ひとえにクリエイターと呼んでも、その種類は多岐にわたります。
特にゲームを作り上げるために、関わるクリエイターの数はかなり多いです。
ですので、今回Pacific Metaマガジンではそういったクリエイターの方の仕事についてご紹介いたします❗️
- クリエイターってどういう仕事?
- クリエイターの業種別仕事内容の紹介
- 未経験者がクリエイターになるには?
- 女性はどういうクリエイター職がオススメ?
- クリエイターの平均年収は?
上記について触れながらご紹介いたします!
クリエイターとは?
クリエイターというのは業種によって異なりますが、その主な仕事内容は企画・編集・デザイン・制作です。
この仕事内容はゲーム業界、出版業界、アニメ業界などでも同じで、何かを作り上げるための基盤となる大事な仕事です✨
下記の記事では「ゲーム業界の職種」について詳しく解説しています。
ゲーム業界だけに特化した職種を知りたいという方は、下記の記事もあわせてご覧ください!
クリエイターの種類と主な仕事内容
クリエイターの種類は上記でもご紹介した通り、その数40をも超えます。
ここでは、そういったクリエイターの方々の仕事内容について一つずつご紹介いたします!
Webデザイナー
この仕事は、Webサイトを作るにおいて重要になる仕事で、業務の内容は簡単にいえば、Webサイトのレイアウトなどのデザインを請け負うことが仕事内容です。
Webサイトは見やすいかどうかで良し悪しが変わってきます。
このWebサイトが見やすければ見やすいほど、得られる成果も大きくなるため、企業にとっても重宝されることが多いです。
他にも、Webクリエイターやホームページデザイナーと呼ばれることもあり、詳しい仕事内容は、クライアントの依頼通りのデザインを考え制作を行うことまでが仕事内容です。
見た目の美しさ以外にも、操作性も大事なポイントになり、この操作性も考えるためにはUI(ユーザーインターフェース)と呼ばれる知識も必要になります。
この他にも、制作会社や企業によって任せられる仕事の内容は異なり、何ができるのかによっても変わるため、できることが多ければ多いほど任せてもらえる仕事量も増やすことができます。
Webデザイナーになるために求められる資格というのはなく、知識とスキルさえあれば未経験でも仕事に就くことができます。
HTMLとCSSと呼ばれるWebサイトの構築とデザインをする際に用いる言語に関する基礎知識が必要最低限の知識になります。
グラフィックデザイナー
この仕事は主にポスター、商品のパッケージ、看板、商品の宣伝や販売に関わるデザインをすることが業務内容で、グラフィックが意味するものはほとんどがグラフィックデザイナーの分野になります。
グラフィックというのは「絵画」「写真」「映画」「ゲーム」といった視覚がかかわるもののことを言い、仕事の内容は多岐にわたります❗️
広告代理店や広告制作会社、デザイン事務所、企業の広報部や制作部といった所で活躍でき、クライアントの依頼やコンセプト、アピールしたいターゲットをベースに企画し考案することが詳しい仕事内容です。
経験が豊富な場合は、アートディレクターやコピーライター、フォトグラファーなどの方と連帯し、CMやメディアといった大規模な広告のプロジェクトに関わることもできます。
未経験の場合は、キャリアアップのためにもアシスタントとして、現場で経験を数年積んでから仕事の幅を広げていくことが着実なステップアップになります。
スキルが上がればキャリアアップもできますので、チャレンジ精神が大事な一歩に繋がります。
グラフィックデザイナーになるために、必要な資格はありません。
しかし、アートの感覚はもちろんのこと、何かを訴えかけられるイラストが描ける画力、デザイン、グラフィック関連のソフトが使えることが必要になります。
ただし、アピールポイントが欲しい場合はデザイン関連の資格があると強みになるので、余裕がある場合は取得するのをオススメします!
