スマートフォンの普及によって、大人から子供まで、誰でも場所を問わずゲームを楽しめる時代がやってきましたね。
これまで以上にゲーム業界への関心が集まる中、ゲームプログラマーになって自分でゲームを開発してみたいという方が増えてきているようです。
そんな中で「ゲームプログラマーの仕事内容は?」「ゲームプログラマーになるにはどうすればいいの?」といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
今回Pacific Metaマガジンでは、ゲーム業界に就職してゲームプログラマーとして活躍したいという方に向けて以下の内容をお伝えしていきます❗️
- ゲームプログラマーってどんな仕事?
- ゲームプログラマーになるための方法
- ゲームプログラマーになるための進路を比較
- ゲームプログラマーになるために必要なスキル・資格
- ゲームプログラマーになりたい人が今すぐにできること
- ゲームプログラマーについて詳しく解説
- ゲームプログラマーを目指すのにおススメの専門学校
ゲームプログラマーとは
ゲームプログラマーとはC言語などの開発言語を使い、ゲームの企画書・仕様書に合ったプログラムを組むクリエイターのことです。
プログラムを組んでゲームを実際に動作させるといったゲーム制作の基盤となる重要な役割を担っています。
ひとえにゲームプログラマーと言ってもシステムプログラマー・グラフィックプログラマー・サウンドプログラマー・ネットワークプログラマーなど細分化されており、自分の得意な分野を専門にして担当することが一般的です。
企画やアイデアがどれだけ優れていても、ゲームとして商品化することができなければ意味をなさないため、ゲーム制作現場において欠かすことのできない最も重要な職種と言えます。
ゲームプログラマーになるには
ゲームプログラマーになるために必須になる学歴や資格はありません。
しかし、全く知識のない状態での就職は難しく、C#・C++・JavaScriptといったプログラミング言語やUnity・UnrealEngine・Cocos2d-xなどのゲームエンジンへの理解が重要になってきます。
ではゲームのプログラミングに必要な知識を学ぶにはどうしたらいいのでしょうか?
未経験者がゲームプログラマーになるまでのルートは一般的に以下の3つに分けることができます。
- 独学でプログラミングを学ぶ
- 専門学校でプログラミングを学ぶ
- 大学でプログラミングを学ぶ
大学と専門学校を両方卒業していたり、大学卒業後に独学でプログラミングを勉強しなおす人もいます。
ここからはそれぞれの詳細についてご説明していきます。
独学で勉強する
大学や専門学校でプログラミングを学ぶことが一番の近道ですが、もちろん独学でプログラミングを学ぶことも可能です。
近年ではプログラミング学習をサポートする月額のオンライン学習サービスも増えてきており、以前よりは独学でプログラミングを学ぶ環境が整ってきたと言えるでしょう。
自分のペースで学習することができるため、仕事と両立することで収入を得ながらゲームプログラマーへの転職を目指すといったことも可能です。
もちろん、複雑なプログラミング言語を身に着けるには継続して学習し続けることが必須になり、決して楽な道という訳ではありません。
問題にぶつかってしまった際には自身で解決する必要も出てきます。
費用は教材とパソコンさえ用意すれば基本的に必要ありませんが、オンラインの学習サイトやスクールを利用する場合、月額で1,000円から3万円ほどでサービスを受けることもできます。
専門学校で学ぶ
ゲームプログラマーになるための専門的な知識を重点的に学ぶことができるのが専門学校です。
講師も専門的な知識を持っており、実際にゲーム制作の現場で働いている現役のゲームプログラマーから直に知識や技術を学ぶ機会もあるでしょう。
周囲も同じくゲーム業界を目指している生徒ばかりのため、モチベーションの維持も期待できますね。
授業内容がゲーム制作に特化している場合が多く、プログラマーに必要とされる数学や物理、英語などの一般的な学習は自身で行う必要があるかもしれません。
また就学期間も2年制の学校から4年制の学校まで多種多様で、自身のスタイルに合わせて学校を選択できる強みがあります。
費用面では2年制の学校で150万円前後、4年制の学校で350万前後が一般的のようです。
学校側がゲーム業界へ就職するためのノウハウを持っているため、就職の受け口が広いことも魅力のひとつですね。
大学で学ぶ
情報系の学部や学科のある大学でもプログラミングを学ぶことができます。
しかし、ゲーム制作だけを専門に学ぶことのできる大学はかなり少ないというのが現状です。
もっとも最近ではゲーム学科のある私立大学も増えてきているため、将来的には専門学校と変わらないレベルの学習ができるようになってくるでしょう。
基本的にはプログラミングの基礎的な部分を大学で学び、ゲーム制作に必要な専門的な部分は独学で身に着けることになるでしょう。
一方で数学や物理、英語などの一般的な科目を学ぶことができるのは、ゲームプログラマーに就職した後で有利に働く点になります。
費用面を考えると、4年制の私大では年間150万前後の学費が必要となり、費用が高いのが一番のネックとも言えます。
基本的にゲームプログラマーは学歴は問われませんが、一部大手のゲーム会社では大卒の採用枠が設けられている場合もあり、就職で有利になる可能性があることも覚えてきましょう。
ゲームプログラマーになる為の3つの進路を徹底比較!
