Facebookが「Meta」に社名を変更し、メタバース業界に1兆円を投資すると発表したのは、記憶に新しいのではないでしょうか。
メタバースとNFTがここ数年でバズり、急激に注目されています。
2022年のメタバースの市場規模は618億ドル(約8.4兆円)ですが、2030年までに1兆6,000億ドル上昇すると予測されていました。
様々な企業がメタバースとNFTに関心を持ち始めており、既にソフトバンク、ソニー、GUCCHI、adidasがメタバースの参入をしています。
メタバースとNFTに興味を持っている方も多いと思います。
今回Pacific Meta マガジンではメタバースとNFTの関係性や事例について解説していきます。
- メタバースとは?
- NFTとは?
- メタバースとNFTの関係性について
- NFTを活用したメタバースしたビジネスモデル
- メタバースとNFTを用いたゲームを2選紹介
- メタバースとNFTの事例を2選紹介
- メタバースとNFTの事例を大手企業から2選紹介
- メタバースとNFTを使ったエンターテイメントの新しい未来像
メタバースとNFTが融合することで広がる未来像や社会構造の変革についても見ていきましょう。
メタバースとは?
メタバースとは「超越(meta) + 宇宙(Universe)」を掛け合わせた意味です。
仮想空間の中で、アバターと呼ばれる分身を使用し、世界中のユーザーとコミュニケーションを取れるのがメタバースの大きな特徴ですね。
VRゴーグルを利用した仮想空間を狭義のメタバースに対し、パソコン上で操作する仮想空間を広義のメタバースと呼びます。
3D・2Dの仮想世界内にコミュニケーションできる空間を構築し、世界中の人々と遊べる次世代SNSと言えるでしょう。
既に、様々な企業でサービスが展開されており、「Decentraland」「The Sandbox」「フォートナイト」などは、代表的なメタバースに当たります。
メタバースの用途はゲームだけにとどまりません。
ビジネスでは、仮想世界の中で街を作って繁栄したり、一部の土地を借りて店を出店したりすることも可能です。
NFTとは?
NFTとは(Non Fungible Token)で代替え不可能なトークンを指し、分散型台帳のブロックチェーン上に記録される独自のデジタル資産です。
従来の技術ではctr+cのショートカットで簡単にデジタルデータがコピーでき、データが「本人のものである」という証明ができませんでした。
ブロックチェーンに記録された各NFTには、アドレスと呼ばれるコードを付加し、デジタルで証明書が発行されるため、一意性を保証できます。
偽造・コピーの類が難しく、ほぼできません。
仮想空間内のゲームアイテム、アート、音楽など、信頼性を担保でき、デジタル資産として価値が付くのです。
NFTとメタバースの相性がよく、メタバース上でNFT化されたアバター用の不動産を買ったり、ショッピングをしたり、ビジネスをしたりしてお金を稼げます。
デジタルアーティストのBeeple氏はNFTアート1つで6,900万ドルを売買しました。
ブロックチェーン技術を活用したアプリは、Web3.0の次世代インターネットとも呼ばれます。
デジタル世界における、メタバースとNFTの関係性について
こちらではメタバースとNFTの特徴について解説していきます。
- メタバースとNFTの関係性
- メタバースにおけるNFTの役割
- NFTを活用した新しいビジネスモデル
アバターがメタバース内でどのように利用されるかも見ていきましょう。
メタバースとNFTは関係ない?
EpicGamesのフォートナイトもメタバースなので、NFTがなくともメタバースが機能します。
メタバースとNFT、2つのシステムはほとんど関係性ありません。
2つの関係性はデジタル作品を活用していることです。
NFTはデータの一意性を証明できるため、収益化の仕組みを提供し、メタバースの成長促進に寄与しています。
メタバースとNFTが連携することで、ブロックチェーン技術を用いたイーサリアムなどの仮想通貨を利用して、NFT化されたデジタルアイテムを購入できます。
NFTがメタバース内でデジタル通貨・資産として機能し、メタバースがプレイヤーにデジタルアイテムを販売できるプラットフォームを提供している関係性と定義できるでしょう。
メタバースプラットフォームを利用することで、NFT不動産を購入して家賃を徴収したり、仮想の店舗を開いてビジネスをしたりできます。
依存関係はなくともメタバースとNFTは親和性が高く相性がよいのが大きな特徴です。
メタバースにおけるNFTの役割とは?