UIデザイナー
Webサイトに関わる仕事の一つで、利用者にとって分かりやすいシステム、ビジュアルのデザインをすることが主な作業内容です。
UIは「ユーザーインターフェース」の略で、ユーザーと製品・サービスとの接点についてを意味します。
Webサイト内の写真の画質に配置、色の使い方、文字の大きさといった見やすいデザインを作ることが詳しい仕事内容です。
ユーザーの立場に立って考えられるスキル、必要になるデザインソフトが使えることが必要最低限のことです。
UXデザイナー
UXデザイナーもWebサイトに関わる大事な仕事の一つで、こちらも簡単に説明すれば使いやすいサービスを提供する仕事です。
UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略でユーザーが製品の利用やサービスを利用した時に得られる経験のことを言います。
利用者に「使って楽しい」「使いやすい」と、思ってもらえるような見た目以外などのデザインを作り上げ、サービス全体の設計をデザインすることが詳しい仕事内容です。
UXデザイナーにも利用者の視点に立てること、マーケティングにSEO、サイトの解析技術などが必要になります。
加えて、企画にデザインの意図を組む力、それを他の人に伝えるためのコミュニケーション能力、良さを説明できるプレゼンテーション能力、そうしてユーザーのやりたいことを理解するための行動心理学に人間工学などの知識やスキルが必須です。
2Dデザイナー
2Dグラフィックに関する専門家のことをそう呼び、キャラクターのデザイン、背景、UI、2Dグラフィックに動きをつけるモーションにエフェクトの作成といった、色々なデザインを依頼通りに作成することを請け負う仕事です。
2Dデザイナーにも必要な資格はありません。
ただし、間違いのないデッサンを行える美術の能力、魅力の高いキャラクターを生み出せる発想力、流行のデザインやテイストを取り入れることのできる情報力、必要になるソフトを使いこなせる技術、他者との交流を図るコミュニケーション能力などが必要になります。
3Dデザイナー
立体的な映像のデザイン制作をする仕事で、平面から立体的な形を作り上げるモデリング、動きを設定するモーション制作、太陽の光や外灯に炎や魔法といった効果の設定などが詳しい仕事内容です。
仕事内容は多岐にわたりますので、一人ですべてやるわけではなく、複数の人と協力し制作を行うことが多いです。
3DデザイナーはCGクリエイター検定を持っていると優遇されやすいです。
他にも、3Dツールが扱える技術力、制作に時間がかかっても耐えられる忍耐力、間違いや違和感がなく表現のできるデッサンの能力、他のクリエイターの方と協力するためのコミュニケーション能力が必要になります。
プロダクトデザイナー
世に出ているほとんどの製品は、プロダクトデザイナーの仕事の賜物で、出来上がった製品のデザイン案を基に、製品を形にする技術者、販売の担当者といった方と協力し、試行錯誤を繰り返し完成を目指すことが詳しい仕事内容です。
プロダクトデザイナーは、物やそれに関わるものづくりが好きなことや、製品を作るデザインのセンス、他人と嫌悪感なく関われるコミュニケーション能力といったスキルは必要です。
キャラクターデザイナー
キャラクターデザイナーというのは、ゲームやアニメのデザインをする仕事で、ゲームの設定や物語などをベースにキャラクターを制作する場合と、全くのゼロからキャラクターを作りそれに合わせてゲームの制作を行うパターンがあります。
キャラクターデザイナーになるために絶対に必要な資格はありません。
制作する際に使用するツールが扱える技術力、キャラクターモデルにイラスト、グラフィックツールでの制作経験や書き分ける力、クオリティーを保つことや他者と関わりが持てることが求められる能力です。
モーションデザイナー
CGデザイナーと呼ばれる仕事の一つで、動きに特化したデザインの担当を行っています。
静止画にアクションに表情を付けキャラクターを表現することが詳しい仕事内容で、必殺技や決めポーズ、仕草から動きに合わせた髪や洋服の揺れといったところまでの幅の広い業務を請け負っています。
モーションデザイナーになるために他のデザイナーやプログラマーと協力をしていくためのコミュニケーション能力、違和感のないモーションを作るための日ごろからの観察力、人を惹きつけるモーションを作るための造形力などが求められる能力です。
エフェクトデザイナー
ゲームを盛り上げるために必要な演出や視覚の効果を扱う仕事で、展開に合わせて演出を挿入することで、プレイヤーに達成感や爽快感を与えることができます。
攻撃、アイテムの使用時、ステータス画面のオーラなどにエフェクトを付けることが詳しい仕事内容です。
グラフィックツールが扱えるスキル、人に興奮を与えるような演出ができる能力、そういった演出を思いつく発想力、他のクリエイターの方と親しくできるコミュニケーション能力が求められます。
CGデザイナー
コンピューターと専用のソフトを使い、2Dや3Dを問わずにグラフィックの制作を行うのが主です。