ゲームプログラマーになるための大まかなルートを独学・専門学校・大学とご紹介しましたが、その内容は一長一短です。
費用面を見てみると、大学が最も高く、専門学校は大学よりも低めの学費で済むことが多いです。
独学は勉強方法によっては費用がほとんど必要になりません。
ご自身の経済状況によって進路を選択するとよいでしょう。
次に勉強期間ですが、大学は4年間、専門学校は2年から4年の間で学校を選択することになります。
一方で独学は自身の習得速度によって勉強期間も異なります。
大学や専門学校でカリキュラムをこなしているだけではゲーミングプログラマーを目指すのは難しいと考えた方がいいでしょう。
学校で得られる知識だけでなく、独学で自分に不足している分野の知識を学ぶことが後の助けになることを覚えておいてください。
独学 | 専門学校・短大 | 大学 | |
費用 | 学習サイト:月額1,000円~3万円 | 150万円~350万円 | 550万円~600万円 |
期間 | 無制限 | 2・3・4年制 | 4年制 |
メリット | 働きながら学ぶことができる | ゲーム制作に特化した学習をすることができる | 様々な分野の知識を得ることができる |
デメリット | 専門的な知識を得ることが難しく、継続が困難 | 一般的な分野の学習ができない | ゲームだけを専門的に学ぶことはできない |
ゲームプログラマーになるために必要なスキル・資格
ここからはゲームプログラマーを目指すにあたり持っておきたい資格・必要とされるスキルをご紹介します。
資格がなくてもゲームプログラマーになれる!
ゲームプログラマーになるために必須資格はありませんが、取っておくと有利になる資格についてご紹介します。
情報処理技術者試験
経済産業省が認定する情報処理関連の国家試験です。
全部で13の分野に分かれていますが、プログラマーにおすすめなのは基本情報技術者試験になります。
プログラミングに関する問題が出題され、主にプログラマー向けの能力認定試験といった位置付けです。
プログラミング言語の資格
プログラミング言語の資格の中でも押さえておきたいのが
- C言語プログラミング能力検定試験
- Javaプログラミング能力認定試験
の2つの資格です。
どちらもゲーム開発でよく使われる基本的なプログラミング言語であり、持っていれば就職の助けになるでしょう。
ゲームプログラマーになる為に必要なスキル
ゲームプログラマーには多くのスキルが求められますが、その中でも特に重要視されるものを4つご紹介します。
熱意
ゲームプログラマーにはゲーム作りへ情熱が求められます。
長い開発期間の中で試行錯誤を重ね、ゲームを目指した通りの形に完成させることは決して楽な仕事ではありません。
くじけずに最後まで取り組むための原動力になる重要な要素と言えます。
コミュニケーション能力
チームを組んで多くの人間が関わってくるゲーム制作にはコミュニケーション能力が必要とされます。
プログラマーもただコードを組んでいれば良いわけではなく、意見を出し合い円滑にプロジェクトを進めるためにも必須とされるスキルです。
高いプログラミング能力
ゲームプログラマーはプログラムを組むことが仕事なので、当然高いプログラミング能力が求められます。
ゲームの種類によって使用されるプログラミング言語が異なってくるため、将来自分が関わりたい分野を見据えたスキルの習得をおすすめします。
学力
英語や数学、物理などの学力もゲームプログラマ-には必要です。
現状、プログラミング技術の最新情報などはほぼ英語で発信されており、いち早く最新技術に対応するためにも英語は必須のスキルと言えます。
プログラミングには数学的な処理が必要になりますし、ゲーム内のオブジェクトの動きを制御するためには物理的な視点も必要です。
ゲームプログラマーになりたい人が今すぐできること
それではゲームプログラマーに就職するために今すぐ始めることのできる対策にはどんなことがあるのでしょうか?
