オーストラリア金融当局がビットコインATM事業者Cryptolinkの登録を3ヶ月間停止

オーストラリアの金融監視機関は、暗号資産(仮想通貨)ATM事業者のCryptolinkに対し、事業者登録を3ヶ月間停止する命令を出しました。同社は基本的な報告義務を果たしていなかったことが理由とされています。同社は以前にも56,340ドルの罰金を科されており、現地での暗号資産ATMに対する監視の厳格化がより鮮明になっています。

監修:ブロックチェーン総研編集部

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登録停止決定の経緯と不履行の内容

オーストラリアの金融犯罪取締機関であるAUSTRAC(オーストラリア金融取引報告・分析センター)は、ビットコインATMを展開するCryptolinkの暗号資産サービスプロバイダー登録を3ヶ月間停止しました。発表によると、同社はしきい値を超える取引に関する適切な報告などの基本的な義務を怠り、当局からの情報提供要請にも応答しなかったとされています。

Cryptolinkはオーストラリア国内で96台の暗号資産ATMを運用していましたが、登録停止に伴い期間中はすべての端末をオフラインにする必要があります。同社は過去にもマネーロンダリングおよびテロ資金供与対策の不備を理由に56,340ドルの罰金を科されており、コンプライアンス体制の是正が認められなかった形となります。

暗号資産ATM規制と業界への影響

現金と暗号資産を直接交換できる暗号資産ATMは、マネーロンダリングや詐欺の資金洗浄に悪用されるリスクが高いチャネルとして各国の規制当局から注視されています。オーストラリアでは暗号資産タスクフォースを立ち上げ、ATM事業者への監督を強めていました。

基本的な報告義務の不履行による今回の営業停止措置は、事業者が法令順守体制を維持できない場合、ビジネスの存続自体が危ぶまれることを示しています。暗号資産を扱うWeb3関連企業にとって、各国の規制ガイドラインに応じた管理・報告体制の確立が不可欠であることを再認識させる事例と見られます。

ポイント

・オーストラリアの金融監視機関が、暗号資産ATM事業者Cryptolinkの登録を3ヶ月間停止し、端末の運用を禁止しました。

・同社は以前に56,340ドルの罰金を科されていたものの、基本的な取引報告義務を果たさず今回の厳罰に至りました。

・暗号資産ATMを介したマネーロンダリングリスクに対し、当局の取り締まりとコンプライアンス要求が大幅に高まっている点で注目されます。

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