PCを買い替える際に「ゲーミングPCか普通のPCか迷っている」「両者の違いがよくわからない」という方もいるのではないでしょうか。
そこでPacific Metaマガジンでは今回、ゲーミングPCと普通のPCの違いについて紹介します。
内容は以下の通りです。
- ゲーミングPCと普通のPCの違いは?
- ゲーミングPCはノートとデスクトップどちらが良いのか?
- ゲーミングPCとPS5の違いについて
- ゲーム以外にも使えるゲーミングPC
- PC本体以外に揃えるべき周辺機器を紹介
- ゲーミングPCが買える通販サイト
- グラフィックデザインを学ぶなら(代々木アニメーション学院の紹介)
ゲーミングPCとPS5の違いなどについても触れながら、ゲームをするのに最適な環境についてお届けしていきます。
ゲーミングPCとは
ゲーミングPCとは、ゲームをプレイする役割で開発されているPCのことを指します。
特にフォートナイトなどのFPS、FFXIVなどのMMORPGといったジャンルを快適にプレイするのに適したスペックを持っています。
ちなみに、「ゲーミングPC」と呼ばれるための機能・性能的な基準は特にありません。
高性能ハイスペックな通常PCとの厳密な見分け方もありませんが、ゲームをプレイするのに適したスペックを持つPCのことをそう呼んでいます。
「ゲーミングpc」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲーミングPCと普通のPCの違いは?
厳密な基準は無いゲーミングPCですが、市販されている製品は一般PCと何がどう違うのか、わかりやすく表で比較します。
ゲーミングPC | 普通のPC | |
サイズ | 大きいものがほとんど | 性能によって大小様々 |
重量 | ノートPCでもけっこう重め | デスクトップでも片手で持てるものが多い |
価格帯 | 一式買うと安くても10万円~ | 5万円~ |
カスタマイズ/拡張性 | 非常に高いものが多い | 蓋を開けられないものもある |
GPU | ほぼ100%付属して高性能 | 付いていないものもある |
CPU | 高性能(Core i7 Ryzen 7などが一般的) | そこまで性能は高くない(Core i5 Ryzen 5あたりでも十分) |
メインメモリ | 容量大 (16GBが最低ライン) |
容量小さめ (8GBあれば十分) |
排熱性能 | 高い | あまり高くない |
ストレージ | SSDであることがほとんど 500GB~1TB程度 |
SSD/HDD好みに応じて選ぶ |
電源ユニット(ワット数) | 700Wかそれ以上あるものも | 350~500W程度 |
まずは外見的な話をすると、ゲーミングPCは大きくて重いものが多いです。
特にノート型は普通のPCの方がかなり軽量となっています。
続けて価格・性能については、以下の見出しでさらに詳しく見ていきます。
こだわるポイントによって選び方を考えると良いでしょう。
価格の違い
値段については、性能が良い分だけゲーミングPCの方が高いです。
安いやつであっても10万円近くは覚悟したほうがいいでしょう。
ゲーミングPCを安く入手したいという方は、長期休暇のタイミング(7~8月、12月~1月、5月のGWなど)などにセールをおこなうことが多いので、チェックしてみてください。
ほとんどのショップで分割払いが可能ですし、レンタルのサービスをしているところもあります。
カスタマイズ/拡張性の違い
カスタイマイズ性や拡張性はゲーミングPCに軍配が上がります。
通常のノートPCはネジを外さないと全く中が見られないものもありますが、ゲーミングPCはパーツの付け外しがしやすいデザインになっていることが多く、カスタマイズにこだわる方からすれば大きな利点でしょう。
また、PC一式を購入する際にもゲーミングPCは自由度が高いです。
受注生産をおこなっているBTOパソコンメーカーが数多く参入しているので、CPU・GPU・メモリなどのパーツについて、最初から思い通りの構成を叶えやすくなっています。
GPU/CPUの違い
マザーボードに接続されている各種パーツのスペックは、ゲーミングPCの方が高いです。
このあたりがゲームをプレイしたときの性能差となって表れます。
特に違うのはグラフィックボードです。
普通のPCには搭載すらされていないこともありますが、ゲーミングPCには必ずと言っていいほど性能の良いGPUが入っており、グラフィック面のクオリティに影響してきます。
GPUはここ数年で「GTX」シリーズから「RTX」シリーズへ移行しつつあるため、最新ゲームをプレイするのであれば、RTXシリーズの搭載されたものを選びましょう。
排熱性能の違い
排熱性能(冷却性能)はゲーミングPCの方が高いです。
これは、性能の良いCPU・GPUなどはどうしても発熱量が大きくなってしまうため、熱暴走を起こさないためにそういった設計をされています。
高い評価を受けている良いゲーミングPCであれば特に排熱の設計は念入りに考えられており、静音性も兼ね備えていることが多いです。
ゲーミングPCはノートとデスクトップどちらが良いのか?
