
ビットコインマイニングプールのOCEAN(オーシャン)において、ユーザーの同意を得ずにハッシュレートを失敗したBIP-110マイノリティチェーンへ転送していた問題が発覚し、危機が拡大しています。影響を受けたマイナーは通常のマイニングを行っていると認識していたものの、約18時間にわたって別のフォークチェーン上でマイニングが行われていました。事態を重く見たビットコインマイナーからはOCEANの指導部の解任を求める声が上がっており、マイニングプールの信頼性やガバナンスが問われる事態となっています。
OCEANで指導部の解任要求が高まる経緯
ビットコインマイニングプールのOCEANは、物議を醸す対応を認めたことで深刻な危機を迎えています。同プールは、ユーザーから明確な同意を得ることなく、一部のハッシュレートを失敗に終わったBIP-110マイノリティチェーン(フォークチェーン)へ無断でリダイレクト(転送)していたことを明らかにしました。この発表を受けて、ビットコインマイナーの間ではOCEANの指導部(リーダーシップ)の解任を求める声が急速に高まっています。
約18時間に及んだ無断転送とマイナーへの影響
このハッシュレートの無断転送はおよそ18時間にわたって継続しました。影響を受けたマイナーたちは、その間自身がBIP-110非対応のStratum(マイニング通信プロトコル)テンプレートを使用していると信じてマイニングを行っていました。しかし実際には、マイナーのハードウェアは元のチェーンではなく、分離した別のフォーク上でブロックをマイニングさせられていた状態でした。
なお、BIP-110はビットコイン上のデータ処理に関する制限等を目的としたソフトフォーク提案とされています。マイナーの意図しない形でハッシュレートが分派チェーンのマイニングに利用されたことは、マイニングプール運営への不信感を招く可能性があると見られます。
ポイント
- マイニングプール「OCEAN」が、マイナーの同意なくハッシュレートを失敗したBIP-110フォークチェーンへ転送していたことを認めました。
- 影響を受けたマイナーは通常通りの運用と認識していたものの、約18時間にわたり別のフォーク上でハードウェアが動作していました。
- マイナーの意図と異なる採掘が行われたことで反発が強まり、指導部の解任要求にまで発展した点で、マイニングプールにおけるガバナンスと透明性の重要性を示す事例として注目されます。