NFTゲームを始めるには、ゲーム内で使うトークンやNFTを購入・管理するために、暗号資産取引所の口座が必要になる場合があります。
取引所を選ぶ際は、取扱銘柄や手数料だけでなく、日本国内で登録を受けた暗号資産交換業者かどうかを確認することが重要です。金融庁は、暗号資産交換業者は金融庁・財務局への登録が必要であり、利用時には登録事業者かどうかを確認するよう案内しています。
本記事では、金融庁・財務局の登録を受けた暗号資産交換業者のなかから、NFTゲームを始める際に候補になりやすい取引所を紹介します。取扱銘柄や手数料は変更されるため、利用前には各社の公式情報も確認してください。
主なポイント:
- NFTゲームで取引所が必要になる理由
- 金融庁登録済みの取引所を選ぶ重要性
- Coincheck、Binance Japan、GMOコイン、SBI VCトレードの特徴
- 取引所を選ぶ際の確認ポイント
NFTゲームを始めるなら暗号資産取引所が必要

NFTゲームでは、ゲーム内通貨やアイテムの購入に暗号資産を使う場合があります。ゲームによっては、取引所で暗号資産を購入し、ウォレットへ送金してからゲーム内で利用する流れになります。
すべてのNFTゲームで同じ暗号資産を使うわけではありません。プレイしたいゲームがどのトークンやチェーンに対応しているかを確認したうえで、必要な暗号資産を取り扱う取引所を選ぶ必要があります。
NFTゲームで使うトークンとは
NFTゲームで使われるトークンは、主にFTとNFTに分けられます。
FTは、代替可能トークンです。ゲーム内通貨や報酬、ガバナンストークンとして使われます。Axie InfinityのAXS、The SandboxのSAND、Ronin NetworkのRONなどが代表例です。
NFTは、非代替トークンです。ゲーム内のキャラクター、アイテム、土地など、一つひとつが固有のデジタル資産として扱われます。
NFT自体はゲーム内マーケットプレイスやNFTマーケットプレイスで取引されることがあります。ただし、NFTを購入するための暗号資産は、取引所で準備するケースが多くなります。
暗号資産取引所を選ぶポイント
NFTゲーム向けに取引所を選ぶ際は、次の点を確認しましょう。
- プレイしたいゲームで使うトークンを取り扱っているか
- 日本円の入出金方法が使いやすいか
- 取引手数料、送金手数料、スプレッドを確認できるか
- ウォレットや外部サービスへの送金に対応しているか
- セキュリティ体制や本人確認、2段階認証の仕組みが整っているか
- 日本語サポートや公式ヘルプが確認しやすいか
特に、NFTゲームでは購入した暗号資産を外部ウォレットへ送る場面があります。取扱銘柄だけでなく、送金対応の有無やネットワークの対応状況も確認しておくと安心です。
NFTゲームにおすすめの暗号資産取引所ランキング

NFTゲーム向けの取引所を選ぶ際は、取扱銘柄、NFT関連サービス、日本円入出金、手数料、使いやすさを総合的に見る必要があります。
ここでは、金融庁・財務局の登録を受けている暗号資産交換業者のなかから、NFTゲームを始める際に候補にしやすい取引所を紹介します。
Coincheck(コインチェック)

Coincheckは、NFTゲームを初めて触る人が候補にしやすい暗号資産取引所です。公式情報では、2026年6月時点で35種類の暗号資産を取り扱っています。
Coincheckの特徴は、暗号資産取引とNFT関連サービスを同じアカウントで使いやすい点です。Coincheck NFTでは、NFTの売買に対応しており、公式FAQではSAND、AXSなど複数の暗号資産をNFT売買に使用できる通貨として案内しています。
NFTゲーム向けには、次のような点が候補になります。
- 取扱暗号資産が多い
- Coincheck NFTを利用できる
- アプリの操作性がわかりやすい
- NFTや暗号資産の初心者向け情報が多い
一方で、NFTゲームによって必要なトークンやチェーンは異なります。利用前には、プレイしたいゲームで使うトークンがCoincheckで取引・送金できるかを確認してください。
Binance Japan(バイナンスジャパン)
Binance Japanは、Binanceグループの日本法人が運営する暗号資産取引所です。公式サイトでは、Binance Japan株式会社が「関東財務局長 第00031号」の暗号資産交換業者として表示されています。
NFTゲーム向けの観点では、取扱銘柄の幅と手数料体系が検討ポイントになります。Binanceの公式手数料ページでは、一般ユーザーの現物取引手数料がMaker 0.100%、Taker 0.100%と表示されています。
また、Binance Japanは2025年10月にPayPayと資本業務提携契約を締結しました。Binance Japanの公式発表では、PayPayがBinance Japanの株式40%を取得したとされています。
PayPayの公式発表では、2025年11月からBinance JapanとPayPayマネーの連携サービスが開始されています。販売所での暗号資産購入時にPayPayマネーを使えるほか、売却時の出金にも対応しています。
NFTゲーム向けには、次のような点が候補になります。
- 現物取引手数料を確認しやすい
- PayPayマネー連携で日本円の導線が増えている
- Binanceグループのサービス基盤を利用できる
- 取扱銘柄の幅を重視する人に向いている
ただし、Binanceグローバル版とBinance Japanでは、利用できるサービスや取扱銘柄が異なります。日本在住者は、国内登録を受けたBinance Japanの公式情報を確認して利用することが重要です。
GMOコイン

