米国規制当局、暗号資産永久先物の国内取引へ道を開く

米国の主要なデリバティブ規制当局は、特定の条件を満たす場合、暗号資産の永久先物契約を米国内の登録プラットフォームで取引可能にする方針を示しました。永久先物はこれまでほぼ海外市場でのみ取引されていた人気のデリバティブ商品であり、今回の決定によって米国内(オンショア)での取引への道が開かれることになります。本決定は、米国の暗号資産デリバティブ市場における重要な進展として注目されています。

監修:ブロックチェーンマガジン編集部

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新たな指針の公表と個別審査の方針

米国の主要デリバティブ規制当局である米商品先物取引委員会(CFTC)のスタッフは、24時間365日の取引、清算、および決済に関するガイドラインを示すアドバイザリーを公表したとされています。このガイドラインは、登録企業が関連製品を立ち上げ、米国の法律を遵守することを支援することを目的としています。また、同当局はこれとは別にポリシー声明を発表し、永久先物の契約について個別に審査を行う方針を示したとされています。これにより、米国市場における永久先物取引の安全な導入とリスク軽減が図られると見られます。

永久先物(パーペチュアル・フューチャーズ)の特徴

永久先物(通称「パープ」)は、満期日(有効期限)が設定されていないデリバティブ契約の一種で、暗号資産業界を中心に広く普及した取引手法です。従来の先物取引のように期限ごとにポジションを乗り換える必要がなく、長期的にポジションを維持できる特徴があります。デリバティブ契約の中でも特に暗号資産は24時間365日の取引に適しているとされています。

米国企業によるサービス展開の動き

規制当局の動きに合わせ、米国内のプラットフォームにおける具体的なサービス展開も始まっています。予測市場を展開するKalshi Incは、CFTCの規制下にある自社プラットフォーム上で暗号資産永久先物を提供する承認を規制当局から得たとされています。同社は、規制上の審査を経て、12以上の暗号資産を対象とした永久先物のローンチを目指す方針を明らかにしたとされています。

ポイント

  • 米国の主要デリバティブ規制当局が、特定の条件を満たすことで暗号資産永久先物の国内取引を認める方針を示しました。
  • これまでほぼ海外市場に限定されていた人気デリバティブ商品が、米国内の登録プラットフォームで取引可能になります。
  • CFTCのスタッフは、24時間365日の取引や決済に関するガイドラインを公表し、個別契約についてはケースバイケースで審査する方針とされています。
  • 予測市場プラットフォームを運営するKalshi Incが、米国内で完全に規制された暗号資産永久先物の提供について承認を得たとされています。
  • この動きにより、米国内における暗号資産デリバティブの取引環境が整備され、市場の健全な発展やリスク管理の向上が期待されます。
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