
Hyperliquid(ハイパーリキッド)において、RWA(現実資産)無期限先物の未決済建玉が過去最高を記録する一方で、ネイティブトークン「HYPE」の価値を裏付けるプロトコル収益が4四半期連続で減少していることが明らかになりました。この要因として、プラットフォーム取引高の半分を外部ビルダーに還元する手数料共有プログラムの存在が指摘されています。取引規模の拡大とトークンを裏付ける収益の間に乖離が生じている事例として注目されます。
未決済建玉の過去最高更新とプロトコル収益減少のギャップ
Hyperliquidでは、RWA(現実資産:株式やコモディティなど)の無期限先物(perps:満期のないデリバティブ取引)の取引が活発化しており、未決済建玉(open interest)が過去最高を更新しています。
しかしその一方で、ネイティブトークンであるHYPEの価値を裏付けるプラットフォーム収益は4四半期連続で減少を続けています。市場参加者の取引活動自体は非常に活発であるにもかかわらず、それが直接的なプロトコル収益に結びついていない状況となっています。
外部ビルダー向け手数料共有プログラムの影響
取引量の増加とプロトコル収益の減少というギャップの背景には、同プラットフォームが導入している手数料共有プログラム(fee-sharing program)の存在があるとされています。
このプログラムでは、プラットフォーム上の取引高の半分が外部のビルダー(アプリケーション開発者)へ還元・分配されます。外部開発者を惹きつけてエコシステムや取引活動を拡大させる効果がある反面、HYPEを支えるプロトコル自身の収益を圧迫する構造になっていると見られます。
ポイント
- HyperliquidのRWA無期限先物において未決済建玉が過去最高に達した一方で、プロトコル収益は4四半期連続で減少しています。
- 収益低下の背景には、プラットフォーム取引高の半数を外部ビルダーへ引き渡す手数料共有プログラムが存在します。
- 取引規模の拡大が必ずしもトークン(HYPE)を裏付ける直接的なプロトコル収益の増加につながらない課題を示す事例として注目されます。