ゲーマーの中には、ゲームを遊ぶだけではなく、自分でプログラミングをしてゲームを開発したいと思った人もいるのではないでしょうか。
今回Pacific Metaマガジンでは、未経験でゲームプログラマーになる勉強方法について以下の内容を中心に紹介していきます。
- ゲームプログラマーとは
- ゲームプログラマーになる為のオススメの勉強方法について
- ゲームプログラマーの勉強にオススメの本について
- 独学でゲームプログラマーになるメリット・デメリットについて
- ゲームプログラマーに就職するなら専門学校
ゲームプログラマーとは
ゲームプログラマーとは、ゲーム開発のプログラミングを担当する職種のことです。
プランナーやディレクターによって設計されたゲームが仕様書通りに動作するように、C言語などのプログラミング言語を使って開発に携わります。
ゲームプログラマーになる為のオススメの勉強方法
ここでは、ゲームプログラマーになる為のオススメの勉強方法について紹介します?
民間のスクールの利用
プログラミングのスクールに通うと、プログラミングのプロが目的に合わせてスケジュールを立ててくれるので、効率的かつ短期間でプログラミングを習得できる可能性が高くなります✨
独学では、自力では解消できないようなバグに遭遇した場合に、その解決に時間がかかり挫折してしまうという状況に陥ることもあります。
しかし、プロに教えてもらえば解消できないバグがあっという間に解決できることが多いです。
相談できる人が近くにいるという環境は非常に頼もしいです✨
スクールで技術を身につけたい場合は、座ったまま先生の話を何となく聞くという、まるで「お客さん」のようになってはいけません。
制作課題を指示通りにやってみるだけでは、自分が思っているようには伸びません。
プログラミングスクールは手厚いサポートが特徴ですが、すべてを委ねるのではなく自分から学びに行く意志と、それを実行することが大切です。
また、勉強することにおいては、「分からないこと」は当然で、教える側もそれを解決するために授業をしているので、分からないことがあったら積極的に質問していきましょう。
専門学校で学ぶ
ゲームプログラマーを目指すなら、専門学校がオススメです。
ゲーム業界で仕事するには、即戦力として活躍できる専門知識を持っているかを問われることが多いです。
専門学校では、専門的な知識を勉強することができるので、就職後にすぐに即戦力としてゲーム開発に携わることができます?
また、専門的な知識だけでなく、チームで制作をすることがあるので、ゲームが完成するまでに必要な過程を経験できます?
さらに、就職に有利になる資格取得に力を入れている専門学校が多いので就職率は非常に高いです。
専門学校では、自分と同じ目的を持った人が多く集まります。
具体的で明確な目標を持った仲間と出会うことで、分からないことを教え合ったり、就活で励まし合うなど、モチベーションを保つことが重要なプログラミングの勉強をモチベーションを落とすことなく学習し続けることができます。
しかし、専門学校では「将来の方向性を変えにくい」、「就職の選択肢が限定される可能性がある」、というデメリットもあります。
入学してプログラマーを目指して学習をしていると、「自分には合わなかった」「ほかに興味のあるものを見つけた」などの場合に、急に進路を変更することは大学に比べて困難です。
また、日本の就活では大卒という経歴を重視する企業も多く存在しています。
そのため、「入りたい企業が大卒しか採用していなかった」というケースも発生します。
大学で勉強する
大学では、プログラミングスキルだけではなく、幅広い教養を身に付けることが出来ます。
語学やグローバルな感覚を養う授業も多いので、海外のゲームイベントで他国の人との交流が可能になるだけではなく、海外移住を検討している人には特に役に立つ知識となります。
自由で創造的なプログラマーになりたいという方には、ぴったりな環境だと思います。
また、大学は入学した後に方向性を決めることが出来ます。
幅広い教養を学んだあとに、ゼミや卒業制作のテーマを決めて、より専門的な知識を学ぶことが一般的なので、自分に合う道を選択できる可能性が高いです。
現在は、さまざまな技術が合わさったコンテンツが求められています。
多くの分野を同時に学ぶことで、数十年後の未来を見据えたゲームプログラマーを目指すことが出来ます。
大学で学習するという事は、「4年もの長い時間が必要」、「必ずしも就職には直結しない」というデメリットがあります。
大学では、幅広い教養を身に付けることが出来る一方で、自分の専門とは異なる授業も行われるので、プログラマーの業務に直接的には関係のない知識を含めて学びます。
重要なことではありますが、専門技術のみを身に付けたいと考えている人にとっては、時間がかかりすぎると判断する場合もあります。
また、4年間という長い期間を学習に割り当てられるので、その分多くの費用がかかってしまいます。
また、即戦力としてのスキルを身に付けるためには、大学だけではなく自分でゲームプログラマーとして必要な資格などの勉強をしていく必要があるでしょう。
通信講座を利用し独学で学ぶ
現在では、通信講座や書籍が充実しているので、独学でも問題なく学ぶことができます。
まずは、通信講座や書籍などを利用してゲーム開発の全体の仕組みを理解しましょう?
