データセンター事業などを手がけるIRENは、マイクロソフトとの97億ドル規模の契約に基づき、予定されている全4件のAIクラウド導入のうち最初の1件の納入を完了しました。同社は従来のビットコインマイニングからAIクラウド分野への事業転換を進めています。AIクラウドの容量目標として、2026年に480メガワット(MW)、2027年までに1.2ギガワット(GW)を掲げています。マイニング事業者が保有する電力インフラをAI計算基盤へと移行させる動きの進展を示す事例と見られます。
マイクロソフトとの大型契約に基づく初回のインフラ納入
IRENは、マイクロソフト(Microsoft)と締結した総額97億ドルの契約に基づき、計画されている4件のAIクラウド配備のうち最初の1件を納入しました。
同社は確保している大規模な電力インフラやデータセンター設備を活用してAIクラウド機能を提供しており、今回の納入は同契約の履行が初期段階を通過したことを示しています。
マイニングからの事業転換と中長期の電力容量目標
IRENは、ビットコインマイニング事業からのピボット(事業転換)を継続的に推進しています。
AI計算需要の拡大を背景に、同社はAIクラウドの電力容量目標を段階的に設定しています。具体的には、2026年に480MWの容量を目標とし、2027年には1.2GWに到達させる計画です。暗号資産のマイニング設備からAIインフラへと事業の軸足を移す取り組みが、具体的な数値計画とともに進められています。
ポイント
- IRENがマイクロソフトとの97億ドル規模の契約において、全4件中最初のAIクラウド導入を納入した点
- 従来のビットコインマイニングからAIクラウドインフラ事業への転換を継続して進めている点
- AIクラウド容量として、2026年に480MW、2027年に1.2GWを目指す具体的な目標を掲げている点