ソラナがメインネットで目標スロット時間の短縮設定を有効化。8日間で400ミリ秒から300ミリ秒へ25%短縮

ソラナ(Solana)は、メインネットにおいて目標スロット時間を300ミリ秒(ms)へ短縮する設定を有効化しました。ソラナの公式Xアカウントが8月30日に明らかにしたもので、改善提案「SIMD-0525」に基づく4段階の短縮プロセスのうち第2段階が完了しました。これにより、目標スロット時間は8日間で従来の400msから25%短縮されています。スロット時間の短縮によってブロック生成の機会が増加し、ユーザーのトランザクション確認時間の短縮につながるとされています。

監修:ブロックチェーンマガジン編集部

株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイト編集方針をご覧ください。

4段階で200ミリ秒を目指す「SIMD-0525」の進捗

スロットとは、ソラナにおいてバリデーターがブロックを生成するために割り当てられる時間単位のことです。スロット時間が短くなることでブロック生成の機会が増え、利用者がトランザクションの確認を待つ時間を短縮することができます。

改善提案「SIMD-0525」では、目標スロット時間を従来の400msから最終目標となる200msへ一度に変更するのではなく、50msずつ4段階で引き下げる計画が採られています。各段階には個別の「フィーチャーゲート(feature gate)」が設けられており、異なるエポックで順番に有効化されます。

第1段階となる400msから350msへの短縮は8月22日までに有効化されており、今回の第2段階完了により300msへの設定移行が完了しました。ソラナが公開しているモニタリングページでは「4段階のうち2段階が稼働中」と表示されており、9月1日時点のソラナ公式エクスプローラーでは直近1時間の平均スロット時間が320ms前後で推移しています。今後は第3段階で250ms、第4段階で200msへの短縮が予定されています。

ネットワーク活動の活発化と利用拡大

ネットワークの高速化が進む中、ソラナ上の取引活動も活発化しています。暗号資産専門メディア「ザ・ブロック(The Block)」によると、8月27日時点におけるバリデーターによる投票を除いたトランザクション数は、7日間で過去最高となる1億9,100万件を記録しました。これは前年同期の8,800万件から2倍以上に増加した数値です。また、手数料収入の7日間平均についても3カ月前から80%以上増加していることが示されています。

ポイント

  • ソラナが改善提案「SIMD-0525」の第2段階を有効化し、目標スロット時間を400msから300msへと25%短縮しました。
  • スロット時間の短縮によりブロック生成機会が増加し、トランザクション確認の高速化が図られる点で注目されます。
  • 全4段階のプロセスのうち2段階が完了しており、今後は段階的に200msへの短縮が計画されています。
  • ネットワーク上では投票を除く7日間のトランザクション数が前年同期比2倍以上の1億9,100万件に達するなど、利用の活発化が進んでいます。
ブロックチェーン総研Blockchain Research Institute
数字とニュースでブロックチェーン産業を読む。8月中はすべてのレポートを無料で公開しています。
レポートを見る →