いくつかご紹介しますので是非参考にしてみてください❗️
プログラミング言語を勉強してみる
プログラミングについて完全に未経験の方は、軽くプログラミング言語に触れてみることをお勧めします。
ネット上で無料で公開されている勉強サイトなどを利用すれば誰でも簡単にプログラミングの勉強を始めることができるので、まずは気軽に挑戦してみると良いでしょう。
就職に有利な資格を獲得する
すでにプログラミングの知識がある方は就職で武器になる資格の取得を目指してみるのもよいでしょう。
資格は必ず必要という訳ではありませんが、資格取得の勉強をすることはプログラミングの勉強にもつながるため、決して無駄にはなりません。
実際にゲームを作ってみる
ゲーム制作についてある程度の知識がある方は実際に簡単なゲームを作ってみるもおすすめです。
ゲーム作りを通して自分に足りない部分を確認できますし、作成したゲームをポートフォリオとして提出すれば就職で有利に働くこともあるでしょう。
英語の勉強をする
前述しましたが、英語の学力もゲームプログラマーにとって必要なスキルになります。
理想を言えば海外のゲームプログラミングの論文やネット上の議論を理解できるレベルの英語力が欲しいところですが、最初は基本的な英会話や文法が分かれば問題ないでしょう。
ゲームプログラマーについて詳しく解説!
ここからはゲームプログラマーについて詳しくご紹介していきます。
仕事内容
企画書や仕様書に沿ってプログラミングをすることが基本的な仕事になります。
プログラムが完成した後はデバックを行い、バグや欠陥を修正するのもプログラマーの大切な役割です。
やりがい
ゲームプログラマーのやりがいといえば、やはりゲームが完成した時の達成感でしょう。
1つのゲームを完成させるまでには膨大な時間と作業量が必要になり、次々に持ち上がる問題を解決していかなければいけません。
そういった困難を乗り切って自身が携わったゲームが完成した際には、何事にも代えがたい喜びを感じることができるはずです。
年収や月収
ゲームプログラマーの年収は平均で300万円から450万円ほどと言われています。
スキルの有無が評価に直結しているため、年収は自分のスキルや勤務先に大きく左右されます。
ソーシャルゲーム業界とコンシュマーゲーム業界ではソーシャルゲーム業界の方が年収が高い傾向にあるようです。
将来性
ゲーム業界の現状を鑑みるとゲームプログラマーは将来性があると考えることができます。
コンシュマーゲームの落ち込みが伝えられる一方で、スマートフォン向けのソーシャルゲーム市場は急成長を遂げており、ゲーム全体の市場規模は年々増加しています。
近年のeスポーツの盛り上がりもゲーム業界への注目を後押ししており、ゲームプログラマーの需要も今後ますます増えていくでしょう。
ゲームプログラマーになるなら専門学校
ゲームプログラマーとして就職したいのであれば専門学校に通い専門的な知識を学ぶことが最も近道であると言えます。
専門学校でゲーム制作について学ぶことを検討している方にお勧めなのが代々木アニメーション学院です。
ゲームプログラマーを目指すのであればゲーム学部のゲームプログラミング科が最適でしょう。
ゲームプログラミング科では2年間のカリキュラムの中で、現在ゲーム制作の現場で最も使用されている2大ゲームエンジンのUnity・Unreal Engineを使ったゲーム制作を学ぶことができます。
また、現役ゲームクリエイターから特別講義を受ける機会があることや、ゲーム関連企業との提携によるプログラマーデビューへの強力なバックアップも大きな魅力でしょう。
大学でのプログラミング学習と異なり、実際にゲーミングエンジンを使ったプログラミングを習得することで在学中により実践的な力を身に着けることができます。
2年制のため短期間で集中的にゲーム制作に必要な知識だけを学ぶことができ、費用面でも大学より大幅に抑えることが可能です。
本気でゲームプログラマーになりたいと考えている方は、まずは代々木アニメーション学院を検討してみてはいかがでしょうか❗️
ゲームプログラマーになるにはまとめ
今回Pacific Metaマガジンではゲームプログラマーを目指している方に向けて下記の内容をお伝えしてきました。
- ゲームプログラマーになるための進路は独学・専門学校・大学の3つのルートがあり、お勧めなのは専門学校。
- ゲームプログラマーになるためには資格よりもスキルが重要。
- ゲームプログラマーに就職するための助けになる勉強は誰でも簡単に始めることができる。
- ゲームプグラマーは大変な仕事だが、将来性もあり、やりがいを感じることのできる魅力的な仕事と言える。
いかがでしたでしょうか?
ゲームプログラマーになるために一番の近道は専門学校からの就職とお伝えしましたが、どのような環境であっても本人のやる気が一番重要であることは言うまでもありません。
ゲームプログラマーは学歴よりも実力を重視することが一般的なため、自分自身に一番合った環境で真剣に取り組めばどのルートからでも道は開けていると言えるでしょう。
この記事がゲームプログラマーを目指す皆さんにとって少しでもお手伝いになる部分があれば嬉しいです❗️