そして、通信講座を通して自分が制作したいゲーム開発に必要な言語を勉強します。
専門学校などよりも短期間でスキルを身に付けられることも大きなメリットの一つです。
言語をすべて理解するには莫大な時間が必須になるので、簡単なミニゲームを制作するところからでもいいので、とにかく学習と並行して実際に作品を制作していくと効率的に覚えることができます。
独学で学ぶという事は、「実践的なスキルや最先端の情報の取得が困難」、「モチベーションを保つことが困難」というデメリットがあります。
ゲームプログラマーの勉強なら代々木アニメーション学院!
ゲームプログラマーの勉強をするのであれば、代々木アニメーション学院がオススメです。
代々木アニメーション学院は、アニメ業界に繋がりのある学校で、声優の育成の他にゲーム学部やアニメ学部、クリエイター学部など多くの学部・学科があるのが魅力です。
大学ではプログラミング言語以外の授業も行われますが、代々木アニメーション学院では自分が学びたいことだけを集中的に伸ばすことが出来るので、就職後すぐに即戦力として活躍できます。
代アニでは、UnityやUnreal Engineなど実際に現場で使用されているゲーム開発ソフトを使用して開発するので、就職する企業の選択肢を増やすことが出来ます。
更に、代々木アニメーション学院には入試が無く、一般入学では義務教育が修了していて、代アニの専門教育課程を正しく学ぶ意志があれば入学できます。
代アニでは、ゲームクリエイターに必須となるスキルや知識、企画を仕様に落とし込むための理解力、プランナーに仕様を確認するというコミュニケーション能力などを学習できます。
代々木アニメーション学院では、無料で入学案内書を配布しています。
代アニへの入学を検討したい、学費や寮制度について知りたい、カリキュラムについて詳しく知りたいという方はぜひ、資料請求の検討をしてみてください。
代々木アニメーション学院について、より詳しく知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
ゲームプログラマーの勉強にオススメの本4選
ここでは、ゲームプログラマーの勉強で役に立つオススメの本を紹介します?
ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術
出版社 | 秀和システム |
商品名 | ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術 |
こちらの書籍は、10年以上前に出版されたもので、内容が少し古いものとなっています。
しかし、こちらの書籍はセガの研修で使用されていたものらしく、専門学校で学ぶ基本が詰まっています。
ゲーム制作をするうえでの基礎が身に付くので読んでおいて損はしないものとなっております。
初心者でも「コード」が書ける! ゲーム作りで学ぶ はじめてのプログラミング
出版社 | 技術評論社 |
商品名 | 初心者でも「コード」が書ける!ゲーム作りで学ぶ はじめてのプログラミング |
こちらの書籍は、プログラミングを基礎から学びたい方に非常にオススメできるものになっています。
実戦的な知識を学べることができるだけではなく、ゴールが見えるので挫折することなく最後までやり遂げることができます。
実例で学ぶゲーム3D数学
出版社 | オライリージャパン |
商品名 | 実例で学ぶゲーム3D数学 |
こちらの書籍は、10年以上前に出版されたものですが、3D数学についての計算式が省略されずに書かれていることが特徴です。
また、C++のソースコードが載っており、どのような意図をもって設計したのかまで解説されています。
初心者向けの本ではないので、ある程度の知識が身に付いたら読んでみましょう。
C++の絵本 第2版 C++が好きになる新しい9つの扉
出版社 | 翔泳社 |
商品名 | C++の絵本 第2番 C++が好きになる新しい9つの扉 |
こちらの書籍は、C++の基本が学べる内容になっています。
まず、C++というものがC言語と呼ばれるプログラミング言語をある程度マスターしている前提で進行するので、まずはC言語の勉強をしてから購入しましょう。
こちらは、C++の基本を覚える場合には最適な本です。
C++は、文字数が多く複雑なのでストレスを抱えてしまうことが多いですが、こちらの書籍はイラストによる説明が多いので、ストレスなく読み進める事ができます?