こちらではメタバース上におけるNFTの役割について解説していきます。
アバターをNFT化することができる
アバターとはバーチャル空間内でもう一人の自分を作りだせる分身です。
メタバースのプレイヤーは、アバターをNFT化することで、コミュニケーションを使って友達と喋ったり、アバターに服を着せ替えたりできます。
たとえば、家庭の事情で遠出をできない方も、メタバースを介しビジネスや旅行なども楽しめるでしょう✨
アバターの活用方法はアイデア次第。
- 在宅でバーチャル会議
- バーチャルショッピング店舗を開店しアバターに試着
- バーチャル観光で一緒に記念写真を撮る
- 異性のアバターや好みのアニメキャラを作る
- 非現実の世界を旅できる
- アバターをデザインして転売できる
理想のアバターにすることで対面でもコミュニケーションしやすくなるメリットもあります。
無限の可能性を秘めているのがアバターの魅力ですね。
アイテムの所有権証明になる
メタバース内でNFT化されたアイテムは所有権の証明になります。
たとえば、ゲーム内アイテムをNFT化することで、代替え不可能なトークンとなり、一意性が証明され、希少価値が高まるのです。
コピーされるとそれはもう一意の物ではありません。
デジタル証明はメタバース内でNFTを取引される際に活用されています。
- ゲーム内アイテムのデータ
- NFT不動産の証明
- クリエイターのロイヤリティ報酬
- デジタルファッション
- 健康診断のデータをNFT化し改ざんを防ぐ
- コミュニティの会員カード
ゲーム内のアイテムが運営発表により、10個しか発行されないとしましょう。
ブロックチェーン技術で、NFT化されたアイテムは10個であることが証明されているため、希少性が上がり、莫大なデジタル資産になる可能性があります。
NFT化されたデジタルアイテムはブロックチェーン技術により本物と証明されるのです。
NFTを活用したメタバースの新しいビジネスモデル
NFTを活用したメタバースの新しいビジネスモデルは大きく分けて以下の3点です。
- NFT化したアイテムの販売
- イベントを開催してコンテンツを販売
- 新しいコミュニケーションサービス
Zoomとメタバースコミュニティの違いも解説していきます。
メタバースでNFT化したアイテムの販売
NFT化されているアイテムは、メタバース内のマーケットプレイスで、NFTの売買ができます。
ETH、MATICなどの暗号通貨で出品・販売できます。
以下は取引されるNFTアイテムの一例です。
- ゲーム内の武器、防具
- アバターや強力なキャラクター
- アート、音楽、音楽、映像作品
- Land(不動産や土地)
AxieInfinityの例では、土地の一区画が888ETH(1億5,000万円)以上で、取引されことも話題に上がりました?
NFTは誰が所有したかデータが記録されます。
そのため、有名人が所有していた、新しいサービスが開始される、業績が向上する、仮想通貨取引所への上場が発表される場合に、価格が暴騰する傾向にあります。
NFTを販売するときのメリットとデメリットも見ていきましょう。
メリット | デメリット |
・無名のアーティストも参入できる ・デジタル資産としての証明ができる ・破損や紛失のリスクがない ・価格が上がると得をする ・店を出店するのに実店舗がいらない |
・初期の参入が難しい ・ガス代が高く上昇しやすい ・VRゴールが必要なパターンもある ・価格が下がりやすく、損をする確率が高い ・法整備が追い付いていない |
イベントを開催してコンテンツを販売
NFTを活用すると実店舗を用意する必要がありません。
メタバース内でイベントを開催してNFT化されたデジタルコンテンツを販売できます。
バーチャル空間を活用したマーケットでは、アバターを利用し、来場者とリアルタイムでコミュニケーションを取れます。
商談に成功することでお客さんをECサイトへ転移して商品の購入に結び付けられるのです。
実店舗から遠方行けないお客さんに対しては、できる限り本人に似せた3Dアバターを用意することで、試着してもらえるでしょう。
メタバースとイベントを活用した事例も多々あります。
たとえば、HIKKYが主催するバーチャルマーケットは、クリエイターや企業が出店しているバーチャルブースがあり、その場で様々な商品を試着、鑑賞し、購入ができる新時代の体験イベントです。
73社が参加し来場者100万人をこえる大盛況になり、世界最大のVRイベントとして、ギネスにも登録されました。
メタバースにおける新しいコミュニティと文化の形成
ただのバーチャル会議ならメタバースを活用せずともZoomだけで十分です。
しかし、メタバースであれば見た目や性別が関係ありません。
自分の好きなアバターで、好きなスペースを共有し、コミュニケーションを図れるため、日々のルッキズムから解放され、ストレスがなくなります。
