ゲーミングPCには標準搭載されることも多いSSD。
しかしSSDがゲーミングPCにおいて、具体的になぜ重要なのか知らないという方も多いのではないでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは、そんなSSDについて以下の内容をご紹介していきます。
- ゲーミングPCにおけるSSDの役割
- ゲーミングPCで使われているストレージの種類
- ゲーミングPCのストレージおすすめ構成
- ゲーミングPCにおすすめのSSD
- ゲーム時に必要なデータ容量の目安
- ゲーム以外に必要なデータ容量の目安
また記事の最後では、ゲーミングPCがストレージ不足に陥った際の対処法についても詳しくご紹介しています。
ゲーミングPCに入っているSSDの役割とは?
ゲーミングPCに標準搭載されることも多いSSDは、HDD(ハードディスクドライブ)などと同じ、PCのデータを保存するストレージという役割を持っています。
ただデータを保存するためのパーツであれば、ゲームにそれほど関係がないように思えますが、実はストレージの性能はゲームの読み込み速度にも大きく関わってきます?
一般的なストレージであるHDDと比べ、SSDはデータの読み込み速度が高速となっており、ゲームの起動時間・ロード時間を大きく短縮することが可能です。
また消費電力の少なさ・故障のリスクの少なさといった魅力もあり、こうした面から現在SSDは多くのゲーミングPCに搭載されています✨
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ゲーミングPCで使われているストレージの種類
ここからはゲーミングPCに使用されている各種ストレージの種類について簡単にご紹介していきます❗️
HDD
HDDは2016年頃まで第一線で活躍していた、標準的なPCストレージです。
HDDは価格に対して容量が大きく、SSDと比較してコストパフォーマンスに優れているという大きなメリットがあります。
しかしデータ読み込み速度が遅く、故障のリスクが高いなど耐久性の面でも一歩劣るデメリットがある点に注意が必要です?
またSSDと比較して駆動時の動作音がうるさいという点にも注意しましょう。
SSD(SATA)
SSD(SATA)は高速なデータ転送速度を特徴としたPCストレージです。
HDDと比較してデータ転送速度に優れており、また耐久性・静音性に優れているというメリットも持っています。
こちらはHDDと比較して、容量に対する価格が高くなるという点に注意が必要です?
SSD(M.2)
SSD(M.2)は、SATA方式のSSDから更にデータ転送速度を高速にしたPCストレージです。
SATA方式のSSDを超える圧倒的なデータ転送速度を誇っており、また耐久性・静音性にも優れるなど非常に優れたスペックを持っています。
こちらは性能に優れている分、現在価格が非常に高額となっている点に注意しましょう?
また動作時に発熱しやすいというデメリットもあり、ゲーミングPCに搭載する際は熱対策にも注意を払うことが大切です。
ゲーミングPCはSSD+HDDがオススメ
ここからはゲーミングPCに搭載するストレージのおすすめ構成をご紹介していきます❗️
M.2 SSD+大容量SATA SSD
「M.2 SSD+大容量SATA SSD」というストレージ構成は、データ転送速度だけを追求した非常に贅沢な構成です。
高性能なSSDを2基搭載したこちらの構成であれば、最新グラフィックの重いゲームであっても、ストレスのない高速なロード時間を実現できます✨
その分価格は非常に高額となっているため注意しましょう。
一般的なゲーミングPCの構成として、こうしたSSD2基構成は殆ど存在しないため、BTOパソコンならカスタマイズで対応するか、もしくはご自身で増設する形となります。
M.2SSD+HDD
「M.2SSD+HDD」はSSDの2基構成に次いで、高速なデータ転送速度を実現できるストレージ構成です?