デザイン作品以外にも、産業用やアニメーションなども制作するため「CGクリエイター」と呼ばれることもあります。
平面のデッサン画を形にするモデリング、その形にしたものの質感や、光の加減の調整を繰り返しながら、いかに実在するかのように仕上げていくのかというのが詳しい仕事内容です。
作業の数が多いため一人で全てをこなすわけではなく、各工程で分けて複数人で作業をしていきます。
CGデザイナーには、違和感なく仕上げるためのデッサン力、各工程の方と協力をするためのコミュニケーション能力、実在しないものを考えるための発想力、思いつかなくても考え続けられる根気と忍耐力が求められます。
DTPデザイナー
パソコンと専用ツールを使い、印刷物のデザインに編集、印刷用のデータを作る仕事で、DTPデザイナーのDTPとは「デスク・トップ・パブリッシング」を略した言葉です。
クライアントからの依頼を基に、ラフデザインの提案をしながらの打合せ、すり合わせた企画書からデザインの制作、制作物の試し刷り、修正を何度も加えてからの本刷りが詳しい仕事内容です。
DTPデザイナーは、コツコツと作業を進めていける集中力と忍耐力、パソコンにおいての色彩の知識、他のクリエイターの方と親しくできるようなコミュニケーション能力、印刷や出版に興味と行ためを寄せられることが求められます。
フロントエンドエンジニア
Web上で動かすサイトやアプリの、利用者が直接操作する部分を扱う仕事で、扱う言語も習得しやすくステップアップもしやすいエンジニアです。
デザインされた設計図を基にプログラミングをしたり、エンジニア自体がデザインの設計図を書いたり、プロジェクトの進行の管理や、依頼者とのやり取りといったディレクション業務などが詳しい仕事内容です。
フロントエンドエンジニアは、様々なソフトを使いこなす能力、Webの制作に楽しく関わる力、他のクリエイターの方と協力できる能力、デザインの制作もできて好きなことが主に求められる能力です。
HTMLコーダー
プログラミングや高度なスキルが求められる仕事で、HTMLというのはWebページを作る際に使う言語のことです。
その言語を用いてWebサイトの構築を図ることが詳しい仕事内容です。
プログラミングに関わるHTML言語や、開発言語の理解をしていることが求められる能力です。
イラストレーター
依頼を受けて受けた要望を基にイラストを書くことが仕事で、雑誌、書籍、ポスターなどを問わずにイラストを使う場面で活躍するクリエイターです。
似顔絵や絵本、ゲームのキャラクターなど分野にとらわれず幅広く活動することで、キャリアアップにも繋がっていきます。
毎日絵を描くことになりますので、イラストを描くことが好きなこと、オリジナリティの高いキャラクターがかけること、他のクリエイターの方と協力ができること、などが求められるスキルです。
アニメーター
アニメの作画の担当をするクリエイターのことを呼び、「原画マン」と「動画マン」の2種類に分けることができます。
「原画マン」というのは、アニメーションのもととなる絵を描く担当のことで、「動画マン」というのは、原画マンが用意をしたカットを基に動きを足したりと仕上げていく担当のことです。
作画などを担当することもあるため、デッサンを行うことのできる能力、キャラクターの動きをイメージして動かすことのできる能力、何時間も何枚もイラストを書き続けることになるので忍耐力と継続力、他のクリエイターと仲良くできるようにコミュニケーション能力が求められます。
下記の記事では「アニメーターへ転職する方法」について詳しく解説しています。
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CGアニメーター
デジタル技術を駆使して2Dや3Dを問わずにアニメーションの制作をする仕事で、どれだけリアルに表現できるかが鍵になります。
登場するキャラクターや背景をソフトを使い、立体的に表現するモデリング、光の強さや当たり方を調整するライティング、モデリングされたものに着色をするテスクチャリング、プログラムを用いて合成までした作品を、映像に出力することが詳しい仕事内容です。
プログラミングソフトを使いこなせる能力、リアルさを表現するデッサン力、他のクリエイターと親しくできるコミュニケーション能力、架空のものを想像できる発想力、コツコツと取り込み続けられる根気強さと体力が求められます。
Webクリエイター
Webコンテンツやサイトの制作作業の全般を行う業種のことを指し、Webクリエイターは広い範囲の知識が求められます。
依頼者からの要望とすり合わしていきながら、相手の求めるWebサイトやWebコンテンツの制作を行うことが詳しい仕事内容です。
Webサイトを作る際に必須になるソフトが扱えること、他のクリエイターの方と協力ができる能力、相手の意図を汲み取る対人能力、Webサイトのデザインも行えることなどが求められることです。
動画クリエイター