ノート型の最も大きいメリットは、持ち運べることです。
普通のモバイルPCよりは重くなってしまいますが、外出先でゲーム、あるいは他の作業をゲーミングPCでやるという方には、ノート型をおすすめします。
逆にPCを持ち運ばないのであれば、ノート型にする必要性はほとんど無いと言えます。
同じ値段の製品を比較するとデスクトップ型の方が性能は上になるため、コスパの面ではデスクトップが有利です。
排熱性能もボディの大きいデスクトップの方が高くなるので、性能で選びたいのであればデスクトップをおすすめします。
ゲーミングPCとPS5どちらを選ぶべきか?
ゲームをプレイするという目的であれば、家庭用ゲームハードも選択肢に入ります。
ゲーミングPCとPS5のどっちが良いか迷っている方もいると思うので、こちらも比較してみます。
ゲーミングPC | PS5 | |
価格 | 高い(快適にプレイするなら10万円以上) | 安い(税込54,978円) |
性能 | 価格に応じて上がっていく | 価格を考えると超高性能 |
できること | ゲーム以外の用途もあり | ゲームに特化 |
プレイできるゲーム | PS5よりタイトル数が多い | PS5(PS4)でしか遊べないタイトルがある |
PS5はゲームに特化している分だけ、ゲーミングPCと比べれば価格が安いです。
必要スペックをいちいち気にする必要が無いのも利点でしょう。
一方、ゲーミングPCはゲーム以外の用途が豊富ですし、値段をかければPS5以上のスペックが実現できます。
ゲームをする際のコスパで選ぶならPS5、性能や使い道の多さで選ぶならゲーミングPCに軍配が上がりそうです。
ゲーミングPCはゲームだけじゃない!
上の見出しでも少し触れましたが、ゲーミングPCでやれることはゲーム以外にもたくさんあります。
ここではスペックの高さを活かせるゲーミングPCの使い道を2つ紹介します。
動画編集にもオススメ!
ゲーミングPCは動画を描写するのに優れているので、動画編集をするときにも性能が活かされます。
普通のPCならカクカクしてしまうような負荷をかけてもヌルヌル動いてくれるので、作業中もストレス無く使用できるでしょう。
また、スペックの高い製品を買えばゲーム配信をするのにもおすすめです。
ゲームをプレイしながら編集作業をおこなうといったマルチタスクも可能でしょう。
クリエイターにもオススメ!
性能の高いゲーミングPCは、クリエイター活動にもおすすめです。
専門的なソフトを使って本格的にデザインやモデリングなどをおこなう場合はやや厳しい場合もありますが、ほとんどのケースではゲーミングPCで十分な活動ができます。
補足情報として、クリエイター向け活動に特化した「クリエイターPC」はGPUに「Quadro」という製品が搭載されていることが多く、CADなどの設計ツールを使う場合に適しています。
また、「ワークステーション」と呼ばれるハイスペックマシンには、ゲーミングPCよりも高性能・高額なCPUを使っていることが多いです。
クリエイター活動で使うツールなどに応じて検討すると良いでしょう。
PC以外に揃えるものは?
