ドージコインは、柴犬のかわいいロゴが人気のミームコインです。
2013年にジョーク的に生まれた暗号資産ながら、コミュニティの盛り上がりやイーロン・マスク氏の言及で注目を集めました。
現在では国内取引所でも直接購入でき、多くの投資家が手軽に取引を始めています。
とはいえ、初めて暗号資産を扱う方にとって「どこで買えばいいのか」「操作は難しくないか」など不安もあるでしょう。
そこで本記事では、ドージコインの基礎知識や特徴、これまでの価格推移を整理し、国内取引所3選の紹介とCoincheckでの購入手順をわかりやすく解説します。
「楽天ウォレットやDMM Bitcoinで買えるのか」という疑問にも触れ、最後にはドージコインの今後の見通しをまとめました。
初心者でも安全かつ簡単にドージコインを買うためのポイントを網羅しています。
ぜひ参考にしてみてください。
ドージコインとは?
ドージコイン(Dogecoin)は、2013年末に誕生したミームコインです。
柴犬の顔をあしらったロゴが特徴で、当初は「インターネット上のジョーク通貨」として開発されました。
アメリカのエンジニア、ビリー・マーカス氏とジャクソン・パーマー氏が「ライトな仮想通貨を作ろう」という遊び心から始めたとされています。
しかしながら、コミュニティ主導の温かい支援によりドージコインは徐々に支持を拡大し、オンラインで投げ銭(チップ)に使われるなど独特の盛り上がりを見せます。
その後、SNSやメディアで取り上げられる機会が増え、大勢のファンや投資家を獲得しました。
特に2021年以降は、世界有数の実業家であるイーロン・マスク氏が繰り返し好意的な発言を行ったことで、急速に知名度を高めています。
近年は国内外の主要取引所にも上場し、ミームコインという枠を超えて時価総額トップクラスの暗号資産に成長しました。
とはいえ、誕生のきっかけがジョークであることも事実です。
その肩の力が抜けたような雰囲気が、かえって人々を惹きつける魅力のひとつと言えるでしょう。
そのようにして「柴犬アイコンの通貨」として多くの投資家に親しまれています。
ドージコインを購入できるおすすめ仮想通貨取引所3選
ドージコインを安全に購入するには、金融庁登録済みの国内取引所を利用するのが基本です。
ここでは、初めての方でも扱いやすい3つの取引所を紹介します。
Coincheck(コインチェック)
コインチェックは、アプリのダウンロード数が国内トップクラスの大手取引所です。
2023年頃からドージコインの取扱いを開始し、少額からでもDOGEを購入できます。
500円ほどあれば売買ができるため、投資に慣れていない初心者でも気軽に始めやすいでしょう。
運営会社はマネックスグループの子会社で、金融庁登録もしっかり行われています。
スマホアプリは操作性に優れており、入出金や売買の流れがわかりやすい点もメリットです。
また、国内大手の中ではサポート体制やセキュリティ対策が充実していると評判です。
ドージコインを含む複数の銘柄を扱うため、ほかの暗号資産との比較もしやすいでしょう。
初心者が安心して利用できる総合力の高い取引所です。
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GMOコイン
GMOコインは東証プライム上場企業のGMOインターネットグループが運営する取引所です。
会社としての信頼度が高く、多くの投資家から人気を集めています。
ドージコインについては、2022年以降に取扱いがスタートしており、販売所形式だけでなく取引所形式でも取引できます。
取引所形式ならスプレッドが比較的狭く、コストを抑えたい人に向いています。
また、スマホアプリのUIが見やすく作られているので、初心者もスムーズに操作できるでしょう。
銀行振込はもちろん、さまざまな入金手段があるため、忙しい方でも気軽に資金を用意しやすいです。
取扱銘柄の多さと安全性の高さで、着実にユーザーを増やしている取引所と言えます。
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bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットフライヤーは、長年にわたって国内取引高トップクラスを誇る老舗の暗号資産取引所です。
顧客資産の管理やセキュリティに力を入れており、ハッキング被害ゼロという実績をアピールしています。
2023年からドージコインの販売所を開設し、スマホアプリやウェブ上で簡単にDOGEを購入できるようになりました。
また、独自のウォレットサービスやクレジットカードとの連動など、利便性を高める取り組みにも積極的です。
初心者向けの「簡単売買」と、上級者向けの「bitFlyer Lightning」という2つの取引画面を提供しており、自分のレベルに応じて選択しやすい点が人気の理由です。
大手の安心感と幅広いサービスが特徴で、初めての方でも扱いやすいでしょう。
楽天ウォレットやDMM Bitcoinでドージコインは購入できる?
