネスの種類(職業)
ゲーミングPCの性能を活かしやすいビジネスの種類は、画像や動画などを使う仕事、もしくはそれに匹敵するほどパソコンに負荷をかける仕事です。
- グラフィックデザイナーなど画像・動画を扱う仕事
- 建築関係など設計をおこなう仕事
- データ分析などでビッグデータを扱う仕事
上記のような仕事に就いている方はゲーミングPCの性能を十分に活かせるでしょう。
逆にテキストを基本にしているドキュメントを扱っている場合、それほどスペックを必要としないのでゲーミングPCの性能を持て余す可能性があります。
ビジネス用途でゲーミングPCを購入すべき?
「ゲームをプレイするために購入したゲーミングPCで仕事をする」のは何の問題もありませんが、初めからビジネス用途でゲーミングPCを買おうと思っている場合は、少し考えた方が良いです。
仕事内容によってはオーバースペックでお金がもったいないだけなので、仕事でどういったソフトウェアを使っているか、きちんと検討してから購入しましょう。
一般向けPCで十分な場合
ワード・エクセル・パワーポイントといったOffice製品程度の事務作業であれば、ゲーミングPCは不要です。
ただ、エクセルは扱うデータ量によってパソコンに負荷をかけることもあるので、1分1秒でも早く仕事を片付けたいのであればゲーミングPCを使う意味はあるでしょう。
また、リモートワークで仕事先のパソコンに乗り込んで作業をするのであれば、リモート元のスペックを上げてもあまり意味が無いので、一般向けPCで十分です。
ゲーミングPCがおすすめな場合
サイズの大きい画像や動画などを頻繁に扱う場合は、ゲーミングPCの処理能力を活かすことができるのでおすすめです。
また、データ分析やプログラムのテストなどで多くのデータを処理する場合にも、ゲーミングPCのスペックが十分発揮されます。
家のパソコンにソフトウェアを入れて仕事をするという場合には、ゲーミングPCを購入することがおすすめです。
【ノート型/デスクトップ型】ビジネス向きはどちらのゲーミングPC?
最後に、ノート型 or デスクトップ型の使い分けについてお届けします。
基本的には持ち運ぶかどうかで決めれば良いですが、もう少し詳しく見ていきましょう。
持ち運ぶならノート型
ノート型は持ち運べるという利点が何より大きいです。
外出先で仕事をする用事があるのであれば、ノート型を購入した方が良いでしょう。
ただし、ゲーミングノートPCは普通のモバイルPCよりもサイズが大きく、重くなりやすいという点には注意してください。
また、デザインもあまり派手にならないモデルを選びたいところです。
在宅ワークならデスクトップ型
家で仕事をするだけであればデスクトップ型をおすすめします。
同じ性能であればノート型よりも安めに購入できますし、冷却ファンなどの駆動音も少なめなので、静かに使用することができます。
置き場所は少し取ってしまいますが、性能を考えるとデスクトップ型の方が優れていると言えるでしょう。
ゲーミングPCのビジネス使いについてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ビジネス使いに活かすゲーミングPCをお届けしました。
最後に、この記事の内容を整理しましょう。
- ゲーミングPCは一般向けPCよりもスペックが高い
- 具体的にはCPU・GPU・冷却性能などの部分で優れている
- その性能はゲーム以外でも発揮されるのでビジネス使いができる
- ゲームをプレイしないなら10万~15万円で最低限のスペック、プレイするなら15万~20万円で余裕を持ったスペックがおすすめ
- ゲーミングPCを仕事で使うメリットは「処理能力の高さで仕事がスムーズに進む(特に画像や動画を扱う作業)」「冷却性能が高く夏場も安心できる」などがある
- 逆にデメリットとしては「購入価格・電気代が高い」「重くて大きいので持ち運びしづらい」「見た目が派手」といったものがある
- デザイナーや設計の仕事、データ分析などをおこなう職業であればゲーミングPCの性能を活かせる
- Office製品しか使わない場合、リモート先にある別のパソコンで作業をする場合などはゲーミングPCは不要
- 在宅で仕事をする場合は、ノート型よりデスクトップ型がおすすめ
ご自身の仕事内容と照らし合わせて、無駄の無いスペックの製品を買うようにしましょう。