動画制作に関わる仕事のことを言い、「制作系」と「技術系」に分けられ、「制作系」はプロデューサー、ディレクター、アシスタントディレクターのことを言い、「技術系」は編集オペレーター、CGクリエイター、音声のことを指します。
映画にドラマ、アニメやゲーム、テレビCMや㏚動画、動画広告など、制作する動画の種類は多岐にわたります。
発想力の豊かさ、独自に学ぶことができる忍耐力、移り変わる環境に対応できる適応能力、耐え忍ぶための体力があること、相手の意図を汲み取ること、コミュニケーション能力が求められるスキルです。
映像クリエイター
あらゆる場面で使われる映像の制作をする人の総称で、クリエイターの活動範囲によって請け負う仕事は様々です。
「制作系」と「技術系」で分かれ、「制作系」は企画、制作に携わりほかにも、企画の立案と資金の調達、スケジュール管理が仕事内容で、発想力とコミュニケーション能力が求められます。
「技術系」は機材を用いて高い専門知識を利用して映像を、編集と加工することが詳しい仕事内容で、人を惹きつける魅力の高い編集ができるセンスやテクニックが求められる能力です。
サウンドクリエイター
ゲームの音楽やアニメ、映画などを問わずに音楽に関わる仕事で、挿入する音楽によって見ている人の感動や興奮などを引き起こすことができます。
依頼者と打合せをしてすり合わせたイメージを基に楽曲を作る場合と、既にゲームなどが制作されている場合は、その制作物のイメージに合わせて楽曲を作る場合があります。
出来上がった楽曲をプログラミングして、データにするのですが、この作業はエンジニアが別で行ったり、サウンドクリエーターが行ったりします。
音楽に興味関心が強かったり、オリジナリティのある楽曲の制作が出来たり、依頼者の意図に合わせて音楽ラインが変えられる柔軟性、長時間悩んでも心が折れてしまわない体力と精神力が求められる能力です。
ゲームクリエイター
ゲームソフトやアプリの開発に関わる仕事の総称で、企画、音楽、シナリオの担当の人、キャラクターデザイン、プログラミングを担当する人などの、それぞれの役割に特化した人が集まって一つのゲームソフトが出来上がります。
担当する役割によって仕事の内容は異なり、全体を統括するプロデューサー、現場を統括するディレクター、企画の立案や企画書の制作、改善を行うプランナーというクリエイターがいらっしゃいます。
他にも、キャラクターの会話やストーリーを書くシナリオライター、キャラクターと背景のデザインをするCGデザイナー、ゲームが思った通りに動くようにプログラムをするプログラマー、ゲームの音楽を担当するサウンドクリエイターというように、職種によって仕事内容は違います。
業種によって扱うソフトは違いますので、それらに合わせた技術や、目新しいことが思いつく発想力、関わる人たちと親しくできるコミュニケーション能力など、色々なゲームクリエイターの中からあなたのなりたい業種に求められるスキルを身につけていってください❗️
下記の記事では「ゲームクリエイターに転職する方法」について詳しく解説しています。
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VRクリエイター
架空の世界を立体で映し出して疑似体験の手伝いをする仕事で、VRを活用していっている分野は増えていっています。
建築、旅行の体験、物件の内見、医療、自動車、教育など多岐にわたり、活用の方法は下記にて図で解説いたします。
建築 | 設計図を立体で表現することで、完成後の姿をイメージしたり、作業員への教育への導入など幅広く活用 |
旅行の体験 | 体験することで、現地の雰囲気を味わえ、旅行への不安を和らげることに活用 |
物件の内見 | 物件内部の細かな所まで確認でき、直接、物件まで行かなくていいため、接客を効率的にするのに活用 |
医療 | 手術のシミュレーションや精神疾患の治療、VRのメリットである没入感を使い、痛みや不快感から目をそらすことに活用 |
自動車 | 3DデータをVRで確認することで、実物大の確認ができ、修正のコストや時間の削減に活用 |
教育 | 実際にいくことが困難な場所へ行った経験ができるため、今までとは違った学習効果への活用 |
VRにはリアリティが必須ですので、違和感を感じさせないデッサン力、他のクリエイターの方と協力するためのコミュニケーション能力、架空の事でも考えつく発想力、考えていることを形として表現するための立体造形力が求められます。
Webディレクター
Webサイトの構築をする際に全体の統括をする立ち位置で、その仕事量は多く、複数人で行う場合が多いです。
詳しく説明すると、依頼者とすり合わせるための打合せ、企画書をまとめる役割、スタッフの選別、管理やコンテンツの品質の管理まで幅広く行っています。
各担当にどういう人材をあてがうかが、Webディレクターの力の見せ所になるので、人によっては自身でプランニング業務をおこなったり、依頼者に直接提案をしたり、撮影や取材の指揮をとることもあります。