仮想空間内で顔や性別を気にしないアバターの交流という、コミュニティ文化の多様化が形成されつつあるのです。
メタバースとZoomの違いは仮想空間を共有しアバターで複数人と同時にチャットができること。
つまり、同じ3D空間を共有している人とアバターを介して、軽い5感を使いコミュニケーションができるため、現実で話をしている感覚に近いのです。
コミュニケーション苦手な方も自信をもってトークでき、コミュニケーションが円滑化し、生産性の向上に寄与する大きなメリットがあります。
ただ、メタバースには、最新技術が使われている傾向が多く、世間の認識と理解があまり追い付いません。
操作が難しいので覚えるのにも導入するのにも時間が掛かるのがメタバースの大きなデメリットです。
デジタル時代のエンターテインメント:メタバースとNFTを用いたゲームの事例
こちらではメタバースとNFTを活用したゲーム2選を紹介していきます。
2選とも一度は聞いたことがある、有名なメタバースのゲームです。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)
The Sandboxは2021年3月にベータテストを開始したWeb3.0のメタバースです。
ブロックを組み合わせた作成された「ボクセルアート」スタイルのメタバース空間を提供しています。
レゴ風の世界観がNFT化されたイメージをするとよいでしょう。
プレイヤーはメタバースの仮想空間にLAND(土地)を購入することで、ゲーム、アイテム、キャラクター、アバターを作成し、ゲーム内のアクティビティにアクセスできます。
The Sandboxで使用されるアセットはほぼNFT化されており、メタマスクウォレットを介して、ゲーム内のマーケットプレスで売買が可能です。
たとえば、土地を貸し出して賃料で稼いだり、土地に店を出店してサービスを展開・商品を販売して稼いだり、アートを描いて出品したりでき、様々なマネタイズ方法が考えられるでしょう。
現在進行形で、「スクエア・エニックス」「エイベックス・テクノロジー」「SHIBUYA109」「adidas」など有名企業がThe Sandboxに続々参入中。
ソフトバンクグループが100億円出資したことでも話題になりましたね。
Decentraland(ディセントラランド)
Decentralandは2015年にプロジェクトを開始した、比較的歴史のあるWeb3.0のメタバースプラットフォームです。
MANAと呼ばれる独自の仮想通貨を利用し、仮想世界の中に経済圏を確立した、パイオニア的なゲームでしょう。
ダウンロード型とブラウザ型に分かれたプラットフォームで、始めるのに土地の購入は必要ありません。
メタマスクウォレットを用意し、無料でアバターを作成できます。
いわゆる、オキュラスリフトのような、VRヘッドセットを付けて、仮想世界を散策したり、イベントでNFTアートを鑑賞したり、他のプレイヤーとコミュニケーションを楽しんだりできます。
セカンドライフにVR機能を付けたメタバースをイメージするとよいでしょう。
The Sandboxのピクセルボックスの世界観と違い、リアルな3Dグラフィックのアバターを操作できます。
2022年の月間アクティブユーザー数は56,697人である運営が発表しました。
デジタル化するファッション業界:メタバースとNFTを融合した革新的な事例
メタバースとNFTの相性が良いのがファッション業界です。
アバター用の服を販売したり、抽選券として機能するNFTを販売したりと、企業がメタバースに参入しています。
アディダスやグッチなどはメタバースとNFTに参入している代表でしょう。
こちらではアディダスとグッチの事例について紹介していきます。
adidas(アディダス)
WEN? EARLY ACCESS MINTING STARTS NOW
First look of the collaborative NFT with @gmoneyNFT @punkscomic and @BoredApeYC
Good luck and #TracksuitUp pic.twitter.com/REYOSdRbNT
— adidas Originals (@adidasoriginals) December 17, 2021
adidas Originalsは2021年12月8月に「into Metaverse」をリリースし、NFT・メタバース業界に参入しました。
代表的なNFTの実例が、BAYC(Bored Ape Yacht Club)、gmoney、Punks ComicなどのブランドとコラボしたNFTです。
コラボして作成されたNFT1個の価格は0.2ETH(当時の金額で約87,000円)。
3万点のうち、29,620個が完売し、26億円を売上げました?