現在ハイクラスのゲーミングPCの構成として一般的に採用されており、価格もそれほどかからず、快適なゲームプレイを可能にしてくれます。
どんなゲームをプレイしていても、ストレスなくプレイできる構成にしたいという方は、こちらを検討していきましょう。
SATA SSD+HDD
「SATA SSD+HDD」は価格を抑えつつ、SSDを使用した快適なゲームプレイを楽しみたい方にぴったりのストレージ構成です。
M.2SSDの登場によって、現在SATA SSDはかなり価格が手頃になっており、リーズナブルな価格でこちらの構成を実現することができます。
一般的なゲームであれば、十分に快適なゲームプレイが可能となっており、SSDを使ったゲーム体験を試してみたい方はひとまずこちらの構成を検討していきましょう✨
HDDのみ
「HDDのみ」という構成は、一般的なビジネス用PCによく見られるストレージ構成です。
データ読み込み速度の点から、ゲーミングPCにこちらの構成が採用されることは少なくなっており、現在はあまりおすすめできない構成となっています。
ゲーミングPCで快適なゲームプレイを楽しみたいという方は、こちらの構成は避けるようにしていきましょう?
ゲーミングPCにおすすめのSSD
ゲーミングPCにおすすめのSSDを、いくつか簡単にご紹介していきます❗️
商品名 | 分類 | 読み込み速度 | 書き込み速度 | 容量 | 値段 |
Samsung 860 EVO | SATA SSD | 550MB/s | 520Mb/s | 1TB | 29,400円 |
ADATA XPG SX8200 Pro | M.2 SSD | 3500MB/s | 3000Mb/s | 512GB | 8,499円 |
SSD-PG1.0U3-B/NL | 外付けSSD | – | – | 1TB | 12,353円 |
Samsung 860 EVOは、価格とデータ転送速度のバランスに優れたSSDとなっています?
またADATA XPG SX8200 Proは、高価なモデルの多いM.2 SSDの中でも圧倒的な安さを誇っているモデルとなっており、コストパフォーマンスは最高です。
SSD-PG1.0U3-B/NLは信頼のある人気メーカー・BUFFALO製のSSDとなっており、安定感のある動作から人気が集まっています。
ゲーミングPC用のSSD選びに悩んでいる方は、こちらも参考に自分にあったSSDを選んでいきましょう。
ゲーミングPCで使われる主なデータ容量
ここからはゲーム・ゲーム以外で消費する主なデータ容量の目安を簡単にご紹介していきます❗️
主なゲームの容量
ゲームタイトル | データ容量 |
CoD:MW | 250GB |
MHW:IB | 100GB |
フォートナイト | 90GB |
Cyberpunk 2077 | 68GB |
FF14 | 60GB |
Apex Legends | 55GB |
フォールガイズ | 4GB |
有名ゲームタイトルの主なデータ容量の目安は上記の通りとなっています?
データ容量はゲームのアップデートなどによって更に追加されることもあるため、ストレージ容量は余裕をもった容量を用意しておくことが大切です。
ゲーム以外で主に使われる容量
OS・動画編集・画像編集で必要となるデータ保存容量についても、あわせて確認しておきましょう。
SSD・HDDの容量を確認する際は、Windows・MacといったOSにもデータ容量がいくらか割かれる点に注意が必要です?
OSはPCが動作するために必須のソフトウェアのため、SSDやHDDの保存容量を確認する際は、OSに消費されるデータ容量分を予め差し引いて考えることが大切です。
一般的に使用されている64bit版のWindows 10であれば、必要なデータ容量は32GBです。
またYoutube動画などは、30分程度の動画を一本作成するのに2GB以上必要とも言われ、さらに編集内容によっては30GBといった膨大なデータ容量を消費することもあります。
このためゲーム以外に動画編集や画像編集も行いたいと考えている方は、SSD・HDDの容量はできる限り余裕のある大容量のモデルを選択していきましょう。
SSDの交換は1TB級の大容量がオススメ
ゲーミングPCに新しくSSDを換装しようと考えている方は、1TB以上の大容量SSDへの交換がおすすめです。
SATA方式のSSDは、M.2 SSDの登場によって近年低価格化が進んでおり、1TBの大容量モデルであっても、かなり手頃な価格で購入することができます✨
ゲーム容量や動画容量は、年々肥大化し大きなものとなっており、ストレージの保存容量はこうした1TBといった十分な余裕のある大容量モデルを選択することが大切になっています。
ゲームだけでなく動画編集なども行う方は、容量に対するコスパの高い2TBなどの大容量SSDもおすすめです。
新しくSSDの換装を考えている方は、1TB以上の大容量SSDを選択していきましょう。
ゲーミングPCでストレージ不足になったときの対処
ここからはゲーミングPCを使っていて、ストレージ不足に陥ってしまった場合の対処法をご紹介していきます❗️
外付けストレージ
ストレージ不足に陥ってしまった場合のもっとも手軽な対処法が、「外付けストレージ」を使用する方法です?