業務の進行状況の管理や予算の管理、他のクリエイターと関わるコミュニケーション能力、チームの統括を図るリーダーシップ、的確な指示を出せるように最低限の制作スキルがあることが求められます。
ゲームディレクター
企画段階からプロジェクトに関わり、企画の細分までを詰めていくことが役割で、他にも、クリエーターが力を発揮するための手伝いをするという側面もあります。
設計されたゲームを作るというのが仕事で、開発が始まれば手助けをして、進行状況を把握して無理がない進行ができるようにスケジュールの管理もします。
トラブルの対応や、ユーザーの立場に立ってのゲームのチェックなどもゲームディレクターの業務内容になります。
他のクリエイターと仲良くできるコミュニケーション能力、チームの統括を図るリーダーシップ能力、ゲーム開発におけるテクニック以外の広範囲の知識などが求められます。
映像ディレクター
現場での機材を扱う方達に、指示を出しながら制作の指揮をとる役目をになっており、「監督」と呼ばれることもあります。
クオリティの責任と、最終決定権を映像ディレクターが持っており、制作と演出を行う分野は多岐にわたります。
映像の企画の構成や撮影の設営、オーディション、編集といった制作の全般を取り仕切ることが多く、時には自らがカメラを回したり映像の編集を行うこともあります。
マネジメントができる能力、新しいことを思いつける発想力、魅力の高い演出や構成ができる能力などが求められるスキルです。
アートディレクター
グラフィックのデザインや広告、書籍の表紙などの視覚的な表現に関しての責任を持つ人のことを指し、いうならばチームのリーダーのような役割を担っています。
クライアントへ訪問しコンセプトを固め、スタッフを揃えてセッティングをし、企画の決定をして、実際の制作に移るまで、アートディレクターは最初から最後まで関わることが仕事です。
チームのリーダーとなる仕事ですので、それぞれの仕事への理解や、指示が的確に出せること、他のクリエイターと親しくできることや、外部への交渉が行えること、納期やコスパの管理などが求められるスキルです。
開発ディレクター
ゲームディレクターとは、ゲーム開発の監督でありリーダーで、制作スタッフをまとめて企画から完成までのスケジュール管理の担当をします。
ゲームプロデューサーと共に企画組みの段階から制作に携わり、チームの作成やクオリティにスケジュールの管理も行い、場合によっては不具合の対処なども請け負います。
目新しいものを生み出せる企画が、思い浮かぶことや、チームでのコミュニケーションを通して、リーダーシップの発揮ができること、適切な指導ができる必要最低限の知識などが求められます。
Webプロデューサー
Webに関わる戦略や業務などに深く関わる業種で、プロジェクトの全てを統括するリーダーの役割をしています。
制作の現場を管理し、企画を立ち上げ、依頼者への営業やプレゼンテーション、予算や人材の設定、納品後のアフターフォローまでが詳しい仕事内容です。
Webに関する専門知識、他企業への売り込みの能力、運営や管理ができる能力などが求められる能力です。
クリエイティブプロデューサー
「広告制作現場の責任者」のことを言い、いわばリーダーや監督のような存在で、グラフィックやWeb、映像などの部門別に配置され、特定の分野の責任者としてそれぞれの現場を取り仕切ります。
依頼されたプロジェクトに対して、クリエーターの方を集めてチームを組み、納品予定までに工程の進行を滞りなく行い、制作物のクオリティの管理をするのも仕事内容です。
チームの仲を取り持てるコミュニケーション能力、管理を行えるマネジメント能力、需要の分析と客観的に物事が見れることが求められます。
ゲームプロデューサー
ゲーム制作の統括を図る職種で、企画から始まり、資金の調達、販売の促進などまでを管理するのが仕事内容です。
開発したソフトが売れるように政策全体の管理をしたり、今のはやりについて市場調査をしたり、ソフトをどの媒体で出すかなどの決定をし、制作スタッフの選定、ゲーム開発のチームの作成やそれと並行しての宣伝活動なども行います。
開発のスケジュール管理ができるマネジメント能力、不具合が起こった際に取り持てる対応能力と、コミュニケーション能力、ゲームがはやるかどうかを見通せる先見性、広報活動として人前に出た際に、たくさんの人を惹きつける魅力の高さも、求められる能力です。
DTPオペレーター
デザイナーが作成したレイアウトを印刷ようにデータ作成をすることが業務内容で、「DTP」とはデスク・トップ・パブリッシングと言い、日本語で卓上出版を意味します。
グラフィックデザイナーの指示に従い、印刷データの制作をすることが主な作業ですが、デザインのフォーマットを決めてからは文字の流し込み作業が中心になります。
行間や文字と文字の隙間の調整をしたり、画像の切り抜きなど、完成したデータの修正など細かい作業が多いのが特徴的な仕事です。
扱うことになる各ソフトを問題なく使えることや、正確に文字入れなどができるか、そういったミスに気付けるような集中力があるか、デザイナーの意図を汲み取る事ができるコミュニケーション能力があるか、納期を守れるかが、求められます。