アディダスは他にもメタバース・NFTを活用したさまざまな事例があります。
- イベントに参加証明できるNFTバッジ「POP」を無料配布
- The Sandboxの土地区画に「adidasロゴの土地」が登場
- 限定スニーカーの抽選を得られたりするNFTを販売
- Decentralandが主催する「Metaverse Fushion Week」に参加
- メタバースで着用できるウェアラブルなデジタルファッションNFTの「バーチャルギア」を発表
ブランドファッションを上手に利用し、抽選権をNFT化するなど、メタバース・NFTを上手に活用している企業ですね。
GUCCI(グッチ)
2021年4月にグッチはイギリスのオークションハウス、クリスティーズ主催のオークション「プルーフ オブ サブランティ」にNFTコレクションを出品しました。
販売されたのはデジタルアニメーションをベースとした、コレクション作品の「Aria Collecion NFT」です。
開始価格は20万$(約2,100万円)で販売され、落札者は、暗号通貨のETHで取引されます。
また、収益の全額をユニセフの寄付に充てただけでなく、新型コロナワクチンが全世界に平等に届ける運動をしている国際共同組織、「コヴァックス(COVEX)」の支援にも充てられたようですね。
グッチはメタバースにも積極的に参入しています。
Robloxのメタバースプラットフォーム内に「GUCCI Town」なる常設施設もオープンしました。
ゲーム、展示会、カフェ、販売コーナーなどのアクティビティを設けており、グッチの世界観を詰め込んだ空間を演出しています。
The Sandbox内には、グッチ専用のLANDが設立されており、アクティビティを体験できるのです。
大手企業が挑む、新たなビジネスモデル:メタバース×NFTの事例紹介
日本の大手企業もメタバースとNFTを活用したビジネスに参入しています。
こちらでは「ソフトバンク」と「ソニー」の活用事例を見ていきましょう。
メタバースではどんな最新技術が使われているのかも事例からよくわかります。
ソフトバンク
ソフトバンクはメタバースとNFT業界に多額の出資をしており積極的に参入しています。
NFTを活用したサッカーゲーム「Sorare」には、5.32億$(約600億円)を支援しました。
現在4つのビジネスモデルを軸にメタバース事業を展開しているのが特徴ですね。
- 「ソフトバンクショップ in ZEPETO」:ソフトバンクのバーチャルショップ
- 「バーチャルPayPayドーム」:3Dのバーチャル空間内で試合観戦を楽しめる
- 「VR SQUARE」:アイドルやアーティストのライブを3Dバーチャル空間で観戦できる
- 「5G LAB in ZEP」:2Dアバターを操作して、サービス情報や最新ニュースを、メタバースホームページでチェックできる
ソフトバンクショップは、韓国のメタバースプラットフォームのZEPETO内に、日本初となるバーチャルショップを展開しました。
メタバース空間内で実店舗のソフトバンクと変わらない販売体験ができたり、実際の店員がアバター化してサービスを提供しています。
アバターを介してキャリア契約を結ぶことが可能で、利便性を向上した、新感覚なビジネスモデルです。
ソニー
ソニーもEpicGamesに1800億円出資しており、ゲームや音楽などエンタメ分野のメタバース事業に、力を入れている企業の1つです。
ITの親和性が強いソニーのメタバースは没入感を高める、様々なガジェット・企画も構想しているようですね。
以下はソニーがメタバース・NFTに力を入れている革新的な事例を紹介していきます。
- Play Station VR2の販売を発表
- モバイルキャプチャー「mocopi」を発売
- 最先端の「ReVers3:X(リバースクロス)」XRライブプロジェクトを発表
- 観光巡りを楽しめる音声ARアプリ、Locatoneを展開
- プロサッカークラブ「マンチェスター・シティ」と協議
ReVers3は最新技術を活用したアーティストのライブ演出を仮想空間内で楽しめるライブプロジェクトです。
数十台のカメラでさまざまな角度から実在の人物や建物を3Dデータに変換し、3D映像を高画質に映せる「ポリュメトリックキャプチャ技術」が採用されています。
