Bitcoin Knotsによるネットワーク攻撃の主張に対しオンチェーンデータや業界有識者が否定

ビットコインのノードクライアントであるBitcoin Knotsが、ビットコインネットワークが攻撃を受けておりブロック生成が大幅に遅延しているとの警告を発しました。しかし、公開されているオンチェーンデータではメインネットワークが正常に稼働していることが示されており、この主張とは矛盾しています。元Ripple CTOのデヴィッド・シュワルツ氏をはじめとする有識者も、この警告が誤解を招くものであると強く批判しています。特定のノード実装におけるトラブルとネットワーク全体の健全性の違いが浮き彫りになった点で注目されます。

監修:ブロックチェーン総研編集部

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Bitcoin Knotsによる警告発令とオンチェーンデータによる否定

Bitcoin Knotsは、ビットコインネットワークが攻撃に晒されており、ブロックの生成速度が著しく低下していると主張しました。これに伴い、ユーザーに対して攻撃者による誤情報に注意し、ノードソフトウェアの変更を行わないよう呼びかけました。

しかし、公開されているチェーンデータを確認すると、ビットコインのメインネットワークでは平均して10分未満の間隔で正常にブロックが生成されているとされています。実際にはネットワーク全体で障害が発生しているわけではなく、メインチェーンは滞りなく稼働を続けていることが確認されています。

デヴィッド・シュワルツ氏の反応とBIP-110を巡る背景

このBitcoin Knotsの主張に対して、元Ripple(リップル)CTOであるデヴィッド・シュワルツ氏は否定的な見解を示しました。同氏は、十分な技術的知識を持たない読者に対して誤解を与える主張であると指摘し、事実とは異なると批判しています。

報道によると、ブロック生成が停止しているのはビットコインのメインチェーンではなく、Bitcoin Knots側が主導していた「BIP-110」と呼ばれるソフトフォーク(互換性を保ったルールの変更)のチェーンであるとされています。この提案は非金融データを排除する目的で進められたものの、マイナーからの支持を集めることができず、チェーンの進行が停止したとされています。今回の警告はメインネットワークへの攻撃ではなく、独自フォークの停滞に起因するものであるとみられています。

ポイント

  • Bitcoin Knotsがビットコインネットワークへの攻撃とブロック生成の遅延を主張しました。
  • 公開オンチェーンデータではメインチェーンが正常に稼働していることが確認されています。
  • 元Ripple CTOのデヴィッド・シュワルツ氏はこの警告を誤解を招くものと批判しました。
  • 実際にはKnots側が推進したBIP-110ソフトフォークのチェーンが停止している状態とされています。
  • ネットワーク全体のセキュリティ問題ではなく一部のノード実装側に起因する事象であることが明確になった点で注目されます。
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