ゲームプランナー
一言で言えば、ゲームの企画をする仕事で、企画の他にもプロジェクトの進行管理にも携わる、スムーズに進めるためにも欠かせない存在です。
プロデューサーやディレクターからもらった指示を頼りに、ゲームの全体的なルールやキャラクターといった具体的な提案をすることが主な作業です。
世に売り出しても売れるようなゲームの企画ができることや、重要に合わせた企画ができること、需要がどうして高いのかなどを、論理的に説明できることや、他のクリエイターと親しくできる能力、細部へのこだわりを持てる熱意などが求められます。
シナリオライター
一言で言えばその名の通りシナリオを書く仕事で、アニメやゲーム、ドラマや映画など幅広く活躍しています。
その仕事内容は、作品の世界観やストーリーを考え、シナリオを書く事が主ですが、その書く作業に移るまでにも、コンセプト決めの打合せ、シナリオの構想を決めるプロットを監督と共に作成、プロットを基に完成まで修正を重ねながら書いていきます。
人を惹きつけるストーリーがかけること、唯一無二の面白いストーリーを思いつく発想力、納期に間に合わせるために書ける管理能力、修正が重なっても耐えられる忍耐力、書くために必要なソフトが扱えることなどが求められます。
モデラー
平面を立体にするモデリングを中心に作業をする業種のことで、専門分野が業界や用途によって分かれるので、工業、医療、建築など活用の場が多い専門職の一つです。
仕事内容は、「ポリゴンモデラー」「サーフェイスモデラー」「ソリッドモデラー」によって分かれます。
ポリゴンモデラーは2Dの多角形面を組み合わせて対象物のモデリングをし、粘土細工のように制作することができ、サーフェイスモデラーは数学的な面の形状によって物体の形成をするモデラーのことで、主に自動車を中心に用いられています。
ソリッドモデラーはポリゴンモデラーと、サーフェイスモデラーを融合させたモデラーのことで、製造業を中心に活用されており、他にも機械の設計や家電製品、建設設計などにも使われています。
扱うソフトが多いためその各ソフトが使えること、空間を認識できる能力があること、海外ソフトでも使えるように英語が理解できることなどが求められる能力です。
レタッチャー
写真の加工や補正を専門としたクリエーターのことで、広告や雑誌にカタログなど画像が関わる分野で活躍している方々です。
写真の色の濃淡を変えたり、色の調整や鮮やかさの調整、肌や布の質感の調整や、写真の合成など、主にpcを使い作業することが多い仕事です。
画像の補正に使うためのソフト全般が、扱えないといけないことや、カメラマン、アートディレクター、依頼者とのコミュニケーションが取れることや、意思をくみ取れること、製版や印刷に対する知識、デザインや写真についての知識が求められます。
インハウスデザイナー
「インハウス」という言葉をビジネスで使う際は、企業内の、社内の、組織内でといった意味を持ちます。
自社のブランドのデザインや自社商品のパッケージ、商品のパッケージデザインや広告、イベントノベルティのアイテムデザインといった自社のデザイン業務の他にも、スケジュールの調整や予算の管理、運用、マーケティングなどのデザイン以外の業務も請け負います。
企画からデザインまで関わることになるので、新しいことを考えられる発想力や、デザインができること、デザインに関するソフトが扱えること、納期などの調整ができることなど、求められる能力は多岐にわたります。
カラーコーディネーター
色彩の知識を持っており、効果的な配色やデザインなどのアドバイスをする仕事で、カラーアドバイザーやカラーコンサルタントと呼ばれることもあります。
色彩の専門知識や美的感覚が求められますので、カラーコーディネーターに関する資格はたくさんありますので、取っておくと優遇されやすいかもしれません。
レコーディングエンジニア
CDやレコードの録音においての専門家のことを言い、音の調整を主に行っています。
アーティストと共に、音楽を作り上げることができる仕事で、やりがいが高い仕事です。
レコーディングに使う機材が扱えることや、楽曲に演奏技法の知識、アーティストと共に作り上げるので、コミュニケーション能力求められます。
MAミキサー
映像の音声や効果音などを調節するエンジニアのことを言い、主な作業はテレビ番組や映画の映像の音声の調整をしたり、アーティストのミュージックビデオにCMなどの音声の調整をします。
雑音を取り除いたり、効果音の挿入などもMAミキサーの仕事です。
機材が扱えることや、音の編集ができること、他のエンジニアの方と連帯をとるために、コミュニケーションが取れることなどが求められます。
下記の記事では「クリエイターとデザイナーの違い」について詳しく解説しています。
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未経験からクリエイターになるには?