「ゲームプログラマーにオススメの資格」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
https://pacific-meta.co.jp/magazine/game-jobs/47211/独学でゲームプログラマーになるメリット・デメリット
ここでは、独学でゲームプログラマーになるメリットとデメリットについて紹介します?
メリット
独学でゲームプログラマーになる場合のメリットはこちらの3つです?
費用を抑えられる
独学でプログラミングの勉強を始めると、経済面に負担が掛かりません。
プログラミングスクールで勉強する場合、数十万円以上の費用を支払わなければなりません。
しかし、独学で学習する場合は書籍や無料のwebサービスを利用することになりますので、書籍代のみ支払うだけでよくなります。
費用を抑えながらプログラミング言語を効率的に習得できます。
自分のペースで勉強ができる
仕事が忙しい社会人の方は、自分で学習のスケジュールを立てて計画的にプログラミング学習をするとなると、どうしても時間が足りなくなってしまうかと思います?
しかし、現在の民間のスクールではプロの方がその人に合ったスケジュールを組んでくれるので、問題なく勉強を開始することができます。
問題解決能力が身に付く
独学だと、エラーが発生した場合に自力で解決しなければならないことがあります。
自力で解決することが出来れば、次に同じことが起こっても自力で解決できるようになるだけではなく、別のエラーが起こった際も冷静に解決させることができるようになります。
また、目標や期限、スケジュールも自分で決めることになるので就職してからも予定通りに制作を進めることが出来ます。
デメリット
独学でゲームプログラマーになる場合のデメリットはこちらの2つです?
時間がかかる
エラーを自力で解決しようとすると、解決方法を調べないといけなくなるので、一つのエラーに対して膨大な時間を消費することになってしまいます。
エラーの解消に時間を掛けるほど勉強の効率が落ちてしまうので、モチベーションが保ちづらくなり、非常に危険です
モチベーションが保ちづらい
プログラミング学習には、挫折に繋がるようなことが多く起こります。
最初は、参考書を見ながら書いたコードがエラーを吐いて原因が分からず先に進めなくなってしまうことが度々起こります。
それを乗り越えて、自分で考えたコードを書き込んでも意図通りに動くことは稀で、8割以上はエラーとの戦いになってしまうので、こういうことを何度も繰り返していくと次第にモチベーションも保てなくなってしまいます。
「ゲームプログラマー以外のゲーム業界の仕事」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
ゲームプログラマーになる勉強方法のまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、「未経験でゲームプログラマーになる勉強方法」というテーマについて、下記の内容を紹介しました。
- ゲームプログラマーの勉強では、学校に通うだけでなく、民間のスクールなどを利用して独学で学ぶことも可能。
- 独学は自分のペースで学ぶことが出来るが、モチベーションを保ちにくいなどのデメリットもある。
- プログラミングの勉強では、代々木アニメーション学院という専門学校が即戦力になれる能力を身に付けることが出来るのでオススメ。
ゲームプログラマーの勉強は、特にモチベーションとの戦いであるように感じます。
プログラミングは、多くの時間を使って学習するほど実力が伸びていくので、まずは書籍などを読んで、プログラミング言語に慣れることから始めてみてはいかがでしょうか?
ゲームプログラマーは、現在では人手不足の傾向があるので初心者でも採用されるケースはありますが、プログラミングを経験している人の方が圧倒的に有利です。
自分でアプリを開発してみると、企業に実力を認めてもらえるだけではなく、ゲーム業界に入りたいという熱意を示すことが出来るので、アプリを一つだけでも完成させることを最終的なゴールとして頑張っていきましょう❗️
ゲームプログラマーへの転職に興味がある方は下記の記事もあわせてご覧ください!