ゲーミングPCの購入を検討するにあたり、色々なショップを比較している方も多いのではないでしょうか。
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲーミングPCを扱う専門店の1つであるツクモ(TSUKUMO)についてお届けします。
見出しは以下の通りです。
- ツクモは、どんなショップ?強みや弱みについても解説
- 価格帯別!ツクモのおすすめゲーミングPC
- ツクモのゲーミングPCの評判・レビュー
- ゲーミングPCの基本的な選び方
ツクモについて気になっている方は、この記事を読んでゲーミングPC選びの参考にしてみてください。
ゲーミングPCを扱うツクモは、どんなショップ?
まずはツクモというショップについて知るところから始めましょう。
他社と比べての強み・弱みについても紹介していきます。
ツクモの概要
ツクモは、PCやその周辺機器を中心にして家電やAV機器なども販売しているショップです。
PCについてはゲーミングPCだけではなく、一般的なものから持ち運びしやすいミニPCまで取り揃えています。
中古品も扱っていて買取りセンターも運営しているため、自作PCで安く運用したいという上級者の方にも広く利用されています。
公式サイトはこちら
自作PC・パーツ・周辺機器などの専門店【TSUKUMO】公式通販サイト
公式ツイッターはこちら
ツクモ (TSUKUMO)(@TSUKUMOofficial)/ Twitter
ツクモの強み
続いてはツクモが優れているポイントついて4点紹介します。
気になるポイントがあれば、詳しくチェックしてみてください。
ヤマダデンキのブランドなので安心感がある
ツクモブランドは「九十九電機株式会社」→「株式会社Project White」へと運営を引き継いでおり、現在はそのProject Whiteを吸収合併したヤマダデンキがさらに事業を引き継いでいます。
店名・ブランドは継続して残しつつ、企業的には大手家電量販店であるヤマダデンキが運営しているので、修理・保証などの体制もしっかりしており安心感があります。
リアル店舗が多い
ツクモの実店舗は、東京の秋葉原をはじめとして大阪・名古屋・福岡・札幌に展開されています。
東京の方はもちろん、主要都市にはそれぞれ展開をしているので、実物を見ながら買い物をしたいという方にもおすすめです。
BTOカスタムの自由度が高い
ツクモのBTO(受注生産)パソコンはカスタマイズの幅が広いため、スペックにこだわる方にもおすすめできます。
また、PCパーツやPCケースなども個別に売っているので、パーツ交換や自作PC製作をしたい方の要望にも幅広く応えられます。
ミドルスペックのPCも多く、コスパが良い
初心者向けの安価なゲーミングPCもありますが、ツクモのゲーミングPCはややハイスペックなモデルが充実している傾向にあります。
性能と値段のバランスも良くて実用的な製品が数多く揃っているのが嬉しいポイントです。
ツクモの弱み
ツクモの弱い部分についても触れておきましょう。
こちらも気になったポイントがあれば、しっかりチェックしてみてください。
納品が他社と比べると若干遅め
ツクモのBTOパソコンは注文から3営業日後の発送となっているものが多く、他社から比べるとやや遅い印象があります。
「最短当日出荷」となっている即納モデルも一部ありますが、自分のこだわりでカスタマイズをしたいという方は、余裕を持ったスケジュールで注文する必要があるでしょう。
ノートパソコンのラインナップが少ない
ゲーミングノートPC自体がデスクトップ型に比べると少ないですが、ツクモでもノートPCのラインナップはやや少なめです。
持ち運びをしたくてノート型を考えているという方にとっては、選択肢があまり無いと感じるかもしれません。
セールの頻度が低い
ツクモは大きな規模のセールをする頻度がやや低いです。
普段の値段はさほど高くないですが、セールで安売りを狙っている場合にはお得に購入することが難しくなってきます。
ただ、毎月9日に「ツクモの日」として小規模なセールをしていたり、9の付く日(9日・19日・29日)に買取価格をサービスしていたりするので、このタイミングで一度雰囲気を確認しておくと良いでしょう。
「ゲーミングpc」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
価格帯別!ツクモのおすすめゲーミングPC
ここからはツクモのおすすめゲーミングPCを計7種類紹介します。
ラインナップはツクモのゲーミングPCブランド、「G-GEAR」より選びました。
通販サイトではロジクールのマウス・キーボードなどのゲーミングデバイスも販売されているので、セットでの購入も検討してみてください。
初心者におすすめ!17万以下で買えるツクモのゲーミングPC
まずは比較的安い商品から。
17万円以下で3種類のおすすめゲーミングPCをお届けします。
G-GEAR mini GI5A-B211/T
OS | Windows 10 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 5600G |
グラフィックス |