未経験からクリエイターになるには、なりたい業種にもよりますが、大体の場合は専門学校に行くか、飛び込んでみるかの二択になります。
知識があり、必要ソフトが扱えるのなら、急に面接を受けて飛び込む方法もいいかもしれませんが、興味があるだけで知識などを持ち合わせていない場合は専門学校に行く方がいいです。
クリエイターにオススメの専門学校2選
先ほども記載した通り、金銭的に余裕があるのなら、専門学校に行くことで得られるものは豊富にあります。
実戦経験や必要な知識、更には学校にさえあれば機材に触れる機会さえ与えられ、着実にステップアップすることができます。
そういった意味でも専門学校に行くことは、かなり有意義だと思われます。
ここでは、アミューズメント総合学院と代々木アニメーション学院についてご紹介したいと思います❗️
では、どうぞ。
アミューズメントメディア総合学院
エンタメに特化した専門学校で、東京と大阪に拠点を構えており、「AMG」の名称で親しまれています。
ゲーム、CG、アニメ、漫画、小説、ノベルズ、声優といった、娯楽に関わる人を応援するために1993年に設立されました。
この専門学校は、目指せる職業が多いのが大きな魅力で、在学中のデビューが目指せることや、通わずとも週に1回~3回までの中から選んで学ぶという方法もあるので、本業を優先しながら目指せるためすごくオススメです✨
興味のある方はぜひ、無料の資料請求をしてみてください!
下記の記事では「アミューズメントメディア総合学院」について詳しく解説しています。
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代々木アニメーション学院
アニメやエンタメの専門学校で、日本に初めてできたアニメーションスクールです。
その歴史は40年とかなり長く、選べる学科とコースが多いことが特徴です。
高校の卒業認定の得られる高等部、社会人でも通えるように夜間コース、本業をしながら通うことのできる週1コースなど学び方は様で、そこに魅力が詰まっていますよね✨
興味のある方はぜひ、無料の資料請求をしてみてください!
下記の記事では「代々木アニメーション学院」について詳しく解説しています。
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クリエイターに求められる資質とは?
クリエイターに求められることは多く、その業種によっても異なります。
ここでは、どのクリエイターにも比較的に求められやすい、コミュニケーション能力、情報収集能力、英語力にスポットをあててご紹介いたします!
では、どうぞ。
コミュニケーション能力
この能力はどの業種、業界を選んでも求められる能力です。
何かを作り上げる際に他のクリエイターの方と協力し、意思の疎通や意図を汲み取ることは必須になります。
そういった時に、円滑に進めるにはコミュニケーション能力が鍵になるということです。
情報収集能力
今は何が流行っているのか、どういうものの需要が高いのか、など、日々アンテナを張り続ける必要があります。
供給が出来れば需要も増えますので、そういったユーザーのニーズに合わせた企画が想像でき、開発と販売が出来れば、話題作にもなれますので、重要な能力の一つです。
英語力
現在のゲーム市場というのは、海外まで伸びていっており、そのニーズに合わせたゲームを作るためにも、グローバル言語である英語が理解できた方がいいです。
扱うソフトによっては、英語で説明書きなどがされている場合もあるので、英語の理解が出来れば円滑に作業を進めることができます。
様々な種類のクリエイター職に向いている人とは?
クリエイターになるための、性格の向き不向きというのは、どうしても生じてしまいます。
ここでは、どういった人が向いているのかについてご紹介いたします。
では、どうぞ❗️
流行に敏感な人
クリエイターというのは、流行を生み出し続ける仕事ですので、アンテナを張り続ける必要があるというのは、この行動が苦にならず日常的に行える人の方が向いています。
行動力のある人
何事において行動は早いほうがいいです!
専門学校に通うのも、飛び込みで学ぶのも、どちらにせよ時間がかかり、技術面や知識は経験を積むことで身についていきます。
行動力があれば、思い立ったことをすぐに実行できるため、時間を有効活用することもできます。
スケジュール管理能力のある人
どういった職業についても、納期というのはつきものです。
特にクリエイター職は、依頼者との修正を重ねて創り上げていく仕事ですので、その打合せや修正に掛かる日時なども考慮して、スケジュールを組む必要があります。
スケジュール管理を怠ってしまい遅延してしまうと、損害賠償を請求されることもあるため、時間にルーズな人は訓練をしておくといいかもしれませんね✨
クリエイター職の魅力とやりがいとは?
クリエイター職の魅力というのは、たくさんの方と協力し何かを作り上げる喜びにあります。
制作するにおいて掛かる期間というのはかなり長く、早くても数ヶ月、長ければ年単位でかかると言われています。
長い期間、修正を繰り返しながら何か一つのものを作り上げるというのは、気力と体力をかなり要します。
そうして苦労して作り上げたものが世に出るというのは、達成感のかなり高いことですよね❗️
クリエイターのキャリアパスとは?
クリエイターに求められるスキルについては、先ほども記載しましたが、そういったスキルは就職してからも学ぶことができます。
基本的には独学での勉強が中心にはなりますが、わからないことがあれば、先輩に聞くことができますので、苦手なことでもスキルアップしていくことができます✨
クリエイターにおすすめの資格は?
