世界最大の法人ビットコイン保有企業であるMicroStrategy(Strategy)が、2026年第2四半期に82億2000万ドルの純損失を計上したことが明らかになりました。損失の主な要因は同期間におけるビットコイン価格の下落ですが、同社は第2四半期中にビットコイン保有量を11パーセント増加させています。さらに、優先株式の拡大に対する投資家からの懸念を受け、2年分以上の配当支払いを賄える現金準備を構築して財務基盤を強化しました。価格下落局面においてもビットコインの蓄積とバランスシートの調整を並行して進める同社の動向は、Web3市場において注目されています。
ビットコイン価格下落による巨額損失の計上
MicroStrategyは2026年第2四半期決算において、82億2000万ドルの純損失を報告しました。この大幅な赤字は、期中に生じたビットコイン価格の下落に伴う評価損が大きく影響しています。2026年第2四半期末時点のビットコイン価格は、前年同期(2025年第2四半期末)と比較して40パーセント以上低い水準となっていました。同社は一般に、企業向けソフトウェア事業に加えて、ビットコインを自社の主要な財務準備資産として保有する代表的な企業とされています。
保有ポジションの拡大と財務リスクへの対応
業績上の巨額損失が提示された一方で、MicroStrategyは第2四半期を通じてビットコインの保有数量をさらに11パーセント増加させ、世界最大の法人保有者としてのポジションを拡大させました。一方で、発行する優先株式が増加していることに対し、投資家側からリスクや持続可能性に関する疑問の声が上がっていました。これに対して同社は、2年分を超える配当支払いを十分にカバーできる現金準備を構築したことを発表し、バランスシートの補強を進めていることを示しました。
ポイント
- ビットコイン価格の下落を受けて、MicroStrategyが2026年第2四半期に82億2000万ドルの純損失を計上した点で注目されます。
- 価格の下落傾向が続くなかでも、第2四半期中にビットコイン保有量を11パーセント増加させており、蓄積姿勢を維持している点が重要です。
- 優先株式の増加に対する投資家の疑問に対し、2年分以上の配当支払いをカバーする現金準備を確保して財務基盤を強化した点が評価されています。