暗号資産プロジェクトのWorld Libertyが、資金洗浄の疑いで捜査を受けている実業家から1億ドルを受け取っていたことがニューヨーク・タイムズの報道により判明しました。資金を提供した実業家のGuren “Bobby” Zhou(グレン・”ボビー”・ジョウ)氏は現時点で起訴されていないものの、イギリス当局により2026年7月下旬時点でも捜査が継続中とされています。暗号資産市場における大規模資金調達の透明性や、出資者に対するデューデリジェンス(適格性審査)の重要性を再認識させる出来事として注目されます。
1億ドルの資金流入とイギリス当局による捜査状況
ニューヨーク・タイムズの報道によると、暗号資産関連事業を手がけるWorld Libertyに対し、実業家のGuren “Bobby” Zhou氏から1億ドルの資金提供が行われました。Zhou氏は資金洗浄(マネーロンダリング)の疑いにより、イギリス当局の捜査対象となっている人物です。イギリス当局が同紙に明かした情報によると、2026年7月下旬の時点でも同氏に対する捜査は継続中とされています。なお、Zhou氏は現時点で正式に起訴されているわけではありません。
暗号資産市場とコンプライアンスへの影響
Web3業界および暗号資産市場において、大規模な資金調達を行うプロジェクトは投資家の資金源に対する厳格なスクリーニングが求められます。捜査対象となっている実業家からの巨額資金調達が発覚したことは、プロジェクト側のコンプライアンス(法令順守)体制や資金洗浄防止(AML)対策のあり方に影響を与える可能性があります。今後、規制当局による監視の目がいっそう厳しくなる可能性があるほか、暗号資産プロジェクト全体で出資者審査の厳格化が進むと見られます。
ポイント
- 暗号資産プロジェクトのWorld Libertyが、実業家のGuren “Bobby” Zhou氏から1億ドルを受け取ったとニューヨーク・タイムズが報じました。
- Zhou氏は資金洗浄の疑いでイギリス当局の捜査対象となっていますが、現時点で起訴はされていません。
- イギリス当局の確認によると、2026年7月下旬時点でも同氏への捜査は継続されています。
- 暗号資産プロジェクトにおける投資家審査の厳格化やコンプライアンス遵守の重要性を促す点で注目されます。