クリエイターになるためには資格は必要ありませんが、オススメの資格というのは多くあります。
資格やスキルの他にも、クリエイターになるためには権利関係についても知っておいた方がいいです。
下記の本はそんなクリエーターの権利や著作権について勉強ができる一冊です❗️
この本を読めば、難しい権利関係について分かりやすく書かれていますので、トラブルに巻き込まれることも減らすことができます。
CGクリエイター検定
CGの制作や映像制作の基本をはじめとする、スキルの証明になる民間検定の一つで、このCGクリエイター検定はゲーム業界で役に立ち、資格を持っていると、就職や転職などで優遇されやすくなります。
勉強するには、公式から出ている下記の問題集がオススメです!
ウェブデザイン技能検定
この資格はWebデザイナーの国家資格の一つで、ウェブデザインを取り扱う業種で持っていると優遇されやすく、自分がこういうスキルを持っているという分かりやすい証明にもなりますので、所持しているだけでもかなりメリットがあります。
下記の書籍は実際に出題された問題の解答はもちろんのこと、解説も収録された一冊になります!
色彩検定
色に関する基礎から、応用までもを勉強ができる資格の一つで、服飾の業界やデザインの業界、他にもゲームのパッケージ制作など、幅広く役に立つ資格の一つです。
資格は持っているだけで優遇されますので、下記の書籍を有効活用して資格を取ってみてはいかがでしょうか!
女性が活躍できるクリエイター職の種類は?
クリエイター職に性別はあまり関係ありませんが、しいて言うならデザイナーなどが女性に向いていると思われます。
女性は色やデザインについての感性がとても豊かですし、もとより色や配置などを考えるのが好きな人も多のではないのでしょうか!
クリエイターの平均年収
年収というのは業界や、クリエイターの職種によって異なります。
2015年の情報ではありますが、
- Webデザイナー|340万円
- グラフィックデザイナー、イラストレーター|330万円
- クリエイティブディレクター、アートディレクター|467万円
- 映像エディター|336万円
- 工業デザイナー|452万円
- イベント、芸能関連|376万円
となっていて、サラリーマンの平均的な年収よりは高いです。
体力や精神力がかなり求められるうえに時間のかかるクリエイター職という面でみれば、少し割に合わないと感じる方も多いようです。
しかし、それをカバーするほどの福利厚生の良さや、やりがいの高さがクリエイター職の魅力的な要因の一つです✨
その他様々な種類のクリエイターに関するQ&A
クリエーターという言葉は、ゲーム内でも使われる言葉なため、ビジネス以外でも耳にすることがあります。
ここでは、ビジネスの面以外でも活躍している、クリエイターの方についてご紹介いたします!
インスタグラムのクリエイターアカウントとは?
インスタグラムやTwitterといったSNSを通して活躍しているクリエイターの方は、たくさんいらっしゃいます。
インスタグラムは特に画像の投稿がメインのSNSですので、そういった場に自身の作品を乗せることで、多くの人に視覚を使って訴えかけることができます。
あつ森の島クリエイターって何?
みなさんは、あつまれどうぶつの森というゲームを知っていますか?
このゲームには、島クリエイターという機能があり、この機能を使うことで、好きな場所に池や川をほれたり、島自体の地形を変えてしまうこともできます。
この機能を通してクリエイトを楽しむことが出来たり、クリエイターの方が力を発揮したりもしています?
クリエイターが作るレゴとは?
たまにおもちゃ屋さんなどでレゴで作られた大きなキャラクターなどの作品を見かけることがありますよね。
そういった作品というのは、クリエイターの方が制作していたりします。
一見、誰でも作れそうといった印象を受けるかもしれませんが、そんなことはなく時間を掛けてクリエイターの方がじっくりと作り上げている作品の一つなのです✨
クリエイターの種類についてのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは、クリエイターの業種についてお話しいたしました!
- クリエイターの仕事はやることが多い!
- 種類は40種にも及ぶ
- 地道にいくなら専門学校に通う方がいい
- 金銭的に余裕がないなら飛び込みもあり
- 通うなら「アミューズメントメディア総合学院」と「代々木アニメーション学院」がオススメ!
- 「コミュニケーション能力」「情報収集能力」「英語力」が求められやすい
- 資格は持っていなくてもいいが持っていれば優遇されやすい
- 年収はサラリーマンの平均年収よりも高い
- ビジネス以外にも活躍しているクリエイターは多い
クリエイター職というのは、多くの人が手を取り合って何か一つのものを作りあげていく仕事です。
そのたくさんの方のおかげで受けられる恩恵を、忘れずに感謝して過ごしていければいいですね?