Radeon グラフィックス(プロセッサー内蔵) |
メモリ | 16GB (8GBx2) DDR4-3200 |
ストレージ | SSD :500GB(M.2規格 / NVMe接続) |
価格(税込) | 109,800円 |
ゲーミングPCとしてはかなり安価なモデルです。
グラフィックス面がやや弱いので本格的な3Dゲームにはあまり向いていません。
普段使いの延長線上で購入するのにおすすめです。
G-GEAR GA5A-V212T
OS | Windows 10 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 5600X |
グラフィックス |
AMD Radeon RX 6600 XT |
メモリ | 16GB (8GBx2) DDR4-3200 |
ストレージ | SSD : 500GB(M.2規格 / NVMe接続) |
価格(税込) | 169,800円 |
この見出しでの予算ギリギリで揃えたモデルとなっています。
シンプルなデザインのミドルタワー型で、どんな部屋に置いても合わせやすいのが特徴です。
G-GEAR GA5J-B221/B
OS | Windows 11 Home |
CPU |
インテル Core i5-12400 |
グラフィックス |
NVIDIA GeForce RTX 3050 |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200 |
ストレージ | SSD :1TB(M.2規格 / NVMe接続) |
価格(税込) | 157,800円 |
多くの最新ゲームにも対応しつつ、コスパの良いモデルです。
SSDの容量が1TBなのも嬉しいポイントとなっています。
高解像度でゲームが楽しめる!20~26万のツクモのゲーミングPC
続いては予算を少し多めに取れるという方へ、20万円台中盤までのモデルを紹介します。
10万円台の製品よりもCPUとグラフィックス面が特に強化されているので、そのあたりの違いに注目しながら比較してみてください。
G-GEAR GA7A-G214/B
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 7 5700G |
グラフィックス |
NVIDIA GeForce RTX 3070Ti |
メモリ | 16GB ( 8GBx2枚) DDR4-3200 |
ストレージ | SSD : 500GB(M.2規格 / NVMe接続) |
価格(税込) | 229,300円 |
ゲームをプレイするだけであれば、推奨スペックはまず間違いなく満たせる構成になっています。
特にグラフィックボードに搭載されているGeForce RTX 3070Tiは、今後も長く現役で働ける高スペックなパーツです。
G-GEAR GA7J-E221/B
OS | Windows 11 Home |
CPU |
インテル Core i7-12700 |
グラフィックス |
NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200 |
ストレージ | SSD : 1TB(M.2規格 / NVMe接続) |
価格(税込) | 222,800円 |
上のモデルと値段はほぼ同じで、違いとしてはグラフィックスの性能がやや低い代わりに、CPUの処理性能ではやや上回るCore i7-12700が搭載されており、SSDの容量が大きくなっています。
プレイするゲームの傾向など、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
G-GEAR GA7J-H214/ZB
OS | Windows 11 Home |
CPU |
インテル Core i7-12700KF |
グラフィックス |
NVIDIA GeForce RTX 3070Ti |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200 |
ストレージ | SSD : 1TB(M.2規格 / NVMe接続) |
価格(税込) | 262,799円 |
こちらは予算若干オーバーの限界スペックモデルで、上2つの製品とは3万円~4万円程度の差があります。
現状で一級品のCPU・GPUが搭載されているので、お金はかかっても長く使い続けたい方におすすめします。
G-GEAR GA5J-D221/B
OS | Windows 11 Home |
CPU |
インテル Core i5-12600K |
グラフィックス |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200 |
ストレージ | SSD : 1TB(M.2規格 / NVMe接続) |
価格(税込) | 257,800円 |
こちらも予算スレスレのパーツ構成となっています。
1つ上の製品より5,000円程度安い分だけCPUはCore i5ですが、性能的にはCore i7-12700に匹敵するので、さほど見劣りはしません。
ツクモのゲーミングPCの評判・レビュー
