分散型金融(DeFi)エコシステムの1inchは、13のブロックチェーンにまたがり「Aqua」流動性プロトコルを展開しました。このプロダクトにより、流動性提供者は自身のウォレット内に資産を保持したまま運用を行うことができます。資金を複数のプールに分散させることなく、1つの残高で複数のポジションを裏付けることが可能となります。資産の自己保管と柔軟な資金活用を両立させる取り組みとして注目されます。
ウォレット内での資産保持と複数ポジションの裏付け
Aquaプロトコルでは、流動性提供者が個別の流動性プールへ資金を移動させて預け入れる代わりに、自身のウォレット内で資産を管理し続ける構造が提供されます。
ユーザーは資本を異なるプールに分割して配置する必要がなく、単一の残高を活用して同時に複数のポジションをバックアップできます。これにより、流動性提供において課題となりやすい資金の断片化を防ぎ、1つの口座残高から効率的に流動性を供給できると見られます。
13チェーン対応による運用の拡張性
本プロトコルは、計13のブロックチェーンネットワークで展開されています。なお、1inchは複数の分散型取引所(DEX)の流動性を集約するアグリゲーターなどを提供するDeFiプロトコルとして知られています。
13のマルチチェーン環境において、ユーザーが自己保管を維持しながら共通の資産残高で流動性を提供できる環境が構築されたことは、DeFi領域における資金効率の向上に寄与する可能性があります。
ポイント
・1inchが13のブロックチェーンにわたりAqua流動性プロトコルを展開しました。
・流動性提供者は資産を外部プールに隔離せず、自身のウォレット内に保持したまま運用できます。
・単一の資金残高を使って複数のポジションを同時に裏付けることが可能です。
・異なるプールに資本を分割する必要がなく、資金効率と資産管理の安全性を両立できる点で注目されます。