サークル社がラップドビットコイン「cirBTC」をイーサリアム上で展開。発行残高は40 BTCにとどまる

サークル(Circle)社が手掛けるラップドビットコイン「cirBTC」が、イーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上で稼働を開始しています。しかし、現時点における発行残高は40 BTCにとどまっていることが明らかになりました。裏付け資産の管理はサークル・ナショナル・トラストが担い、ChainlinkのProof of Reserve等を通じてオンチェーンでの透明性が提供されています。

cirBTCの稼働状況と裏付け資産の管理体制

サークル社のラップドビットコインである「cirBTC」は、イーサリアム上で利用可能な状態となっています。一方で、現在市場に流通している発行残高(Outstanding)は40 BTCにとどまっています。

裏付けとなるビットコインの保管管理(カストディ)は、サークル・ナショナル・トラスト(Circle National Trust)が担当しています。また、資産の透明性を確保するため、公開されたビットコインアドレスおよびChainlink(チェーンリンク)のProof of Reserve(準備金証明機能)を通じて、オンチェーンで誰でも資産状況を確認できる仕組みが構築されています。

対応ネットワークの拡大計画

cirBTCはマルチチェーン展開が意識されており、今後はサークル社が手掛けるブロックチェーンとされる「Arc(アーク)」への対応が予定されています。ただし、現時点ではArcのサポートはまだ提供されておらず、今後の対応開始が待たれる状況となっています。

ポイント

  • サークル社のラップドビットコイン「cirBTC」がイーサリアム上で稼働を開始しており、新たな機関投資家向け担保資産等の選択肢として注目されます。
  • 現在の発行残高は40 BTCにとどまっており、初期の流通規模の拡大が今後の焦点となります。
  • 裏付け資産はサークル・ナショナル・トラストが保管し、ChainlinkのProof of Reserve等によりオンチェーンで高い透明性が確保されている点が特徴です。
  • 独自のネットワークとされる「Arc」への対応が今後予定されています。
ブロックチェーン総研Blockchain Research Institute
数字とニュースでブロックチェーン産業を読む。8月中はすべてのレポートを無料で公開しています。
レポートを見る →

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、ブロックチェーン領域を中心に、RWA(リアルワールドアセット)、セキュリティトークン(ST)、ステーブルコイン、NFTなどのトークン活用や、AI×ブロックチェーン領域における事業開発・実装に関する情報を発信する編集チームです。株式会社Pacific Metaが、グループ累計260社以上・41カ国以上のプロジェクトを支援してきた知見をもとに、記事の企画・監修を行っています。

ビジネスでの活用から個人の学びまで、ブロックチェーンやトークンに関する情報を、最新動向と実務でのナレッジを踏まえてわかりやすくお届けします。編集部や事業内容の詳細は、公式サイトをご覧ください。

ニュース
ブロックチェーンマガジン