イーサリアム財団発のEthSystemsが金融機関向けプライバシーインフラの構築へ

イーサリアム財団からスピンアウトしたスタートアップのEthSystemsが、銀行や金融機関を対象としたプライバシーインフラの構築に注力しています。同社は、従来の金融機関がパブリックブロックチェーン技術を採用するためには、取引やデータのプライバシー確保が不可欠であると捉えています。この取り組みは、金融分野におけるパブリックブロックチェーンの導入を進める上で重要な一歩になると見られています。

金融機関向けプライバシーインフラの開発展開

イーサリアム財団発のEthSystemsが金融機関向けプライバシーインフラの構築へ

EthSystemsは今月上旬にイーサリアム財団から独立した新興企業です。なお、イーサリアム財団はイーサリアムエコシステムの開発や研究を支援する組織とされています。同社は現在、銀行やその他の金融機関に向けたプライバシー基盤の構築を重点的に進めています。パブリックブロックチェーン(誰でも自由に参加や検証ができる分散型ネットワークとされています)の活用に関心を持つ金融機関に対し、高度な機密性を保持するためのインフラを提供することを目指していると見られます。

ブロックチェーン業界におけるプライバシー確保の重要性

金融機関がパブリックブロックチェーンを採用するにあたっては、プライバシーの保護が最大の鍵になるとEthSystemsは捉えています。機密情報や取引データの漏洩を防ぐインフラを構築することは、厳しい機密保持要件を持つ金融業界がパブリックブロックチェーンへ本格参入するための課題を解消する可能性があります。金融機関の参入が進むことで、パブリックブロックチェーンエコシステム全体における活用事例の拡大や普及につながる点でも注目されています。

ポイント

  • EthSystemsが今月上旬にイーサリアム財団からスピンアウトしたこと
  • 銀行や金融機関向けのプライバシーインフラ構築に注力していること
  • パブリックブロックチェーンへの銀行などの参入にはプライバシーの確保が鍵であると捉えている点
  • 厳格な機密保持が求められる金融機関のパブリックブロックチェーン活用を促進する可能性がある点

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用や、AI×ブロックチェーン領域における事業開発・実装に関する情報を発信する編集チームです。株式会社Pacific Metaが、グループ累計260社以上・41カ国以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

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