ドージコインの購入先として、楽天ウォレットやDMM Bitcoinを想定する方もいるでしょう。
しかし、2025年現在の情報では、両者ともドージコインには対応していません。
楽天ウォレットは主要なビットコインやイーサリアムなどを中心に取り扱っており、DOGEはラインナップに含まれていないのです。
また、DMM Bitcoinはかつてレバレッジ取引でDOGEを扱っていましたが、2024年末ごろに事業撤退を発表し、サービス終了に至りました。
そのため、同プラットフォーム上でドージコインを購入することは不可能です。
もし楽天ウォレットやDMM Bitcoinの口座を開設済みでも、ドージコインを買いたい場合は、前述のCoincheckなど別の取引所を利用しましょう。
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ドージコインの買い方・購入方法 (Coincheck)
それでは、実際にドージコインを買う手順を見ていきましょう。
ここでは、初心者から人気の高いCoincheckを例に解説します。
口座開設から日本円の入金、DOGEの購入方法までの一連の流れを理解すれば、他の取引所でも大まかな操作は同じです。
安心して初めのステップを踏んでみてください。
Coincheckの口座開設・本人確認方法
まずはCoincheck公式サイト、もしくはスマホアプリをダウンロードして新規登録します。
メールアドレスの登録後、パスワードを設定したら、本人確認の画面へ進みます。
本人確認では氏名・住所などの基本情報を入力し、運転免許証やマイナンバーカードを撮影してアップロードします。
書類に不備がなければ、通常は即日〜数日で承認され、晴れて取引を開始できます。
Coincheckは金融庁登録済みの事業者なので、KYC(本人確認)手続きが必須ですが、そのぶん安全性も確保されます。
口座開設後は、ログインや送金時の不正防止のためにも二段階認証を有効にしておきましょう。
これにより、セキュリティを一段と高められます。
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Coincheckへの日本円入金方法
口座が有効化されたら、日本円を入金して購入の準備をします。
Coincheckでは銀行振込、コンビニ入金、ペイジーによるクイック入金など複数の方法が選べます。
銀行振込の場合は、アプリから振込先の口座情報を確認し、自分の銀行口座から指定先へ送金すればOKです。
振込手数料は利用する銀行によりますが、入金が反映されるのは早ければ即時、遅くても翌営業日が目安です。
コンビニ入金やクイック入金は手数料がかかる場合があるので、なるべくコストを抑えたいなら銀行振込がおすすめです。
また、最低入金額は1,000円程度から可能なので、小額で試したい初心者でも始めやすいでしょう。
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Coincheckでのドージコイン購入手順
入金が完了したら、いよいよドージコインを購入します。
まず、Coincheckのアプリを開き「販売所」を選択。
銘柄一覧から「DOGE」をタップし、購入したい金額や数量を入力して「購入」ボタンを押すだけで取引は完了です。
画面上に表示されるレートで即時に約定する仕組みなので、初心者にもわかりやすいでしょう。
一方、パソコン版などでは「取引所」機能を使って指値(さしね)注文を出すこともできます。
こちらは自分が希望する価格で買いたいときに便利ですが、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
販売所から入るほうが簡単に操作できます。
購入したドージコインはCoincheckのウォレットに保管され、必要に応じて外部ウォレットへ送金も可能です。
