大手暗号資産取引所Binanceが手がけるトークン化株式「bStocks」が、サービス開始から2か月未満で競合であるKrakenの「xStocks」を僅差で上回り、業界第2位のトークン化株式発行体に浮上しました。bStocksは暗号資産市場を通じて伝統的な株式の価格暴露(株式市場の価格変動の影響を受けるポジション)を提供するプロダクトであり、ローンチ直後から急速に規模を拡大させています。暗号資産取引所による現実資産(RWA)のトークン化事業において、市場シェアの構図が短期間で変化した事例として重要視されています。
サービス開始から2か月未満でKrakenの規模を突破
Binanceが展開するトークン化株式発行プロダクトであるbStocksは、提供開始から2か月経たないうちに顕著な成長を記録しました。これにより、同領域で先行していたKrakenの「xStocks」を僅差で追い抜き、トークン化株式(ブロックチェーン上で伝統的株式の価値を反映して発行されるデジタル資産)の発行体として第2位の規模に達しています。
トークン化株式の発行体市場では、既存の大手プロトコルや取引所が競い合う構造が続いていましたが、大手プラットフォームの顧客基盤を背景にしたbStocksの参入により、急速なポジションの入れ替わりが発生したと見られます。
トークン化株式市場における取引所間のシェア争い
トークン化株式は、暗号資産ユーザーが単一の取引所アカウントやウォレットから24時間体制で米株などの伝統的金融商品にアクセスすることを可能にする技術とされています。KrakenのxStocksをはじめとする先行サービスが存在するなか、Binanceが「bStocks」の提供を通じて短期間でシェアを獲得したことは、暗号資産ネイティブなユーザーによる実物資産市場への強い需要を示しています。
主要取引所がRWA(現実資産)領域への参入と機能拡張を強めるなかで、トークン化株式の発行・流通規模を巡る競争は今後さらに活発化する可能性があります。
ポイント
- Binanceのトークン化株式「bStocks」が、サービス開始から2か月未満でKrakenの「xStocks」の規模を追い抜きました。
- bStocksは僅差でxStocksを上回り、トークン化株式の発行体として業界第2位のポジションを獲得しました。
- 大手暗号資産取引所によるRWA(現実資産)のトークン化市場において、短期間で大きなシェア変動が起きた事例として注目されます。