スペインの大手金融機関であるサンタンデール銀行(Banco Santander)が、米国証券取引委員会(SEC)へ提出した最新の13F報告書にて、現物ビットコインETFの保有を開示したことが明らかになりました。同行の2026年第2四半期(Q2)の報告書には、ブラックロック(BlackRock)が運用する最大規模の現物ビットコインETF「iShares Bitcoin Trust」のポジションが記載されています。伝統的な大手銀行が規制された金融商品を通じてビットコインへのエクスポージャーを得ている実態を示す事例として注目されています。
13F報告書で判明した保有内容と対象プロトコル
サンタンデール銀行が提出した2026年第2四半期の13F報告書(機関投資家が保有する上場株式などのポートフォリオを開示するSEC指定書類)により、同行が現物ビットコインETFに投資を行っていることが確認されました。
投資対象となっている「iShares Bitcoin Trust」は、大手資産運用会社ブラックロックが提供する現物投資型ビットコイン上場投資信託であり、現物ビットコインETFの中で最大級の規模を誇るプロトコルとして知られています。現物ビットコインETFは、暗号資産を直接保有・管理することなく、伝統的な証券口座を通じてビットコインの価格変動に連動した投資を行える金融商品とされています。
伝統的金融業界とWeb3市場の統合における重要性
今回のサンタンデール銀行による開示は、欧州の主要なメガバンクが米国の規制市場で提供されている暗号資産関連金融商品を組み入れている実態を示すものと言えます。
機関投資家や伝統的金融機関にとって、自社で暗号資産のカストディ(保管・管理)インフラを構築・運用するハードルは依然として存在します。そのため、SECに登録された現物ビットコインETFのような規制されたルートを活用してデジタル資産への投資機会を確保する手法が選ばれていると見られます。欧州の金融大手がブラックロックの現物ETFを選択した事実は、伝統的金融とWeb3市場の接点が確実に広がっていることを示唆しています。
ポイント
- スペインのサンタンデール銀行が、2026年第2四半期の13F報告書で現物ビットコインETFの保有を公式に開示しました。
- 保有対象は、資産規模で最大とされるブラックロックの現物ビットコインETF「iShares Bitcoin Trust」です。
- 13F報告書は米国証券取引委員会(SEC)に提出される四半期ごとの保有資産開示書類であり、機関投資家の動向を把握する指標とされています。
- 伝統的な大手銀行が自社のポートフォリオに現物ビットコインETFを組み入れている実態を示す事例として、業界内で注目されます。