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ドージコインの今後の見通し
ドージコインは、今後もインターネット文化と結びつきながら発展を続ける可能性があります。
イーロン・マスク氏など有力者の言動や、SNSを中心としたコミュニティの盛り上がりによって価格が大きく動く点は、引き続き大きな魅力でもありリスクでもあるでしょう。
実際、大手企業がDOGE決済を導入する事例が増えれば、より実用性が高まって価値向上に寄与するかもしれません。
一方で、ドージコインはミームコインであるがゆえに実需が限定され、投機的な価格変動を繰り返してきた歴史があります。
突然の暴騰・暴落に振り回されないよう、ポートフォリオの一部として小額で挑戦し、相場情報を細かくチェックすることが大切です。
また、他の新興ミームコインとの競合も活発化しているため、ドージコインが常に中心的存在である保証はありません。
とはいえ、コミュニティが長年育んできた熱量と世界的な知名度は無視できない強みです。
今後、技術開発がさらに進み、プルーフ・オブ・ステークの導入やウォレット機能の拡充などが実現すれば、ドージコインのユースケースが広がる可能性もあります。
投機性が高い一方で、長期的な成長にも期待が持てる独特の銘柄と言えるでしょう。
いずれにしても、暗号資産市場全体の状況や世界的なニュースによって価格が左右されやすい点は心得ておく必要があります。
定期的に情報を収集しながら、無理のない範囲で投資を続けることが肝心です。
ドージコインの今後の見通しについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
ぜひ、こちらもあわせてご覧ください。
ドージコインの基本情報
最後に、ドージコインに関する基本情報を紹介していきます。
ドージコインの特徴
ドージコインには、ほかの暗号資産とは異なる独特の強みがあります。
誕生時のライトな雰囲気とは裏腹に、ブロックチェーンの基盤は比較的安定しており、多くのユーザーが手軽に送金や決済に使えるよう配慮されています。
ここでは、代表的な3つの特徴を見てみましょう。
送金手数料の安さと高速な決済速度
ドージコインのブロック生成間隔は約1分と短く、ビットコインの10分よりも格段に速いです。
このため送金手数料が低めに抑えられ、ネットワーク混雑時でも比較的スムーズにトランザクションが処理されます。
かつてコミュニティでチップとして送り合われたのも、こうした低コスト・高速送金が理由です。
少額決済や募金に活用しやすく、初心者でも試しやすいのが魅力と言えます。
発行上限なしの大量供給による1コインあたりの低価格
ビットコインのように発行上限が決まっていない点も特徴です。
ドージコインはインフレ型で、定期的に新しいコインが生まれ供給量が増加します。
結果として1DOGEの価格は比較的安く、大量のコインを気軽に保有できるというメリットがあります。
一方、希少性が低い分だけ価格は上がりにくい側面もあり、長期投資の際には注意が必要です。
コミュニティの盛り上がりとミーム由来の話題性
ドージコインの始まりがミームコインということもあり、オンラインでのファンコミュニティが非常に活発です。
SNSの投稿やイベント企画が絶えず、世界的なニュースに乗じて大きく盛り上がる傾向があります。
とりわけイーロン・マスク氏のツイートは大きな影響力を持ち、発言ひとつで急騰・急落する場面もしばしば見られました。
こうした「ジョークと投資が混じり合う独特の文化」が、ドージコインらしさを象徴しています。
ドージコインのこれまでの価格変動とその背景

ドージコインは誕生した当初から「ジョークコイン」としての側面が注目を浴び、価格は長らく数円以下で推移していました。
しかし、SNSやコミュニティイベントの影響を受けながら徐々に取引量が増し、やがてメディアにも取り上げられるようになります。