ツクモのゲーミングPCについて、実際の評判についても見ていきましょう。
良い評価と悪い評価、それぞれお伝えします。
良いクチコミ
良いクチコミとしては、老舗メーカーというところの安心感や、カスタマイズ性の高さなどを挙げている意見が目立ちます。
悪いクチコミ
ゲーミングPC買う場合
ツクモ→スペックが見ずらい、中身が分かりずらい、値段は安い(サイトに複数枚参考写真載せてくれ〜)ドスパラ→ガレリアは安定してる、他社より若干高い
PC工房→自分で組んだ方が安く済む(自作はここでしろ)
— ピカピカ☆ (@pikavan) May 13, 2022
逆に悪いクチコミとしては、公式サイトの紹介ページが見づらいという意見がありました。
初めてゲーミングPCを買う方が通販で購入するのは、若干ハードルが高いかもしれません。
ゲーミングPCの基本的な選び方
ここではゲーミングPCのスペックを見てもさっぱり分からないという方へ、基本的な選び方のポイントを紹介します。
大事なのはグラフィックボード(通称グラボ・GPU)
ゲームプレイではグラフィックの良し悪しを気にする方も多いと思いますが、そこで大切になってくるのがグラフィックボードです。
ゲーミングPCにおける現在の主流はGeForce RTXシリーズで、後ろの数字が3050~3090などと上がるにつれて性能も上がっていきますので、押さえておくと良いでしょう。
CPUはIntel Core i5/7、Ryzen 5/7を選ぼう
CPUの主流は大きく分けて2つで、IntelのCore iシリーズと、AMDのRyzenが大半のシェアを分け合っています。
いずれも数字が5/7/9と付いていてi9、もしくはRyzen9が最高クラスですが、ゲームプレイだけを考えるならオーバースペック気味なので、現状ではCore i5/7、Ryzen 5/7を選ぶのがベターでしょう。
メモリは最低でも8GB、16GBあると安心
動作をスムーズにするためにはメモリにも気を配りたいところです。
最低でも8GB、余裕を持ちたい場合は16GBを推奨します。
8GBと16GBでは、値段的には2万円程度の差になります。
遊びたいゲームに合わせて選ぶ
スペックは、プレイしたいゲームに合わせて決めるのも一つの手です。
主要なゲームタイトルの推奨スペックを以下の表にまとめてみました。
ゲームタイトル | 推奨スペック(CPU) | 推奨スペック(GPU) |
マインクラフト | Intel i5-4690 | Geforce GTX700シリーズ |
FF14 | Intel Core i5 2.4GHz以上 | GeForce GTX 750以上 |
FF15 | Intel Core i7-3770(3.4GHz以上) | GeForce GTX 1060 |
VALORANT | Intel Core i3-4150 3.5 GHz/AMD Ryzen 3 1200Intel Core i5-9400F 2.90 GHz/AMD Ryzen 5 2600X | Geforce GT730/Radeon R7 240GTX 1050 Ti/Radeon R7 370 |
フォートナイト | Core i5-7300U 3.5 GHz | Nvidia GTX 960/AMD R9 280 |
Apex legends | Intel i5 3570T以上 | GeForce GTX 970 / Radeon R9 290 |
モンスターハンターライズ | Intel Core i5-4460 | GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 |
その他、映像にこだわるのであれば4K・8Kに対応したゲーミングモニターの購入も検討し、ゲーミングマウスやキーボードなどで操作性についても気を配っておけば完璧でしょう。
「ゲーミングモニター」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
https://pacific-meta.co.jp/magazine/gaming-device/19248/「ゲーミングPC 選び方」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ツクモのゲーミングPCのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ツクモのゲーミングPCについてお届けしました。
最後に、この記事の内容を整理しましょう。
- ツクモの強みとしては「ヤマダデンキブランドであること」「実店舗も多い」「カスタムの自由度が高い」「コスパが良い」などがある
- 一方ツクモの弱みは「納品が遅め」「ノート型のラインナップが少ない」「セールの頻度が低い」などがある
- 17万円以内でもほとんどのゲームにおいて推奨環境は満たせるが、快適に何年もプレイしたいなら25万円程度用意すると良い
- ゲーミングPCを買う際は、CPU・GPUを重点的にチェックし、メモリも8GB以上確保したい
予算かプレイしたいゲームを先に決めてしまえば、迷いにくく済むはずです。