2026年7月、グローバルにおけるステーブルコインの供給量が約3,097億ドルに達しました。Visaのオンチェーン分析によると、調整後取引ボリュームは過去12か月間で58%の増加を記録しています。従来の銀行営業時間外である週末であっても数十億ドル規模の取引が処理される利便性背景に、決済企業による既存金融製品へのステーブルコインの採用が進んでいます。本稿では、StripeによるBridgeの買収完了やXDCとの統合をはじめとする、決済インフラにおける最新の動向を解説します。
株式会社Pacific Metaが運営する編集チームです。ステーブルコイン、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン、NFTなどのトークン活用や、オンチェーン金融、AI×ブロックチェーン領域の事業開発・実装、暗号資産の基礎知識と国内取引所の使い方まで、ブロックチェーン事業の支援で得た知見をもとに記事の企画・執筆・監修を行っています。編集部や運営会社の詳細は公式サイトと編集方針をご覧ください。
ステーブルコインの市場拡大と取引 volumeの急増
2026年7月時点で、ステーブルコインの供給量は約3,097億ドルに達し、3,100億ドル規模に迫っています。Visaが提供するオンチェーンアナリティクスによれば、過去12か月における調整後の取引ボリュームは58%の増加を示しました。
ステーブルコインは、従来の金融機関の営業時間外である週末などにおいても、継続して数十億ドル規模の決済を処理することができます。このような年中無休で稼働する決済手段としての有用性が評価され、決済企業は自社の既存金融製品に対してステーブルコイン機能を順次追加し始めています。
決済インフラの統合と企業の取り組み
決済大手のStripe(ストライプ)は、ステーブルコイン決済のインフラを提供するBridge(ブリッジ)の買収を完了しました。あわせて、ブロックチェーンネットワークであるXDCが、Stripe傘下となったBridgeの統合を進めています。
こうした既存の決済インフラ企業とブロックチェーンプラットフォームによる技術統合は、従来の金融システムと暗号資産決済との境界を滑らかにし、オンチェーンでのリアルタイム決済や国際送金の効率化を推し進める要素になると見られます。
ポイント
- 2026年7月時点でステーブルコイン供給量が約3,097億ドルに達し、市場規模の確実な拡大が確認される点で注目されます。
- Visaの分析により過去12か月間で調整後取引ボリュームが58%増加しており、実用的な決済手段としての利用が定着しつつある点で重要です。
- 銀行営業時間外の週末でも数十億ドルが処理される利便性を理由に、決済各社が既存プロダクトへ組み込みを進めている点が挙げられます。
- StripeによるBridgeの買収完了およびXDCによるBridge統合など、主要プレイヤーによるインフラ整備が具体化している点で意義を持ちます。