ここでは時期ごとの価格変動と主な背景を見ていきましょう。
2013年〜2020年:誕生から徐々に認知度を獲得した時期
ドージコインは2013年末から翌年にかけ、コミュニティでの遊び感覚の投げ銭として利用されていました。
当時は「ほぼ無価値」とも言われるほど安値で、1枚あたり1円にも満たない日が続きます。
それでもコミュニティの支援活動が話題となり、じわじわと取引量を伸ばしました。
2017年末の暗号資産ブームではいったん価格が数円に上昇しますが、大型通貨ほどの伸びはなく、この時期はまだ大きく注目されていませんでした。
2021年:史上最高値を記録した爆発的な価格急騰
2021年は、ドージコインの名が一躍世界中に知れ渡った年でした。
年始時点では数円だったDOGEが、わずか数か月で70円前後まで高騰し、多くの投資家を驚かせます。
大きな要因は、SNSコミュニティと有名人の相乗効果でした。
Redditのユーザーたちが「ドージコインを盛り上げよう」と呼びかけ、イーロン・マスク氏がTwitterで何度も「DOGE」に言及。
さらに米人気番組「Saturday Night Live」でマスク氏がドージコインに触れた直前、価格はピークに達し、その後急落するドラマチックな展開となります。
こうした出来事をきっかけに、ドージコインは「ただのネタ」から「投資の対象」へと一気に注目度を高めました。
とはいえ、その値動きは非常に激しく、短期間で数倍にも膨れ上がる半面、大幅な下落も繰り返します。
投機的な勢いが強く表れた2021年は、ドージコインの歴史の中でも特筆すべき「バブル期」と言えるでしょう。
多くの投資家が利益を得た反面、最高値付近で買って損失を被った人も少なくありませんでした。
2022年〜2023年:急騰後の調整と安定化のフェーズ
2022年は、暗号資産市場全体が調整局面を迎え、ドージコインもピーク時から大幅な下落を経験しました。
一時は10円を割り込む水準まで落ち込み、多くのアルトコインと同様に価格低迷が続きます。
しかし、市場が落ち着きを取り戻すにつれ、ドージコインも数円〜十数円程度で小刻みに値を動かす安定期に入りました。
その後、2022年末にイーロン・マスク氏がTwitter社を買収すると、将来的なSNS連携やドージコイン活用を期待する声が高まり、一時的に価格が上昇します。
さらに2023年4月にはTwitterの鳥アイコンが柴犬に差し替えられ、ドージコインの話題が再燃。
短期間ながら価格が急騰し、市場参加者を驚かせました。
こうして2021年ほどの爆発力はないものの、要所要所で話題になるたびに相場が変動しているのがドージコインの特徴と言えます。
ドージコインの買い方についてまとめ
本記事では、ドージコインの基本情報から購入方法まで詳しく解説しました。
ポイントをまとめると以下のとおりです。
- ドージコインは2013年生まれのミームコインで、柴犬のロゴが特徴的な人気銘柄
- 送金手数料の安さと決済の速さ、発行上限なしの大量供給、コミュニティの盛り上がりが特徴
- 2021年に史上最高値を記録、その後は比較的安定した値動きで推移
- 国内ではCoincheck、bitFlyer、GMOコインなどの取引所で購入可能
- 楽天ウォレットやDMM Bitcoinではドージコインの取扱いがない
- 購入の基本手順は、取引所での口座開設→本人確認→日本円入金→ドージコイン購入
- 将来性は引き続きSNSの影響を受けやすく、小額分散投資が推奨される
ドージコインへの投資を検討する際は、その独特な特性を理解し、自分の投資目的やリスク許容度に合わせた判断が重要です。
特に「ミームコイン」という特性上、情報の変化や著名人の発言で相場が大きく動くことを念頭に置きましょう。
初心者の方は少額から始め、徐々に理解を深めながら取引経験を積むことをおすすめします。
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