空間内にはデジタルアーティストのアートも展示されるのも特徴ですね。
世界一売上を誇るゲーム事業、世界第二位の音楽事業、独立映画スタジオと高い技術力と豊富な事業基盤から繰り出される最先端技術は、大きな感動体験が得られるでしょう。
メタバースとNFTが実現する:新たなエンターテインメントの事例(オリジナル)
メタバースとNFTが活用されるとエンターテイメントの形態にどのような変革がもたらされるのでしょうか。
こちらでは現在の社会構造を一変させるような可能性について解説していきます。
NFTがメタバースの世界を変える
NFTとメタバースを融合させることでエンターテイメント業界がひっくり返るような変革をもたらすでしょう。
既にNFTは大きなマーケットへ変革しつつあります。
NFT化された不動産、アート、ゲーム、ファッションがメタバースと融合れすれば、ユーザー同士で取引できるのです。
たとえば、Play Station VR2やOculus riftのVRヘッドセットを使えば、働くことなく・動くことなく、メタバース内でNFTをやり取りし、資産を稼ぎ続けられるでしょう。
NFT業界では、ゲームをしながら稼ぐ、歩くだけ・寝てるだけ・学ぶだけで報酬を得る、X to Earnアプリの事例がポツポツと出始めています。
2021年に流行ったMove to EarnアプリのStepnは、レアな靴1足が50万円以上で取引されていました。
稼ぐ効率の良いレアなNFTはメタバースマーケットで販売し巨額な利益を獲得できます。
NFTとメタバースが融合すれば、働かないで遊ぶだけで、稼げる時代になり、働き方が多様化し、社会構造が大きく変化するでしょう。
メタバースとNFTが変革する社会の未来像
メタバースとNFTが変革する社会の未来像は無限大です。
パソコンからスマホに変わったように、デバイスがスマホからVRゴーグルに変化するでしょう。
モノ、カネ、サービスがNFTとなり、VRヘッドセットを通じてメタバース内に経済圏が構築され、国境を越え取引されるようになります。
他国へ支援するのにもNFTが使われている時代です。
また、現代の技術では1つのメタバースに、プラットフォームに依存したNFTしか存在できません。
将来的に1つのアバターが複数のメタバースを行き来でき、プラットフォームに依存せず、NFTを自由に移動できるようになります。
ネットワーク上で構築された巨大な経済圏ができるイメージです。
メタバースとNFTを活用すれば、わざわざ遠出して物を買わなくとも、VRデバイス1つでアバターを操作し、モノ、カネ、サービスを利用できる便利で豊かな社会の未来像が考えられます。
メタバースとNFTの関係性のまとめ
今回Pacific Meta マガジンではメタバースとNFTの関係性について解説してきました。
- メタバースが仮想空間内でコミュニケーションできる場所を提供し、NFTは収益化の仕組みを提供している関係性
- アバターは仮想空間で自分の分身を操作し、着せ替えやゲームを遊べる存在
- NFT化されたゲームやアート作品などデジタルデータをマーケットプレイスで売買できる
- メタバースを活用することで、アバターから接客、購入に結び付けられる
- The Sandboxはボクセルアートをコンセプトにしたメタバースを提供している
- DecentralandはVRヘッドセットを装着して3Dグラフィックの世界を探索できる
- NFTとメタバースが融合すれば遊んで、寝て、学んで稼げる時代が来る
メタバースは仮想空間のコミュニティ世界を作れる革新的な技術です。
よりメタバースの可能性を広げるのが、ブロックチェーン技術を使い、デジタルデータを資産化できるNFTの存在です。
このブロックチェーン技術とNFTはSF作家でさえ創作できなかったと言われています。
2つの技術を融合させることで、メタバースの仮想世界を通じて、遊んで稼ぐ、寝て稼ぐ、学んで稼ぐシステムが近いうちに浸透し、働き方も多様化するでしょう。
市場規模も大きく変動することが予測されるため、気になる方は今のうちに、メタバースとNFTの技術を習得しておくとよいでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。