PC本体とは別売りになっていることが多い周辺機器の中で、揃えておきたいアイテムは以下の通りです。
- ゲーミングマウス
- ゲーミングキーボード
- ゲーミングディスプレイ
- ゲーミングヘッドセット
- ゲーミングルーター
マウス・キーボードについてはロジクールなどのメーカーが有名です。
Amazonなどでも気軽に購入できるので、PCを買うタイミングで一緒にチェックしておくと良いでしょう。
ディスプレイはゲームをプレイする上でかなり重要なアイテムです。
4K・8Kに対応したものもあるので、こだわる方はお金をかけてでもじっくり選びましょう。
ゲーミングルーターは回線速度に影響します。
有線で接続するのであれば必要ありませんが、無線でゲームをプレイしたい方はチェックしておきましょう。
上記1式セットで買う場合は5万円~10万円程度かかるので、予算には注意してください。
「ゲーミングキーボード」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
https://pacific-meta.co.jp/magazine/gaming-device/23515/ゲーミングPCが買える通販サイト
ドスパラ | マウスコンピューター | パソコン工房 | ツクモ | フロンティア | |
特徴 | 初心者向けのカスタマイズでサイト構成も見やすい | 値段が抑えめでノートPCの品揃えも充実 | 中古販売やコラボPCなど選択肢が多い | サポートが丁寧で満足度高め やや玄人向け |
スタイリッシュで配線などもキレイなデザイン |
公式サイトURL | パソコン(PC)通販のドスパラ【公式】 | BTOパソコン(PC)通販のマウスコンピューター【公式】 | パソコン(PC)通販のパソコン工房【公式】 | 自作PC・パーツ・周辺機器などの専門店【TSUKUMO】公式通販サイト | BTOパソコン オンラインストア FRONTIER |
初心者向けゲーミングPC紹介ページURL | GALLERIA RM5C-G60S(RM5C-G60S) | G-Tune PL-B | iiyama LEVEL-M066-124-RBX | GA5J-C221/B | FRGH670/SG1 |
ゲーミングPCを購入できる主要な通販サイトについて、表にまとめました。
市販/自作どちらもサポートしてくれるサイトばかりなので、それぞれ一度はチェックしておきましょう。
心くすぐるゲーミングPCのデザイン
ゲーミングPCは、かっこいい見た目のデザインが多いのも良さの1つです。
ここではデザインを重視したおすすめゲーミングPCを紹介します。
FRGH670/SG1(フロンティア)
価格は199,800円です。
正面左面が強化ガラスとなっており、ガラスケースに収納された作品を見ているような気分になります。
Aurora Ryzen Edition R14スタンダード(DELL:エイリアンウェア)
価格は241,584円です。
正面から見てもパソコンかどうか一瞬分からないような近未来的デザインとなっています。
他とは違うものを手にしたい方へおすすめです。
RM5C-R36(GALLERIA)
価格は189,979円です。
最後はオーソドックスで清潔感のあるデザインを紹介します。
前面にはLEDライトが配置されており、鮮やかに光らせることが可能です。
代々木アニメーション学院でグラフィックデザインを学ぶ!
ゲーミングPCを使ってグラフィックデザインなどのクリエイター活動をする方もいるのではないでしょうか。
この見出しでは、アニメ・ゲーム・マンガといったエンタメに関わるデザイナーを数多く育成している代々木アニメーション学院を紹介します。
グラフィックデザインを学びたいという方には、クリエイター学部にあるイラスト科がおすすめです。
ここではイラストレーターだけではなく、ゲームグラフィッカー、CGデザイナーなどの職業を目指すことができます。
授業においてはPhotoshop・Illustrator・CLIP STUDIOといったツールを習得することが可能です。
多くの現場で使われているツールなので、就職活動はもちろん、就職後もスキルや経験を活かすことができるでしょう。
代々木アニメーション学院の資料請求は公式サイトから無料で申し込めるので、気になった方はチェックしてみてください。
「代々木アニメーション学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲーミングPCの違いについてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲーミングPCと普通のPCの違いについて紹介してきました。
この記事のポイントを改めておさらいしましょう。
- ゲーミングPCの明確な定義は無いが、普通のPCよりは性能が高いことが多い
- 性能が良い分だけ値段が高く、サイズも大きくなっている
- カスタマイズ性・拡張性も高いので、構成にこだわりたい方にもおすすめ
- 持ち運びたい方はノート型がおすすめだが、コスパや性能的にはデスクトップ型の方が優れている
- PS5はゲームをプレイする上ではコスパが超優秀
- ゲーミングPCは動画編集、クリエイター活動にもおすすめ
- PC本体以外にも、マウス・キーボード・ディスプレイ・ヘッドセット・ルーターなどのゲーミング機器は要チェンク
- ゲーミングPCを購入するならBTOの通販サイトがおすすめ
- 性能だけではなくデザイン性に優れた製品も数多く存在する
- グラフィックデザインを勉強したいなら代々木アニメーション学院がおすすめ
ゲーミングPCが1台あれば様々な役割をこなせますが、全てにおいて他より優れているわけではありません。
用途や目的によって他の製品とも使い分けるようにしましょう。