GMOコインは、GMOインターネットグループが運営する暗号資産取引所です。金融庁の暗号資産交換業者登録一覧では、GMOコイン株式会社は「関東財務局長 第00006号」の登録業者として掲載されています。
NFTゲーム向けでは、日本円入出金と暗号資産の送付に関する使いやすさが候補になります。GMOコインの公式情報では、日本円の即時入金が無料で利用でき、暗号資産の預入・送付手数料も無料と案内されています。
NFTゲーム向けには、次のような点が候補になります。
- 日本円の即時入金を利用しやすい
- 暗号資産の預入・送付手数料が無料
- GMOグループの金融サービス基盤がある
- 取引所、販売所、ステーキングなど複数サービスがある
NFTゲームでは、取引所から外部ウォレットへ暗号資産を送る場面があります。送付手数料を重視する場合、GMOコインは比較対象に入れやすい取引所です。
SBI VCトレード

SBI VCトレードは、SBIグループが運営する暗号資産取引所です。公式サイトでは、SBI VCトレード株式会社が「関東財務局長 第00011号」の暗号資産交換業者として表示されています。
SBI VCトレードの特徴は、SBIグループの金融サービス基盤と手数料面です。公式情報では、日本円の入出金手数料、暗号資産の受取・送付手数料が無料と案内されています。
NFTゲーム向けには、次のような点が候補になります。
- 日本円の入出金手数料が無料
- 暗号資産の受取・送付手数料が無料
- SBIグループのサービス基盤がある
- セキュリティや資産管理の説明を確認しやすい
ただし、取扱銘柄や外部ウォレットへの送付対応は、ゲームで使うトークンによって確認が必要です。プレイしたいNFTゲームに必要な暗号資産を扱っているか、公式サイトで確認してから利用しましょう。
NFTゲーム向け取引所はどう選ぶ?

NFTゲーム向けの取引所は、どれか一つを絶対的に選ぶものではありません。ゲームで使うトークン、取引頻度、送金の有無、日本円入出金のしやすさによって候補が変わります。
初心者でNFT関連サービスも一緒に確認したい場合は、Coincheckが候補になります。Coincheck NFTを使えるため、暗号資産取引とNFT取引の流れを同じサービス内で理解しやすい点があります。
取扱銘柄の幅や現物取引手数料を重視する場合は、Binance Japanが候補になります。PayPayマネー連携も始まっており、日本円との接続性も高まっています。
送金手数料や日本円入出金の使いやすさを重視する場合は、GMOコインやSBI VCトレードも比較対象になります。NFTゲームでは外部ウォレットへの送付が必要になることがあるため、送金対応と手数料は必ず確認しましょう。
金融庁登録済みの取引所を選ぶべき理由

暗号資産取引所を選ぶ際は、金融庁・財務局への登録を受けた暗号資産交換業者かどうかを確認する必要があります。
金融庁は、暗号資産交換業者は金融庁・財務局への登録が必要であり、登録事業者かどうかを確認するよう案内しています。また、暗号資産には価格変動リスクやサイバーセキュリティリスクがあるため、取引内容やリスクを理解することも求められます。
本記事では、金融庁・財務局の登録を受けた暗号資産交換業者のみを紹介しています。日本国内で登録を受けていない海外取引所は、日本在住者にとって利用上の法的・サポート面のリスクがあるため、紹介対象に含めていません。
NFTゲーム向け暗号資産取引所を選ぶ際の注意点

NFTゲーム向けに取引所を選ぶ際は、次の点に注意しましょう。
取扱トークンは変更される
暗号資産取引所の取扱銘柄は、上場や廃止によって変わることがあります。
記事内で紹介した取扱銘柄や手数料は、各社公式情報をもとにした2026年7月時点の内容です。実際に利用する前には、各取引所の公式サイトで最新情報を確認してください。
ゲーム側の対応チェーンも確認する
同じ暗号資産でも、対応するブロックチェーンネットワークが異なる場合があります。
送金ネットワークを間違えると、資産を失うおそれがあります。取引所からウォレットやゲームへ送る前に、ゲーム公式サイト、ウォレット、取引所の対応ネットワークを確認しましょう。
手数料は取引方法で変わる
取引所には、販売所と取引所の2つの形式があります。
販売所は操作しやすい一方で、売値と買値の差であるスプレッドが発生します。取引所形式では、Maker手数料やTaker手数料が設定される場合があります。
利用前には、購入時の手数料だけでなく、送金手数料、日本円の入出金手数料、スプレッドも確認しましょう。
セキュリティ設定を必ず行う
NFTゲームでは、取引所だけでなくウォレットも使うことがあります。
2段階認証、パスキー、送金先アドレスの確認、フィッシング対策は必ず行いましょう。ゲームやNFTマーケットプレイスを装った偽サイトもあるため、公式URLからアクセスすることが重要です。
NFTゲームにおすすめの暗号資産取引所まとめ
NFTゲームを始めるには、ゲームで使うトークンやNFTを購入・管理するために、暗号資産取引所を使う場合があります。
取引所を選ぶ際は、プレイしたいゲームのトークンに対応しているか、日本円の入出金が使いやすいか、外部ウォレットへの送金に対応しているかを確認しましょう。
Coincheckは、NFT関連サービスと取扱銘柄の多さを重視する人に向いています。Binance Japanは、取扱銘柄の幅や現物取引手数料、PayPayマネー連携を重視する人の候補になります。GMOコインとSBI VCトレードは、日本円入出金や暗号資産送付の手数料を重視する場合に比較しやすい取引所です。
暗号資産やNFTゲームを扱う際は、登録業者の利用、公式情報の確認、送金ネットワークの確認、セキュリティ設定が欠かせません。安全性と利便性のバランスを見ながら、自分の利用目的に合う取引所を選びましょう。
企業・団体がNFTゲームやブロックチェーン活用を検討する場合は、トークン設計、法規制、ウォレット管理、ユーザー導線をまとめて設計する必要があります。専門家の支援を受けることで、適法性とセキュリティを確認しながら導入を進めやすくなります。