外付けHDD・外付けSSDといったモデルを購入し、USBケーブルでPCに繋ぐだけでストレージ容量を後から追加することが可能です。
クラウドストレージ
ストレージ不足の解消には「クラウドストレージサービス」を活用するという対処法もあります。
クラウドストレージサービスは、月額課金を行うことでオンライン上にデータを保存しておくことができるサービスです。
クラウドストレージサービスには下記のようなものがあります?
- Google ドライブ
- Dropbox
- iCloud
- OneDrive
- Amazon Drive
こうしたクラウドストレージサービスを活用することでも、ストレージ不足の解消が可能です。
ストレージ増設
デスクトップ型のゲーミングPCを使用している方は、内蔵ストレージの増設もおすすめです。
こちらは自身でゲーミングPCの内部に新しくSSD・HDDを追加し、組み立てる方法となっています。
一般的なゲーミングPCの内部は、新しいSSD・HDDを追加することができるスペースが事前に用意されているため、こちらに追加のSSD・HDDを搭載していきます?
ゲーミングノートPCを使用している場合は、デスクトップPCのように簡単に追加のSSD・HDDを増設することは難しいため、手軽にストレージを増やせる外付けストレージの活用がおすすめです。
ゲーミングPCで活躍するなら専門学校!
ゲーミングPCでこれから活躍していきたいと考えている方は、総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジへの入学もおすすめです。
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジでは、ゲームクリエイターを目指す方に向けてゲーム開発に必要な専門知識・技術の指導を行っています?
ゲーム業界の多くの企業と連携を行っており、プロの現場へのインターンシップなどを通して実践的な経験を得ることが可能です。
ゲーミングPCを活用してゲーム業界で活躍していきたいと考えている方は、こうした総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジへの入学も検討していきましょう。
総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジでは、公式HPから無料の資料請求が行なえます。
興味のある方は、まずはこちらの無料の資料請求からチェックしていきましょう❗️
ゲーミングPCのSSDについてのまとめ
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲーミングPCに搭載されているSSDについて以下の内容を紹介していきました❗️
- SSDはゲームの読み込み速度に関わる重要パーツ
- ゲーミングPCに使われるストレージにはHDD・SSD(SATA)・SSD(M.2)などがある
- ゲーミングPCならSSD+HDDのストレージ構成がおすすめ
- ゲーミングPCにおすすめのSSDはSamsung 860 EVO・ADATA XPG SX8200 Proなど
- ゲームに必要な容量は4GB~250GB程度
- OS・動画編集・画像編集に必要な容量は2GB~30GB程度
- SSDへの交換なら1TB以上の大容量モデルがおすすめ
- ストレージ不足に陥った場合の対処法は外付けストレージの活用・クラウドストレージ・ストレージ増設など
- ゲーミングPCで活躍するなら総合学園ヒューマンアカデミー ゲームカレッジへの入学がおすすめ
SSDはゲームの起動時間・ロード時間の長さに大きく関わるパーツとなっており、ゲームを快適にプレイしたい方にとって非常に重要なパーツのひとつです。
ゲームをプレイしていて、ゲームの起動時間やロード時間が長いと感じている方は、この機会にSSDの追加を検討してみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介した内容が皆さまの参考になっていれば幸いです。