テレグラムがアップルストアから一時消失、全地域で復旧と発表も原因は未公表

メッセージアプリの「テレグラム(Telegram)」が、アップルストア(Apple Store)の検索結果から世界規模で一時的に消失していたことが明らかになりました。既存のインストール済み端末では利用を継続できたものの、新規ダウンロードやアプリの更新が制限される事態となっていましたが、テレグラム側はすでに復旧したと発表しています。この報道を受けて関連する暗号資産(仮想通貨)GRAM(旧Toncoin)の価格が一時下落するなど、Web3業界にも影響が広がりました。

監修:ブロックチェーンマガジン編集部

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世界175地域で一時ダウンロード不可に

複数の海外メディアは8月4日、テレグラムがアップルストアから一時的に消失したと報じました。独立監視サービス「Apple Censorship」によると、テスト対象となった175地域のアップルストアすべてで利用不可が確認されており、特定の国や地域に限られた規制ではないと報告されています。

既存の端末ではそのままアプリの利用が可能でしたが、新規ダウンロードや更新ができない状態が続いていました。テレグラムはロイターの取材に対し「アップルストアで復旧した」と説明しており、間もなく全ユーザーが再び利用できるようになる見込みを示しています。ただし、消失にいたった詳細な経緯や原因については明らかにされておらず、アップル側も営業時間外であることを理由に取材時点でコメントを出していません。

暗号資産GRAMへの影響と背景にある懸念

テレグラムと関連性が深い暗号資産トークンGRAM(旧Toncoin)は、今回の削除報道を受けて短期的に下落したと報じられています。CoinMarketCapのデータによると、執筆時点での価格は1GRAMあたり約1.37ドルとなっています。

テレグラムがアップルストアから一時的に削除された事例は、2018年にも存在します。当時は不適切コンテンツを理由にアップル側が削除措置を行いましたが、テレグラム側の対策実施を経て復旧した経緯があります。

また、直近の動向として、ロシア連邦保安庁(FSB)が7月29日にテレグラム創業者のパベル・ドゥロフ氏をテロ支援容疑で刑事訴追し、国際指名手配したと発表しています。破壊工作やサイバー詐欺の準備に利用された投稿を同社が削除しなかった点が問題視されており、プラットフォーム管理や法的な懸念の観点からも動向が注目されています。

ポイント

  • 世界175地域のアップルストアでテレグラムが一時消失し、新規ダウンロードや更新が停止された点
  • 消失の原因は未公表であるものの、テレグラム側が復旧を発表し全ユーザー向けに再開される見込みとなった点
  • テレグラムと関連性の深い暗号資産GRAM(旧Toncoin)の価格が、配信停止の報道を受けて短期的に下落した点
  • 2018年の削除事例や創業者に対するロシアFSBの国際手配など、法的なリスクやコンテンツ管理体制が改めて浮き彫りとなった点
ブロックチェーン総研Blockchain Research Institute
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