gumiの子会社であるgC LabsとSBIファイナンシャルサービシーズの合弁会社「SBI Crypto Fund」は、暗号資産運用ファンド「SBI Crypto Fund Ⅰ」の運営を8月1日より開始することを発表しました。本ファンドは大和証券グループ本社をはじめとする複数の投資家からの出資を受け、「共創型暗号資産運用ファンド」として始動します。国内での暗号資産ETFの解禁や投資信託への組入れを見据え、実際の運用データ蓄積と次世代金融商品の検討を進める取り組みとして注目されます。
ファンドの概要と運用戦略
本ファンドを運営するSBI Crypto Fundは、東証プライム上場企業であるgumiの子会社gC Labsと、SBIホールディングスの100%子会社であるSBIファイナンシャルサービシーズによって設立された合弁会社です。gumiとSBIホールディングスによる共同ファンドの組成は昨年11月に公表されており、今回の発表によって正式に始動する形となります。
ファンドの投資形態は匿名組合で、募集形式は私募となっています。ファンドの規模は30億円程度、存続期間は3年と設定されています。
運用方針としては、ビットコインをはじめとする主要アルトコインなどの上場暗号資産を中心に、ステーキング、リバランス、ヘッジ戦略を総合的に活用する計画です。運用を通じて、効率的かつ安全な暗号資産管理の実績を積み上げていくとされています。
ETF解禁を見据えた運用データの蓄積と共同研究
本ファンドの重要な目的の一つは、日本国内における暗号資産ETF(上場投資信託)の将来的な解禁を視野に入れ、実際の運用実績やデータを蓄積することです。
蓄積された運用データを活用し、伝統的な金融資産と暗号資産を最適に組み合わせた新たなポートフォリオ戦略の共同研究にも着手します。
さらに、リスクに対するリターンの効率性を示すシャープレシオの向上を目的として、投資信託などの既存の運用商品へ暗号資産を組み入れる可能性も検証されます。これにより、顧客の資産形成ニーズに対して安全かつ円滑に応える次世代金融商品の開発・検討が進められる見通しです。
ポイント
・gumi子会社とSBIファイナンシャルサービシーズの合弁会社が「SBI Crypto Fund Ⅰ」を8月1日から運営開始します。
・大和証券グループ本社を含む複数の投資家が出資する「共創型暗号資産運用ファンド」であり、ファンド規模は30億円程度、存続期間は3年です。
・ビットコインなどの主要アルトコインを中心に、ステーキングやリバランス、ヘッジ戦略を総合的に活用して運用を行います。
・将来的な暗号資産ETFの解禁や投資信託への暗号資産組入れを見据え、運用データの蓄積と新たなポートフォリオ戦略の共同研究を推進します。